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アニおと!!見聞録~アニメと音楽の個人ブログ~

アニメと音楽に関する個人ブログです。アニメやAV機器のレビューをします。

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「劇場版 コードギアス 復活のルルーシュ」私なりの感想・考察 こういうので良いんだよ…。

劇場版 コードギアス 復活のルルーシュ見てきたぞ。みんなは見たかな?見てない人は先に見に行ってくれ!この記事ではネタバレをしまくるぞ。あと余談多めだぞ。

 

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ところで近年、私が好きなアニメがたびたびリバイバル制作されることが多い。エウレカセブンフリクリフルメタル・パニック…。いずれも00年代を代表する名作アニメだった。

それらの続編が10年以上の時を経て制作されるのは素晴らしいことだと思うが、完成度としては首を捻る出来栄えだった。

 

例えば劇場版エウレカセブンは、TV版の映像を使いまわし再構築した映像として三部作のうち1作目が公開され、賛否両論を得た。(そして2作目で手のひらを返した)

 

例えば劇場版フリクリは、OVAの監督であった鶴巻監督が離れ、6人もの監督の連名のもと出来上がった。

作品としては悪くなかったのだが、フリクリの続編と考えるとやはり鶴巻監督独特の空気感のようなものが薄まってしまっていた。

 

フルメタル・パニックIVはTV放送であったが、00年代当時の全盛期のGONZO京都アニメーションと比べ、4期を担当したXEBEC作画崩壊が目立った。ストーリーやキャラクターは相変わらず好きなため殊更残念であった。

 

00年代のアニメには、世間的には大きく取り上げられないからこその市場の狭さがあり、更にほとんどの制作がデジタルアニメで行われるようになったことから、各社とも発展途上の分野に対して力を注いでいた印象がある。

 

言うまでもなく現在のような大アニメブーム時代においては、市場が大きくなりはしたもののバブルと言うほど景気が良いわけでもない。

当然だが、ただアニメを作れば良いのではなく、なにかヒットさせるための要素を持ったアニメが人気を博している。

私は正直、その”ヒットさせる要素”として過去の作品のリバイバルが行われているだけなのではないかという訝しみも感じている。

 

で、今回見てきた劇場版コードギアス。これはマジで最高だった。

先述したような私の不安を取っ払い、完成度としては申し分ない出来。なにより、下手な小細工もなく純粋にTV版のスタッフが集まって作った完全新作というような内容であったので、当時の空気感がそのまま感じられた。

 

こういうのでいいんだよ…。と思った。

 

www.youtube.com

これは公開前のPV映像だ。映画見た後だとゾクゾクするな。私は生粋のネタバレ嫌いなのでPVすら一度も見ずに劇場へ行ったが、最後のキャスト紹介にもルルーシュの名前はなく、本当にルルーシュが復活するのかどうかすらわからなかった。

こういう、粋なことしてくれるのマジで最高だな。

 

本編の感想と言っても全部追いかけるのもあれなので要所要所私が好きなシーンを挙げる

「破ったな…!ルルーシュが残した平和を!」のシーン

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私が開始10分で泣きそうになったセリフ。

劇中ではまずルルーシュが去った後の世界の様子が見られた。カレンの「みんなー!久しぶりー!」というセリフが視聴者に向けられたセリフだということは言うまでもないだろう。

 

ルルーシュの死、彼の自分勝手な自己犠牲が生んだ世界の平和を皆が謳歌している姿にも来るものがあったけれど、それを何よりも大事にしていたのはスザクだったんだなと言うことが伝わるシーンだ。

 

後にルルーシュと二人で語るシーンが有ったが、「君(ルル)のいない世界は思っていたよりも孤独だった」というように、世界の平和を孤独に守っていたスザク。その心には、かつて自らの理想のために孤高に君臨していたルルーシュの姿が映っていたに違いない。

エモいな。

敵がギアスを使うシーン

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敵がギアスを使うことはこれまでもあったが、マオやシャルルなどギアス教団がバックに立っていることが分かる人物ばかりであった。

今回の敵はジルクスタンという小国だ。上の画像のクジャバットと、女王のシャムナがギアスユーザーだが誰から授かったものなのかは明らかにされていない。

C.C.曰く、ギアス教団の分派のものらしいが…。

 

そういえばあなたはゼロレクイエムの詳細をご存知だろうか。

シュナイゼルを軍門に下したルルーシュは、フレイヤ弾頭を脅しに使い各国を次々と超合衆国に加盟させ、世界の統一を図った。

ということは、その時点で世界のどの国も超合衆国に軍事力では歯向かえなかったということだ。

シャムナのギアスを持ってすればフレイヤ弾頭に対抗できたのでは…。いや、シャムナの野望を実現するためには別に超合衆国に加盟することも構わなかったのか、あるいはシャムナだけループを経験し、結果どのルートに至っても合衆国加盟ルートしかなかったのかな…。

なんとなく妄想を掻き立てられるけど、語られない以上は理解しようもない。ただジルクスタンについてはわからないことも多かったのでスピンオフか何かで描いてほしいものですね。

メカ作画がカッコよかったシーン

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劇場版なので当然作画には期待していた。私に限った話ではないと思うが、ロボットアニメとメカ作画は切っても切れない重要な要素だ。

 

最も印象に残ったのは上のミサイルのシーン。よくわからない方はPVを見てもらえばその凄さが分かる。

もともとコードギアスのメカは地上戦がメインだったのでミサイル作画はR2の後半にしか登場しなかったものの、スラッシュハーケンという神便利武装で美しい軌道を描いてくれていたので満足していた。

 

今回の映画ではスラッシュハーケンはあまり活躍しなかったが、綺麗なサーカスが見られたのが嬉しい。とは言っても一瞬だったが。

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個人的に推しナイトメアフレームのコーネリア姉様のグロースター。

と思ったけど要所要所デザインが違う…?パンフレット見ていない(売り切れで買えなかった)のでわからないけれど。

紅蓮やランスロットといった第9世代KMFが幅を利かせる中で未だに泥臭いKMFでめちゃくちゃ戦果を上げるコーネリア最高にかっこいい。

 

今回の映画では藤堂やシュナイゼルが内政に留まったこともあり、コーネリアとゼロが合流したシーンは鳥肌が立った。

というか、コーネリアがルルーシュの味方をするのって何気初めてなのでは??

黒の騎士団と団結したのもルルーシュが世界征服したあとだったし。

シスコンブラコンで有名なコーネリア姉様がやっとルルーシュと肩を並べて共同戦線を貼るというのもエモい。

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もちろんランスロットも健在です。

ルルーシュの戦略シーンが多かったのでランスロットや紅蓮の活躍はあまり多く描かれなかったけど、しっかり活躍していた。スザク特有のロボットの動きから外れた運動性能を見せつけてくれた。とくに、このポーズをした瞬間はもう泣きそうになった。

今回の映画、当然だけど思い出補正強いな…。

 

コードギアスはストーリーやキャラクターもさることながら、ロボット作画も最高にキレッキレなので、初めてロボットアニメを見る人とかにも勧めやすいよね。

メカについての詳しい情報は公式サイトで。

http://www.geass.jp/R-geass/nightmare.php

シャーリーが生きていたシーン

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ごめん、コレばっかりは私の不勉強なんだけど、劇場版3作目でシャーリー生存ルートに分岐してたのね…。

劇場版反逆は見に行っていなかったから知らなかったです。

ギアスを始めてみた時は、「あ、このアニメ普通にヒロイン殺しちゃうんだ」と思った。いや、R2まで見たらアレかもしれないけど、1期って普通にカレンやC.C.っていうよりもシャーリーがヒロインって感じだったじゃん?

で、私って最初に見た鳥を親と認識してしまうタイプの雛というか、ZガンダムじゃなくてガンダムMk.2が好きっていうか、ダブルオーガンダムよりガンダムエクシアが好きみたいなタイプの人間なんですよ。

 

R2でシャーリーが死んだときには、私の心に決定的な穴が空いた気分になったし、ルルーシュ同様めちゃくちゃ腹がたった。

 

…という思い出深い女性だったのだけれど、復活のルルーシュ見に行ったらシャーリー女史も復活していたでござる、みたいな。

ルルーシュランペルージからとってL.L.、なんてどうかな」

今回最大の爆弾ですね。

まあ、コードギアスって強烈なヒロインが3人もいるのにあまりヒロイン論争になってこなかったけど、やっぱりC.C.がメインヒロインだった。

 

アニメ2期でR2(アールツー)っていうサブタイトルが付いたのも、

「これってルルーシュランペルージがC.C.みたいにコード保持者になるって話じゃないの~?」

ルルーシュの綴りは”L”だバカ」

っていうお決まりみたいなやり取りがあったけど、まさか本当にL.L.を自称するようになるとは。というか、やっぱりルルーシュにとってはランペルージの性は大事なんだな、というか。

王室に生まれた結果得たブリタニア性を使ってギアス、黒の騎士団、悪逆皇帝とダークヒーローの道を進んだルルーシュにとっては、アッシュフォード学園で平和な日々をナナリーや友人と過ごしたランペルージ性の特別さみたいなものは視聴者も感じるところだよね。

まとめ

というわけで久し振りにルルーシュに会ってきました。

正直言って、最初に言ったとおり見る前はだいぶ不安もあったけれど、中身はいつもどおりのコードギアスだった。

いつもどおりっていうのが大分重要というか、ラーメン屋に入ってラーメン頼んだのに蕎麦が出てくるみたいな作品が多い昨今でよくここまで視聴者のニーズに合わせてくれたな、と。

絶賛公開中のシティハンターも見に行ったけど、こちらもコードギアスと同様にかつてのアニメと同じノリでリバイバルされている感じだった。

リバイバルブームも1周回って、「新作」ではなく「続編」のような感じで作ってくれる場合が増えたのは既存ファンからしたら嬉しことだ。

 

作画も相変わらず安定、空気感やキャラ、声優、文句なしです。

好きなアニメにカメラが出るから、僕はカメラを買ったんだ。

大学生といえば、高校生と比べて自由に使えるお金が増えて、数万円程度の趣味のものが買えるようになる時期だ。

 

特にカメラはその対象になりやすく、上を見ればキリがないにしても数万程度でそこそこの機種が買える。

 

この度私もカメラを買いました。

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この記事ではまた金のかかる趣味を開発せんとしている自分に対して言い訳をしたいと思います。

 

好きなアニメに出てきてるから…。

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早速だけどこのカメラを購入した1番の理由がコレ。

↑の画像は「フリクリ」に登場する鮫島マミ美ちゃんと、愛機「OLYMPUS OM-2」。

フリクリの良さを語るとキリがないので割愛するけど、鮫島マミ美はヒロインのうちの1人で、彼女にとってカメラは物語上重要なアイテムとして登場するんだよね。


このOM-2っていう機種は1975年発売のフィルムカメラで、フリクリの公開が2000年であることを考えてもその時点でヴィンテージカメラだ。まあ、フリクリに登場するアイテムは得てしてこのように"マニア好み"みたいな品物が多い。

 

私の中でカメラと言えばコレっていうイメージが強かったし、アニメとか漫画に登場するものを欲しがる気持ちもこんなブログに辿り着いている人ならわかってくれるんじゃないかなあと。

 

だがしかし、前述したとおりこのカメラはあくまで1975年発売。この大デジタル時代において今更フィルムカメラというのもある意味オツかなとは思うけど、やはり時代はデジタルカメラ

今発売されている機器で似ているものはないかなと探した結果、

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発見。「OLYMPUS OM-D E-M10」

そもそもデザインに際はあるけれど、このOLYMPUSって書いてある出っ張りみたいなものがもうまるでマミ美の使っていたカメラじゃないですか。な!?

OM-Dって名前からしてご先祖様をたどっていけばOM-2がありそうな雰囲気じゃないですか。な!?

 

正直スペックとかよりもデザインにノックアウトされた。

ブログに使いたいから

デザイン上はとても好きなのだけれど、だからといって購入する理由にはならないものだ。

 

なのでここからは購入する理由を探す旅に漕ぎ出すことになる。なぜなら欲しいので。自分を納得させなければならないので。

 

まず第一にブログに使用したいのだ。これまでスマホの撮って出し画像を使っていたけれど、せっかくレビューするものが多いのにこんな低画質で良いのだろうか??

 

いや、別になんでも良いんだろうけど、少なくともカメラを利用する必要性はある。

 

私の場合インスタグラムだとかやっているわけではないので、買ったところで見せる機会がない、なんてこともありうる。

まあもともと趣味なんて他人に見せるためのものではないけれど、流石にインターネット世代ともなれば撮った写真を見せびらかしても良いのではないか。

 

ブログに使いたいという理由を広げれば、ブログのネタにもなるしね。

聖地巡礼するから

そう、聖地巡礼記事を書いてみたいのだ。

例えば来月にちょっと東京までアイマスのライブを見に行くんだけど、そのついでに行きたい場所がある。

 

それが江ノ島だ。江ノ島といえば数々のアニメの舞台にもなっているが、特に私が2018年ベストアニメの一つにも数えている「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の舞台でもある。
azayaka-tuchiiro.hatenablog.com

他にも「つり球」「スラムダンク」「サーフブンガクカマクラ(アジカンのアルバム)」などなど、私の好きな作品の多くの舞台となっている江ノ電沿線を、撮らいでか!という気持ちがめちゃくちゃ高まっている。

 

何なら今から、どんな構図で撮ろうかワクワクしてアニメを見返したりする始末。

スマホで撮るなんてもったいない。

というかカメラを買ってしまった今なら、どのレンズを使おうかな、とかどんな時間帯に撮ろうかな、と悶々と妄想しているだけで楽しみなイベントになってしまっている。

 

来月に迫った聖地巡礼、カメラ買うなら今しかないのでは!?

個展とかいくから

昨年11月にイラストレータ中村佑介さんの、12月には深崎暮人さんの個展に行った。それもこれも最近絵を描くことにハマっているからなのだが、個展によっては作品を撮影しても良い場所がある。

実際のところ、中村佑介氏の個展は撮影可で(とはいえSNSに上げるのはマナー違反かな)、だけれども極めて精細な線画を写真に残すには、私のiPhoneではあまりにも力不足だった。

 

特に私が購入したOM-Dでは無音シャッターが使える。比喩ではなく全く無音なのでこのようなシーンでは抜群に活躍してくれる。もちろん高画質。

 

先程の話題になるが東京に行くので、その際に訪れたい場所もある。

av.watch.impress.co.jp

このロボットバーでは店内のいたるところにロボットの模型が置いてあり、店の雰囲気も相まってとても写真映えしそうだ。

せっかくの旅行なので、このような"作品"をしっかりと記録と記憶に残したい。

 

 

そして最大の理由

というわけでひたすら「欲しい」を「必要」に変換する作業を行ってきたわけなのだけれど、最大の理由がその価格にある。

 

詳しい話は…次の記事で。

初心者がイラストを練習するとどれだけ上達するのか【8ヶ月目】

 

azayaka-tuchiiro.hatenablog.com

 

 

 しばらく更新途絶えていましたが生きています。留年を賭けた大勝負に勝利して、琵琶湖の温泉に行っていたらすっかりブログのことを忘れていましt...

 

今日は「人間が天上人に憧れて絵を練習してみたシリーズ」、8ヶ月目です。

1月からつらつら練習した絵を晒してあなたの共感性羞恥を煽っていこうと思います。

 

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まずは私のシャニマスにおける担当アイドルの1人、三峰結華さん。

カリカリ絵を描いて、まああと3日くらいで完成かなーと思っていたらTwitterで三峰の誕生日だということを知って慌てて仕上げた。

めちゃくちゃ頑張りました。

もちろんキャラ自体も好きなんだけど、単純に絵を描くことがめちゃくちゃ楽しくて無心で描いてた。色塗りとかよくわかんねえので聞きかじりの知識と見よう見まねです。

三峰の声優さん、成海 瑠奈さんが三峰の誕生日イラストをいいねしまくっていたという話を聞いたので、来年は成海さんのお眼鏡(三峰結華はメガネキャラなのでそれと掛けた超おもろジョーク)に叶う絵が書けるようになりたい…。

 

この絵自体、なんとなく描いた絵なので次はシチュエーションとか構図とかもっと気にして描きたいな。

 

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同じくシャニマスより西城樹里ちゃん。これはシチュエーションとか構図とか考えて描いてみた絵。

下書きではもっと奥行きを出したつもりの足が、着色の技術不足で大根足になってしまったのが残念だった。

こういう、ちょいワルっぽい事させたいんだよなー樹里には。本人の性格とかも好きだけど、こちらの第一印象がちゃんと仕事に活かす事ができる子だと思うんよ。

 

サビた感じは緑と赤と茶色をブラシで重ねました。見よう見まねです。でもそれっぽくなったのでビビる。

 

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この絵は

www.youtube.com

これを参考にグリザイユ画法なる塗り方を試してみた。

私のような無免許ビギナーお絵かき君には画法という言葉が専門的で重くのしかかる。

とはいってもこの動画の作者、ラズメさんが軽い口調で優しく教えてくれるのでちょっと気が楽になります。完成させて出来栄えを見てまた落ち込みます。

やっぱ難しいですね。濃淡を先につけてから色を乗せる手法らしいので、最初はモノクロで描いていくのだけれど、その時点でめちゃくちゃ困る。初心者(私の事です)は色の濃薄が全然理解できない。

結局完成したのが上の絵。全然濃淡つけれてない…!線画の時点で歪んでる…!助けて…真乃…めぐる…!

 

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アイマスの雪歩です。完成はさせていない。

気づいたら斜め顔ばかり描いていたので、「ええい、今月は斜め顔特集だ!」とばかりに斜めから描きました。

ただ斜めでもつまらないので下からの構図ぽくしてみたけどどうなんだろうね。

しかし、なんとなく描き始めるとアイマスばかり描いてしまって良くないな。多分私が最も普段よく見ている二次創作がアイマスだからそうなってるんだけど、好きなアニメはもっといろいろあるんだよなあ。

ロボットアニメとか好きなんだけど書こうと思うと人間とはまた違った勉強をしないといけないような気がする。とはいえ、いずれはチャレンジしたいな。

初心者がイラストを練習するとどれだけ上達するのか【7ヶ月目】

 

初心者がイラストを練習してみる。上の記事で書いたとおり、半年でなんとか他人に見せても恥ずかしくない程度まで描けるようになった…気がする。

とはいっても全然上手くはないので、日々練習して上達を目論んでいます。

これからは1ヶ月毎に描いた絵を晒して、私の露出願望を満足させます。うそです。自分の絵を並べて、後からどれだけ上達したのかわかりやすくする備忘録的な記事です。

クソ下手な絵を沢山並べるので共感性羞恥が強い方は恥ずか死するかもしれません。ご注意を。

 

今記事ではイラストを練習初めて7ヶ月目のイラストになります

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シャニマスの大崎姉妹。

そういえば2人が手を組んだり、一緒に写った絵って描いたことないなあと思って。結局結構難しいです。完成させることができませんでした。

というか、バストアップでなく全身を描くのってやっぱり難しい。

7ヶ月目全体の課題でもあるんだけれど、肌の質感はなんとなく描けるようにはなっているけど髪の着色の仕方がよくわからないんです。

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なんとなくスク水の質感を書いて確認したかった。お目々が上手に描けなかったです。

水着とか、肌色成分多めな絵を書こうと思うと肌とか頑張って塗らないといけないので練習になります。決して下心があって水着描いたわけではないよ!

 

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これも下心はないよ!!なんとなく!描いてみただけだから!!柔らかさを表現したかったの!!

ヌードデッサンっていうものがあるけど、絵の練習してるとアレが存在する意味も理解できる。人体を描きたい。

結構髪の塗り方について迷走していて、というかどうやって塗ればいいのかわからなくて、もうだいぶフィーリングで描いてます。

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オリキャラです。ブログのヘッダーに使おうかなーと思ってやめた絵。なぜやめたかというとヘッダーに使うには横幅が足りなかったため。

耳にはUltimate Earsの有名なイヤホンを付けさせています。私はUEのイヤホンは持っていないんだけれど、デザインだけで言えば高級イヤホン界隈でもトップレベルだと思います。音はあんまり好きではないですが…。

 

これには髪の着彩にグラデーションを試しに使ってみた。エアブラシでグラデーションっぽくするだけでなんだか上達した気がするぞ。

ただ、ブレザーの質感とかシワとかがどうにも表現しづらかったのが困りもの。うーん、我が家に絵のモデルになってくれる可愛いJKがいれば参考資料にしたのに。参考資料にしたのに!!(大事な事ry)

 

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未完成。逆光を描いてみたかった。夕日を題材にしたので赤っぽい光を表現したかったんだけれどなんだか上手くいかなかった。それにやっぱり斜めの角度だと顔のバランスも難しいです。オーバーレイとか使うのかな、こういうレイヤーのフィルタも全然把握してなくて使うたびに色々弄ってるけど…。

 

唯一、ジーンズ生地の皺が上手く塗れたような気がするのでそこは嬉しい。

 

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今月一番頑張った絵。夜中の2時に塗り始めて気がついたら10時になっていた。

これは「冴えカノ」でお馴染み深崎暮人先生の絵を模写したものになるので私の実力ではないです。構図と線画と色と光源を参考にして描いてみました。ほとんど参考じゃねえか。

 

深崎暮人先生は私が最強に尊敬するイラストレーターの一人です。正直アニメイラスト界では深崎先生の最近の絵が一番ステキだと思っています。

そんな大尊敬している深崎暮人先生の展示会にこないだ行ったのですが、そこで入手したパンフレットの絵を参考にしました。

(クソ雑魚初心者である私が尊敬という言葉を使うこと自体おこがましい神絵でした。)

髪の毛の色塗りにはこの動画を参考にさせてもらいました。この1ヶ月の大きな課題であった「髪の毛の色塗り」について一つの壁を超えることができた気がします。

 

深崎先生の元絵とは髪の塗り方が全然違うのですが、私としてはやっと自分で満足の行く塗りができたので一息ついています。

それと、線画に色を付けたのもこの絵からです。これまでも何度が見よう見まねでやっていたのですが、やはりお手本があると良い。

線画に色がついているだけで立体感というか、なんかふわっとした感じになっていいですね(工学部の語彙力)

逆にこれまでの黒い線画が稚拙に見えてきたぞ…。いや全部稚拙か。

 

深崎先生の絵は柔らかなタッチの絵に線画に赤や黄色と言ったビビッドな色を乗せてアクセントになっているのがとても素敵なので技を盗もうと。

これまでの絵はとてもSNSに出すのがためらわれたのですが、このレベルならギリギリSNSで公開しても後悔しない、のかな…。

恥ずかしいしTwitterの神絵師様方の素晴らしい絵をみてると砂になりそうな気分になるのだけれど、絵のうまい友達が他人に見せると上達すると言っていたので、恥部を晒していくべきなのでしょうか。

 

総括

楽しいな!絵を描くのってマジでよ!!

これまで何度も、「もっと早く練習始めておけば。。」とか「美術部はいっとけば。。」とか思ったけど、自分頑張れるじゃん!って思った。

 

ただ、どうしても他人に見せるのは恥ずかしいので、誰からも褒められず黙々と描いています。こんなブログ見てる人いないだろうし。

描くたびに上達してる感じがするのって中毒性があるね。高校時代とかも部活にめっちゃ打ち込んでたわけではないし、大学もサークルも部活もなく家で孤独している私なので、打ち込める趣味が見つかってとても嬉しいです。

 

これからも頑張って練習するぞ。

アニメ化しそうな漫画紹介【その5】CITY

アニメ化しそうな漫画紹介。アニメ化する前に読んどいて、アニメ開始してから「俺その作品○年前から知ってたわ~」ヅラをするのにおすすめなシリーズ。

 

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『CITY』という漫画を紹介しようと思う。正直アニメ化してほしい漫画は他にもたくさんあるんだけれど、「日常」があれだけギャグアニメとして評価された過去があっては、いずれアニメ化するんじゃないかと期待できる作品だ。

 

作者・あらゐけいいちは、前述した「日常」で有名な漫画家だ。以前は角川の「少年エース」で日常を連載していたのだけれど、現在は講談社「モーニング」で連載している。
まあ「日常」自体少年漫画雑誌に乗るとしてもシュールだったから、どちらかと言ったらモーニングっぽいけれど、なんで出版社変わったんだろうね。邪推はたくさんできるけどしないよ。

 

「CITY」のギャグ漫画としての魅力は「日常」と同じところにあると思っていて、これはあらゐ先生の漫画全般に言えることなんだけれど、順番に挙げていくよ。
とは言ってもギャグを分析するみたいな感じで恥ずかしいから手短にやるよ。


まず大前提として私はいわゆる群像劇モノが大好きだ。

色んな人のいろんな行動を画面に映して、最後にそれが一つにまとまる、みたいな話が好物です。

並列処理していった結果、最終的に頭の回路にうまく電流が流れたみたいな達成感を感じることができるのっていいよね。


それで言ったらあらゐ漫画は舞台装置に群像劇というセットを使った上でギャグ漫画を成立させていて、これがとても効果的に機能していると思う。

 

ギャグ漫画であることの利点は、群像劇としてのオチが必要ないところだと思っている。
例えばさっきの「群像劇」の簡単な例でいうと、『色んな人のいろんな行動』が『最後に一つにまとまる』というオチに収束することが物語の大トロになるわけだが、ギャグ漫画である以上は一つ一つの物語自体がオムニバスとして成立してさえいれば大トロは必要ない。

 

それこそ漫画雑誌という媒体で1話完結として連載している以上、その話に内包されているオチを毎回味わえばよくって。
群像劇という舞台装置を選択しているにもかかわらず、群像劇としてのオチを必要としない、このような形の作品はいくつもあるけれど、これにギャグ漫画というのはとてもマッチしているんだなぁと。

 

(ギャグ・コメディ含めた広義の意味での)ギャグ漫画という括り1つとっても、そこにはストーリーを必要としない漫画もたくさんある。
キャラクターさえいればどうとでも作れる作品もあり、「日常」はどちらかというとこれに含まれる。
しかしそこに各話同士の関連性を持たせた結果、軽い群像劇としての面白さも含まれ、どちらかというとこれが視聴者のモツにハマった結果世間からこれほどの評価を受けるまでになったのだろうな。

群像を描いた漫画に「日常」や「CITY」と名づける作者の美的感覚にも痺れるよね。


「CITY」で用いられているのも「日常」と同様の形式だ。「日常」が好きだった人ならばもれなく「CITY」も受け入れることができるはず。
「日常」は終わってしまったが、「CITY」にも「日常」のキャラクターが描かれていたりと世界観は同じっぽいし、実質続編みたいなものだろう。1stとZみたいなもんだ。

まあ考えてみれば、キャラクターありきで成り立つギャグではあるものの、ネタが尽きてもキャラクターと舞台を変えてしまえばいくらでも続きを書けるということなんだろうか。

 

「日常」では女子高校生の日常を描いていたけれど、それをさらに街サイズに広げたのだから書ける話の幅も増えたってもんよ。
絵柄もかわいらしいとギャグ映えの中間を行ってて読みやすいし、いい漫画だなあと。


と、ギャグ漫画にはちょっとうるさい新野がいま「ヒナまつり」と同じくらい大好きな「CITY」のご紹介でした。おすすめです。

↓から読めるので、どんなもんか覗いてみては。

 

 

アジカン新譜「ホームタウン」の、アナログレコードで聴きたい要素を語るから全員買おう

Asian-Kung-Fu-Generationの12/5に発売されたニューアルバム「ホームタウン」をアナログレコードで聴きたい!!っていう話をします。

 皆さん聴きましたでしょうか。すでにサブスクリプションサービスで聞けるようになっているので、ぜひ聞いてみてくださいな。

 ゴッチ(ボーカルの人)さんもこう言っていることだし、存分にサブスクの良さを享受しましょうや。試聴は以下からどうぞ。

最近森見登美彦さんについての記事も書いたけど、私は「四畳半神話大系」というアニメがきっかけにアジカンにハマった。

NARUTOBLEACH世代である私は子供の頃からアジカンの音楽に触れているわけだけれど、その頃に聞いていた曲よりも四畳半神話大系のOPに起用された「迷子犬と雨のビート」やそれに準ずる同時期のアジカンの音楽がしっくりきた系の人間だ。

 

そんな話は置いといて、今回話したいのはアナログレコードの話。

アジカンはアルバムを発売するたびにアナログレコードも発売している。初回限定とかが多くて昔(といっても6,7年前)のLPを今になって買おうと思うとヤフオクでプレミアが付いているものくらいしか見つからないのが寂しい。

それこそ「迷子犬と雨のビート」が入った「マジックディスク」はだいたい8000円~10000円位の間で取引されていて、思い入れのあるアルバムなのでいつか手に入れたいと思いつつもなかなか手が出せないでいる。再販してくれ。

 

で、私はもちろん今回もアナログレコードで出すんだろうなと思っていたのだけれどなかなか公式からアナウンスがない。来る日も来る日も発売情報を探していたのだけれど全然見つからない。

特に今回のアルバムは本当に好きな曲が多かったので、ぜひともレコードで手元に残して置きたかった

そんなさなかTwitterで見つけたツイート

 によると、準備中であるとのこと。ありがとうアジカン!フォーエバアジカン

 

今回のアルバムが、特にアナログレコードがほしいと思うきっかけとなった話がある。

今回のアルバムのジャケットは、アジカンのアルバムでは毎度おなじみ中村佑介先生によるものだ。

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引用:http://www.asiankung-fu.com/s/n80/page/hometown?ima=1151

もう、この見ているだけで引き込まれそうなジャケット。

中村先生はラジオ関西で「中村佑介の一期一絵」という番組をしていて、週に30分という時間でいろーんなことを話している。もちろんその中ではアジカンの新譜についても語っていた。

要約すると、「デジタルで聞ける時代にあえてCDを購入する意味を作り上げるためのジャケット」「店頭で手に取りたくなるような、いくら高解像な画面でみても伝わらない細かい絵」「これまでのキャリアで最も書き込んだ大作」「定規とかを使わず書いているのも、実際に見ないとわからないよね」といったところ。

 

中村先生の絵は最初こそ特徴的な絵柄に惹かれたものの、よりその作品を知っていく上で、多くのタイアップに対して真摯に向き合っている事が絵から見え隠れしているのがわかり、そういうメタ的なところも含めて好きだ。

アジカンに関しても、それこそこの記事の最初に引用したゴッチのツイートで「サブスクとCDやレコードのありかた」みたいなのを語っていたり、普段の氏のツイートでも時々話題に出るけれど、音楽が自分の生業であると同時にカルチャーの一端を担っていることを自認しているような姿がみられて好きになった。

 

ごちゃごちゃしてきたが、つまりアジカンは音楽というものを、時にはメディアの形、流行、商業、そして文化の一つと捉えてリスナーに届けているような、めちゃくちゃ音楽愛に溢れたバンドであり、中村先生もただのジャケットを依頼されたイラストレーターでなくデビュー当時からアジカンを知っている者として作品作りに携わっているという関係性のエモさみたいなものが感じられる。

アジカンというバンドが音楽に対してどのような姿勢でいるのかというのを知った上で、こんな大作をジャケットとして仕上げた中村先生の間の「わかってる」感に、私は感極まって泣いている。ちなみに中村先生は今作「ホームタウン」が、5thアルバム「サーフブンガクカマクラ」以来に最も好きなアルバムを更新したそうです。

 

アジカンがレコードを発売する意味を考えると、一度廃れた文化であるレコードが若者の間でV字回復しているという世界的な時流を鑑みつつ、そこに本人たちの(良い意味での)エゴを絡ませてリスナーに届けれくれているという事が、なんとなく遠くの音楽界にいる彼らを身近に感じてしまうのです。

 

アナログレコードで欲しいっていうのはあくまで私の現在の音楽スタイル(基本サブスク・好きなアルバムはハイレゾかアナログ盤で)に則った欲望なのだけれど、中村先生の史上最高の大作をアナログ盤サイズで享受したいじゃないやっぱり。

 

更に言ってしまえば今回のアルバム、本当にアナログ盤を前提に考えた曲順であることも特筆したい。

全10曲なのでアナログ盤でA面B面で5曲ずつと考えると、両面の最後の曲に当たるのはどちらもシングルカットされた「荒野を歩け」「ボーイズ&ガールズ」であることもそうだし、

特に好きなA面の1曲目「クロックワーク」は、イントロが生活音で始まる。これはあくまで私の感じ方だけれど、レコードっていうのはCDやPC/スマホで聞くのと比べて日常との親和性が高いところがあると思っていて、この曲が1曲めにある意味がアナログレコードだとより高まる気がする。

 

レコードをターンテーブルに載せて、針を落とす。

針を落とした時に僅かなノイズが乗り、それに続けて「クロックワーク」のイントロが流れ出す。こうして日常と音楽鑑賞の間の壁がゆるりと融和して、レコードに没頭できるような、このアルバムはそんなレコードになると確信しています。

まあクソ大学生なりのロマンを感じるわけですよ。私にとってアナログレコードっていうのはロマンの塊ですからね。

 

そんなわけで、「ホームタウン」のアナログ盤発売を楽しみにしています。

これまでの傾向で言えばだいたいCDの発売から3~4週間後にアナログ盤発売だったんだけれど、まだアナウンス無いってことは年始になるのかな。楽しみです。

私が惚れた森見登美彦の小説観を、新刊「熱帯」から考えてみる


Kindleを購入してから小説を読む機会が多くなった。とりわけ、私はかねてより森見登美彦という作家の小説に首ったけになっている。

 

彼の有名な作品で言えば「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」「有頂天家族」などなど、いずれもアニメ化して高い評価を得ている作品だ。

 

私なりにどういう部分に惹かれたのか自分を分析してみたのだけれど、とりあえず一番わかり易い事柄で言えば単純に読みやすいことかな。

氏の小説は時には語り口調、モノローグっぽかったりもするし古めかしい言葉を多用している場合もある。いわゆる地の文にキャラクターがあるというか。

 

読んでいると登場する人物(あるいは作者自身)がとても身近に感じるようなよみやすさがある。それはどんなに奇怪な話でも、切なかったり笑えたりする場合でも等身大の人物像があり、一読者として勝手ながらシンパシーを感じちゃっている。

 

ところで、私が現在読み進めているのは「熱帯」という小説だ

森見先生がそれこそAmazon上のサービスで連載していた(らしい)連載をついに完成にこぎつけたみたいなことで、つい先月の11月に出版された本だ。

 

ある日森見氏が出会った不思議な小説を巡った不思議な話。こういうのをジャンルで分けるっていうのはとても無粋なような気がするので不思議な話とだけ言っておく。

熱帯を数十年間探し続けた森見氏はある会合で同じくその小説の謎にとらわれている白石さんという女性に出会う。白石さんは、自分とその小説にまつわる不思議な話を語り、その中で[続きは購入して読んでください]

 

 「熱帯」では度々「千一夜物語」について語られる。いわゆるアラビアンナイトというやつだ。

日ごとに国の女を一人ずつ結婚しては殺害するという王の行動に異を唱えた大臣の娘、シャハラザードは自ら王のもとへ向かい、殺される前に物語を語るとその物語のあまりの面白さに王は夢中になり、死刑の執行を1日、1日と遅らせるうちに千一夜の間に壮大な物語が紡がれた…。その物語をまとめたものが「千一夜物語」である。

 

シャハラザードが語った物語の中で更に物語を語る人物が登場し、その物語の中でも更に…といったマトリョーシカのような作品群となっているのが「千一夜物語」の面白いところだが、気がつくと熱帯でも同じような手法が取られている。

 

最初は森見氏自身が語り手となっているのだが、次章では森見氏が会合で出会った白石さん、更に次章では白石さんが出会った池内氏からの手紙…。

読みやすさに惹かれ没頭しているうちに、気づかないうちにまんまと術中にハマってしまっていた。私はなんども作中で「千一夜物語」の話題が出ているのにもかかわらず、3章にしてやっとこの仕組に気づいた。物語の中で物語が語られている…!!

まあ私はアホチンなので仕方がない。

 

「熱帯」の面白さをこれ以上あれこれ言うのも「語るに落ちる」というやつだ(誤用)

そんなことよりも、熱帯を読み進めていてこんな話を思い出した。

 

それは、運良く中村佑介という方のサイン会にでかけた時の話だ。森見氏の小説でも表紙などを担当している他、非常に他ジャンルに活躍しているイラストレーターで、サインを書いていただいている間にちょっとした話題を振ってみた。

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 引用:https://abenolife.exblog.jp/9619347/

それは編集会議という雑誌に森見登美彦特集があった際、中村佑介がその表紙を務めたイラストについて。

そこには「太陽の塔」「きつね」「竹林」「叡山電車」「夜を歩く乙女」…とにかく、森見小説に登場するあらゆる要素が詰め込まれたイラストであった。

ちなみに中村佑介が表紙を手がけている森見小説は「夜は短し歩けよ乙女」「四畳半神話大系」の二編のみだ。

中村先生曰く、「森見先生の小説が好きな人って、世界観のつながりとかを大事にすると思うんだよね。作品同士の繋がりとか、登場人物の関係とか、それら全部が作り上げて、つながっている世界観みたいなものを書こうとしたんだよね」

ちなみに、「他の人が描いてる森見さんの小説の表紙見て『もっと描くことあるのにな~』って思う」とも言っていたけれど、中村先生の話はまた次の機会に。

 

確かに、森見小説は京都を舞台にそれぞれの物語に共通点がみられる。奇怪な詭弁論部という集団の存在、図書館警察、李白と名乗る老人…

「熱帯」には芳蓮堂という骨董品店が登場するが、これは「きつねのはなし」で主人公がアルバイトをしていた店である。

一章のように森見氏自身が語り手となっている物語は「美女と竹林」という本が、三章のような手紙のフォーマットで小説に仕立て上げている物語は「恋文の技術」という本があったり、時にはそのような形式的な共通点もみられる。

 

別にそれを考察しようとかいうのも無粋だと思うけど、それでも物語同士のつながりを感じるのは読んでいて面白い。「熱帯」で語られている「千一夜物語」でも、違った語り口で似たような物語が登場していたり、シャハラザードと同じように、物語を紡ぐことで死刑を逃れる男の話が出てきたりする。

 

夜は短し歩けよ乙女」には、古本市の神と呼ばれる人物が登場する。彼は古本市に出店されている本を次々と指差しながら、その小説と、作者の歴史と、それに関連する別の本を次々と紡ぎ合わせて、本同士には繋がりがあることを乙女に(あるいは読者に)教えた。

 

きっとそのような繋がりを面白いと感じたからこそ森見氏は「千一夜物語」を題材に小説を書こうと思ったのだと思う。そしてそれは森見氏の作品群自体にも現れている。森見氏の「熱帯」という物語からは氏の小説への楽しみが詰まっているようでとても興味深い。

そして「熱帯」には、その本に囚われた人々が、自分の生きている世界と本との繋がりを身に感じていく姿が描かれている。

 

それは私も大いに同意するところで、例えばこのブログはアニメと音楽の繋がりからコンテンツを楽しもうという思惑で成り立っている。物語は物語のみで成り立つものではなく、時に他の物語だったり、社会情勢だったり音楽だったり色々なものとつながっている。

 

森見ワールドは広く深く、しかもそれは文学だけでなく更に広い海へつながっているんだなあと、怠惰な大学生ながらに感じた出来事でした。最後に「熱帯」の感想をちょっとだけ。

正直めちゃめちゃおもしろい作品でした。むしろ、「四畳半神話大系」や「夜は短し歩けよ乙女」などがしっくり来なかった方にこそおすすめできる作品かもしれない。

色んな人に読んでもらいたい作品です。こう言ったら何だけど、電子書籍じゃなく紙の本で買えばよかった。そしたら人に貸せたのに…。

 

ちなみに、森見氏が今作を執筆するに至ったきっかけとなる、「熱帯 著:佐山尚一」が気になる方は、Amazonで購入してみてはいかがでしょうか?くれぐれも、森見氏の「熱帯」を読んだあとに。

熱帯

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