本当に良い物を探して完全ワイヤレスイヤホン12機種 聴き比べ比較してみた
【注意!】
この記事ではめちゃくちゃ辛口にレビューしています。めちゃくちゃ貶します。良いものは褒め倒します!そんな完全私目線のレビューなのでご容赦ください!
新野です。2018年も年末に差し掛かりましたがいかがお過ごしでしょうか。私はイヤホンを買いました。
イヤホンを買いましたんですよ!完全ワイヤレスイヤホンを!
ワイヤレスイヤホンには現在市場にケーブルでつながってるものと、左右のユニットが独立している完全ワイヤレスイヤホンの2つに分けられているんだけど、なんと言っても今熱いのは完全ワイヤレスイヤホンの方なんだよね。
今回は完全ワイヤレスイヤホンを、イヤホン専門店で13機種聴き比べて来た私がそれぞれの機種のレビューをしてみようと思いますよ。
音質は勿論、普段遣いするのだから使い勝手や耳へのフィット感なども重要だよね。そういう実際に使ってみてわかったことも細かく書いてみようと思うよ。皆さんの参考になれば幸いです。
それでは早速、価格順に観ていきましょう!
- Anker zolo Liberty
- SOUL ST-xs
- M-sounds ms-tw2
- KONG-X hmc-k980
- cowon cf2
- sudio niva
- Yebo Air
- cocorode twki07
- Urbanista Tokyo True Wireless
- SONY WF-1000X
- jabra Eliet
- audio-technica ATH-CKR7TW
- まとめ
今回重視した項目は以下のの6項目になっています
- 専門店参考価格:
- イヤホンのサイズ:
- 接続速度:
- 連続再生時間:
- フィット感:
- 音質:
- 総評:
専門店参考価格は11/26時点での価格、サイズやフィット感は主観、連続再生時間はカタログスペックを記載します。
接続速度は、
iPhoneにペアリング→イヤホンの電源を切る→イヤホンの電源を入れる
という手順で再接続した際の速度です。
音質も主観です。ご容赦ください。
Anker zolo Liberty
- 専門店参考価格:8,000円
- サイズ:中
- 接続:ケースから取り出すだけで、まあまあ早い。
- 連続再生時間:3.5時間
- フィット感:割とフィットしやすい形状にはなっている。内側がラバー製のような感じで、耳に密着する素材になっているものの、耳の形状によってはしっくりハマらない。というか私はハマらなかった。
- 音質:解像度は価格なり。3000円クラスのワイヤレスイヤホンと同程度といっても過言ではない。安価なダイナミック型のイヤホンのそれと言っていい。音の傾向は中低音が厚いものの、これと言った特徴はない。
- 総評:モバイルバッテリー界隈で有名なAnkerのイヤホンということで気になってはいたが、蓋を開けてみたら安価なワイヤレスイヤホンの使い勝手を向上させただけの物って感じがする。勿論それは大事なんだけど、8000円まで出せるならもう少し奮発していい機種買えそう。上位機種のLberty+が、バッテリー切れで視聴できなかったのが残念だ。
SOUL ST-xs
- 専門店参考価格:8,700円
- イヤホンのサイズ:小
- 接続速度:取り出すだけで接続。速さは並。
- 連続再生時間:2.5時間
- フィット感:筐体が非常に小さいためフィットしやすい。ここは好感触。
- 音質:解像度ではあまり良い印象を受けなかった。あまり良くない感じ。低音にブーストがかかっている感じで、前述のLibertyが中低音が強いのに対してこちらはもう少し低いところが強くなっている。
- 総評:筐体の小ささが魅力の機種。そのせいで連続再生時間は多少短いが、ケースを持ち歩いて使うべきかな。ただし、解像度は別段良いとは感じなかったので音の傾向が気に入った人向けって感じ。バランスがいい音を求めるのならLibertyの方が良い。
M-sounds ms-tw2
- 専門店参考価格:9000円
- イヤホンのサイズ:小
- 接続速度:接続は早い
- 連続再生時間:3時間
- フィット感:筐体の小ささも相まってフィット感は良好。
- 音質:解像度は悪い。買おうとは思わないかなーってレベルといえばわかりやすいかな。音の傾向としてはバスドラにブーストがかかっていて、流行りって感じ。ただしそれと比べて高音はザラザラで存在感が殆ど無いので華やかさがない。
- 総評:音が悪ければ買う気にはならないよねっていうことを思い知らせてくれた。あと筐体のデザインも安物のtwsイヤホンっぽくて好きじゃない。もう少し頑張ってほしい
KONG-X hmc-k980
- 専門店参考価格:10,000円 ただし、セール価格でした
- イヤホンのサイズ:でかい。デザインした人表出てこい
- 接続速度:ケースから出しただけじゃ電源入らないタイプ
- 連続再生時間:5時間
- フィット感:デカさが相まって、すっぽりフィットとは言えない。しかし悪くはない。
- 音質:肝心なのは音質だ。何を隠そうこの機種は9月に発売したばかり、完全ワイヤレスイヤホンとしては初となるハイブリッド型のイヤホンだ。ハイブリッド型とは、一般的なイヤホンに使われるダイナミック型のドライバと、補聴器や繊細なイヤホンに使われるBA型のドライバを両方採用している機種のことだ。解像度はまあまあ良い。さすがハイブリッド型だ。派手な高音域と強すぎない低音で、ハイブリッド型らしい音と言える。良い質感のドンシャリといえば良いかな。とはいえあくまでワイヤレスにしては良いっていう感じで、高音域も安いBA型ってこんなんだよね~って感じの音だ。
- 総評:ハイブリッド型というだけあって、BA型のリアルな高音はさすが。しかも低音も強すぎないのが見た目に反してバランス良い。しかしごついデザインがネックになるか。こういうデザインが好きな人もいるので一概にNOとはいえないけれども、ケース含め男向けってデザインだ。中身は優秀な良いイヤホン。
cowon cf2
- 専門店参考価格:10,000円
- イヤホンのサイズ:小
- 接続速度:ケースから取り出すだけで電源はいる。接続早い
- 連続再生時間:3時間
- フィット感:小さい上に、内側がラバー製になっていてフィットしやすい。
- 音質:解像度はなかなか良い。低音はタムタムと跳ねる感じで、ちょっと強いかな。高音はあまり強くないので、ドンシャリと言うよりはドン。という感じ。厚みがあって響も良い音で、10,000円の大台をちゃんと突破できてる感じがする。
- 総評:個人的にはデザイン、フィット感、大きさ含めてだいぶ好きです。充電しているときはボタン部のライトがうっすら点灯してかわいい。女の子も使えるデザインなのが良いよね。音質も申し分なく、他人におすすめできるレベルではある。
sudio niva
- 専門店参考価格:12,400円
- イヤホンのサイズ:小
- 接続速度:ケースから取り出すだけじゃ電源はいらないタイプ。しかもちょっと遅めに感じた
- 連続再生時間:3.5時間
- フィット感:フィット感は普通。筐体の小ささがいいね
- 音質:解像度はなかなか良い。低音は強すぎないけどタムタムと跳ねるような感じが生きていて、なかなか良いバランス。高音も引っ込んでないのが素晴らしい。
- 総評:パステルカラーが可愛い優等生イヤホン。筐体も小さく、音質も良いので文句なしかと思いきや、イヤーピースの口径がでかく、付属以外のイヤーピースを受け付けない仕様になっている。とはいえ、別段イヤーピースにこだわらない人ならあまり気にならないだろう。カラーバリエーションにホワイトとピンクもあるので、是非ご覧じてください。
Yebo Air
- 専門店参考価格:14,000円
- イヤホンのサイズ:中
- 接続速度:ケースから取り出すだけじゃ電源はいらないタイプ
- 連続再生時間:3.5時間
- フィット感:まあまあ。マット素材で悪くない。
- 音質:解像度は並程度。値段を考えたらもう少しいい音ほしいな?低音ボコボコ出てきて、ギターの音が薄く感じられる。バランスもう少し考えてくれー。高音は、まあ出てるなーって感じ。
- 総評:びっくりするほどシンプルなデザインだが、音質で今一つの印象になってしまった。低音好きな人には良いかもしれないが、あまりにそれ以外の部分が私の好みと外れてしまった。まあ、これだけの価格を出せばもっといい機種に巡り会えるだろう。
cocorode twki07
- 専門店参考価格:14,800円
- イヤホンのサイズ:中程度小さくはない
- 接続速度:ケースから取り出すだけじゃ電源はいらない。しかも遅め?
- 連続再生時間:3.5時間
- フィット感:普通だが、ガイドが付いてるので着けやすい
- 音質:解像度はなかなか良く、音のバランスも良い。ギターもリアルな音が聞き取りやすく出ていて好感触。ちょっとボーカルが抑えられてる感じもしたが、まあ良いだろう。
- 総評:変わった形状のイヤホンだが、ここに来て結構好感触だった。接続条件があまり良くないと思いつつも、耳に入れやすく、音が良いのでそのへんをあまり考えたくない。そんなイヤホン。デザインが気に入ったら良いのでは。
Urbanista Tokyo True Wireless
- 専門店参考価格:16,000円
- イヤホンのサイズ:結構大きい。
- 接続速度:ケースから出しただけじゃ接続されないタイプ。しかも接続遅く感じた。
- 連続再生時間:3時間
- フィット感:サイズは大きいように感じたもののフィット感は良好。
- 音質:一聴してあまり解像度は高くないように感じる。あまり良くないドンシャリの典型例というか。ボーカルは前に出てこずバスドラがボコボコ鳴ってる感じ。
- 総評:eイヤホンでは16000円だけどAmazonでは20000円だった。:価格設定ミスってるなーって感じ。Tokyoとか名前が付いてるけどスウェーデンの企業だとか。コスパ悪い輸入品って以上の感想は持てなかった。
SONY WF-1000X
- 専門店参考価格:20,000円
- イヤホンのサイズ:大きい
- 接続速度:ケースから取り出すだけでペアリング。しかも素早い
- 連続再生時間:3時間
- フィット感:すっぽり耳に収まって非の打ち所がないな!
- 音質:正直言って、音質を考えればどう考えても現状の完全ワイヤレスイヤホンの中では最高峰と言っても過言ではない。SONYらしく現代的な音作りに鳴っていて、バランスが完璧だ。強すぎず弱すぎない低音と耳障りではない高音。おまけにノイズキャンセリングも搭載している。
- 総評:言ってしまえば大本命だ。国内外問わずこの価格でこれだけの性能を備えたイヤホンは存在しない。筐体は大きいがフィット感は良好。音質も申し分ない。しかも、特筆すべきは中古相場の値下がりだ。Amazonでは12000円程度で購入することも可能。これまでもこれからもトゥルーワイヤレスの王者と言えよう。
jabra Eliet
- 専門店参考価格:22500円
- イヤホンのサイズ:でかい
- 接続速度:うーん、早くもなく遅くもない
- 連続再生時間:5時間
- フィット感:デカすぎるしフィットもしない。あまりのデカさにケースにもすっぽり収まりづらい。
- 音質:あまりのフィット感の微妙さに音質を評価するのを諦めました。というか、付属以外のイヤーピースを受け付けず、試聴機のイヤーピースが私の耳に合わなかったのでろくに試聴できなかった。無念。
- 総評:eイヤホンの”スタッフが選ぶトゥルーワイヤレスイヤホン”で1位だったこのイヤホン、それまじ?大きさもさる事ながらケースにもすっぽりハマってくれなかったのはコメントしづらい。ちゃんと聞けば音質いいのかもしれないが、聞けなかったのだから仕方がない。
audio-technica ATH-CKR7TW
- 専門店参考価格:29,000円
- イヤホンのサイズ:まあまあでかい
- 接続速度:ケースから取り出すだけじゃ接続してくれないタイプのアレ
- 連続再生時間:6時間
- フィット感:あんまりフィットしない。そこそこ。
- 音質:やっとこさ登場したオーテクのトゥルーワイヤレス…!と期待したが、なんというか、これがBTの限界なのかなあって感じ。遅延大きい。解像度はそこそこで低音はあまり前に出ず、高音の再現性は良い。例えばWF-1000Xとは音質の傾向が違うので使い分けはできそうだ。とてもきれいな音でオーテクって感じ。
- 総評:オーテクは以前トゥルーワイヤレスイヤホン計画が発売前にポシャっているので、急ぎで出した機種って感じも否めなくはない。とはいえ音はきれいで、オーテクっぽさはある。あとやたら連続再生時間が長いことも特筆事項か。
まとめ
というわけで、今試聴できるイヤホンをアレヤコレヤと聞いてきました。あくまでどれも私の主観ですし、私の耳にフィットするか否かという基準も設けてしまったので参考になるかどうかわかりません(とはいえ、私の耳にフィットしなかったものをネットで買うのはリスクあるのかも??)。
しかし、トゥルーワイヤレスの業界は未だ成長し続けています。日夜新しい技術と、新しい中華企業が参入してきて業界はますます混迷を極めるでしょう。
そんななかでしっかりとした製品を開発してくれる企業も数あるのは事実です。
そんな数々の機種を私視点でまとめてみたので、ぜひともあなたの参考になれば幸いです。
ちなみに私はcowon cf2を購入しました。小さなハウジングにケースから取り出すだけの接続。音質も十分。価格もそこまで高くない、いい買い物だったと思います。
あなたもぜひとも自分だけのお気に入りを見つけてみては??