1万円前後の完全ワイヤレスイヤホン5種を試聴して音質比較してみたin2018
今やイヤホンといえばBluetoothの時代!
各社がこぞって新製品を出しているが、とはいえ価格と音質の釣り合いが取れているかどうかと言うと、例えばこれまで散々音質評価されまくってきた有線イヤホンよりも音質的には劣ってしまっているため、新しい指標を自分の中で作って評価しないといけない。
というわけで1万円前後の、「ん~??何だこのメーカー」っていうイヤホンを比較してみようと思います。
ちなみにですが、この記事では充電何時間持つとか防水性のがどうとかは一切書きませんので、それらが気になる方は製品のリンクページに飛んでください( ´∀`)
COWON CF2
まずは韓国のポータブルオーディオメーカーCOWONのBluetoothイヤホン、CF2です。
- タイトな低音
まず特徴的なのが非常にタイトな低音を響かせてくれること。
ロックでもポップスでも、ダンス系の音楽でもやっぱりバスドラがタムタム跳ねると、聞いていてノれるので私の好きな傾向です。耳全体に広がる感じがあって好ましかったです。ただ、音域バランス的に低音がすべてを支配しているというわけではいです。
- 高音は前に出てこない
一方、高域はあまり前に出てくるタイプではありませんでした。ハイハットなども、あくまでリズムを作る程度の感じ。きらびやかでよく伸びる高域、というわけでは全然ないです。
低音と比べて高音ではこのような傾向にあったため、全体的にドンシャリという印象は受けませんでした。これくらいのバランスが好きな人も多いと思います。
- コンパクトで軽量な筐体
公式サイトでも大きく取り上げられているのだけれど、このイヤホンは4gというめちゃくちゃ軽い仕様になっています。
耳にそのまま入れるものなのでやはり軽いというのは重要です。実際使ってみても耳に違和感がなく、装着感が良かったです。
加えて、装着感という点では非常に小さなイヤホンであることも特徴的です。
ともすれば耳全体を覆ってしまうイヤホンも存在する中、殆ど耳穴周辺にすっぽり収まってくれるコンパクトサイズは本当に使いやすい!!写真で見てもよくわからないと思いますが、実際これほど小さいのはユーザーからしてめちゃくちゃありがたい
nuforce free5
据え置きのDACやアンプなどにも定評があるnuforceのイヤホンです。オーディオメーカーとしての実力は十分だけれど、ことイヤホンになるとどうなるか!?
- そつのない丁寧な音
全体的に感じたのはそつのない丁寧な音であること。全域が良いバランスで出ていて、解像度の点でいえばCF2よりも上回っているような??価格帯としてはちょっと上になる分上品な音が出ていました。
- ズンズンとした低音
音域のバランスとしてはフラットですが、低域は印象としては沈み込むよな低音に感じました。バスドラもベースも沈み込んで、落ち着いた印象を受けました。という点で、派手さはないですが全体的に上品な音という感じですね。
- 筐体のデカさよ
でかいです。写真で見るよりもでかいです。特にCF2の後だと特に大きく感じる。
重量に関してはそれほど気にならないものの、やはりサイズが大きいぶん装着感が若干損なわれている印象をうけました。
M-SOUNDS MS-TW1
M-SOUNDSのイヤホンです。特徴としてはこれまでの製品よりも安価というところ。価格を極めてどこまで音質を攻められるか。
- 接続は一瞬
まず,この価格ですが接続に関しては一瞬だったのに驚きました。安価な製品ってケースから取り出しただけじゃ電源ついてくれなかったり、接続までに時間がかかったりするもんですがこいつは優秀でした。
- 音は。。。価格なり。。。
音質に関してはあまり特筆すべきことが。。。というか価格なりでした。
3000円程度の有線イヤホンと同等の音だったので、勿論これぐらいあれば十分って言う人には、機能の面からしても上等だと思います。本体もそんなに大きくないので装着感はいい感じです。
NURAL NT01
- 深い低音
低音自体はズンズン系、やはり深いイメージになりました。この価格帯になると低音でも上質な感じがして良いですね。
とはいえジャンルを選ばない音でもあると思います。
- 解像度はそこそこ
解像度で言ったらそこそこ、という程度でした。Bluetoothイヤホンの永遠のテーマとして優先に比べて解像度が劣ってしまうことが挙げられるのですが、この点に関しては有名メーカー(SONYやオーディオテクニカ)の方が実力を見せてくれますね。価格コム上位陣の中にありつつも、残念ながらNT01は解像度に関してはそこそこ、といった程度でした。
- 大きな筐体だけれど装着感は○
NT01はどちらかと言うと大きめの筐体ですが、公式サイトを観てもらえば分かる通り特殊な構造になっていて装着感はなかなか良いです。
大きな筐体ということはバッテリーなどの点で有利ということでもあるので、それに加えて装着感も備わっているのがBluetoothイヤホンとしてのベストの形かもしれません。
SONY WF-1000X
いわずとしれたBluetoothイヤホン界の王者
- 厚みのあるおと
価格帯としてもこれまで紹介してきたイヤホンより1~2ランクくらい上ですが、このレベルになると低音がどう、高音がどうとか以前に音の厚みが違います。非常に重厚でもあり、聞きやすい音。ポップスもロックもWF1000Xの色にしてくれます。っていうのはSONY製品全体の特徴なんだけれど、ともかく高級感がある。
- 解像度もある
現状、Bluetoothイヤホンの最高峰でもあるので解像度に関しては他のイヤホンよりもあります。もちろん有線の2万円の機種と比べたら比べ物にならないと言ってしまえるレベルですが。。。
- 装着感も良し
大きな筐体の割に装着感も良かったです。耳穴まわりがスッキリしているからですかね?接続も問題なく、使用に際してはやはり問題点もほぼなかったです。
まとめ
いかがだったでしょうか?スマートフォンがある限りイヤホンの需要は途切れないと思います。むしろこれからも様々なメーカーが参入してくるはず!Bluetoothイヤホン戦国期にはいろいろな特徴をもったイヤホンがありますねえ
私は買うならCOWOM CF2でしょうか?音質的にとても好みでした!皆さんの参考になれば幸いです!