sonicaDAC vs NT-505です。音質ガチンコ勝負。
両者バチバチに回路をショートさせて隣り合っています。
この記事は
azayaka-tuchiiro.hatenablog.com
の続きになります。
NT-505を買ってやりたかったこと。sonicaDACとの比較。
sonicaに対する視点をまとめるために
azayaka-tuchiiro.hatenablog.com
急ごしらえで↑みたいな記事も作りました。
今回の記事ではsonicaDACとNT-505の音質比較を行っていきます。
ただし現時点でNT-505はエージング3時間です。ただ、sonicaは明日にはお嫁に行ってしまいますし、NT505もだいぶ傾向はつかめてきたように思えます。
視聴環境
QNAP TS-131
↓
HUB→→→→→→→TEAC NT-505
↓ ↓
oppo sonicaDAC ↓
↓ ↓
PRIMARE i21(プリメインアンプ)
↓
B&W CM8
視聴環境は以上のようになっています。
HUBから各プレイヤーまではLANケーブルにAudio Quest forestを使用しています。
それでは各ジャンルに沿って同じ楽曲を用いて、楽曲に対して一言、加えてそれぞれの音のメモと一緒に比較していきます。
ロック
Guns 'n' Roses 「welcome to the Jungle」
私が大好きなガンズの超有名曲です。古い録音であるのであるためかあまり大きな違いは見られなかったです。「Sweet Child o’ Mine」もおなじ印象でした。
平面的な音
NT-505
ドラムに奥行きがある、リアリティがある。
oasis「Don’t Look Back in Anger」
お次はみんな大好きオエ↑イ↓シスの有名曲です。イントロのピアノの感じはあまり変わりませんでした。
ベールの脱げた音
NT-505
クラップにリアリティがある
the Pillows「Blues Drive Monster」
私が音質を比べるときのリファレンスにしている曲です。録音の質があまり良くないですが、イントロ1発めのギターのサウンドでだいたい傾向がわかってしまう優れものです。
アタックが強い
NT-505
音が広がる感じ
アコースティックギター
choro club「恋とはどんなもの?」
アニメ「ARIA」のサントラです。演奏しているのはchoro club。ギターの生音をこれでもかと聞かせてくれます。良録音盤だとおもう。
伸びが悪いような
NT-505
ギターの生感がある
Elic Clapton「reptile」
2001年のクラプトンのアルバムです。めっちゃ気持ちいいクリーンギター響くブルース感もある1曲。
なんですけど、あんまり違いがわかんにゃい(;^^)
なぜだろう。録音の質が良すぎて、なのかな?
吉田拓郎「旅の宿」
こういうのもどうかな、と。拓郎の曲の中でもギターっぽい感じ。
ホントはリンゴを探したけどNASに入ってなかった。
いろんな音がしっかり聞こえる。
NT-505
リアリティがある
打ち込み
米津玄師「ピースサイン」
なんだかすごいアルバムだぞ?ってなった米津のアルバムから。
外の曲ばっか聴いてたから音圧高すぎ!ってなった。
キックのアタックが強い
NT-505
キックが押し出すような感じ
Perfume「Cosmic Explorer」
壮大なEDMって感じの曲。のっちー!おれをpick me upしてくれー!!
シンセにキレがある
NT-505
打ち込みなのに…立体感がある…
オーケストラ
ガルパン「劇場版・大洗女子学園チーム前進します!」
アニソンでごめんなさい。純粋なオーケストラの音源持ってないんです。オーディオ好きな人ってオーケストラとかジャズとかの感想本当はもっと聞きたいかもしれないけどごめんなさいね。
やたら音に拘ってるガルパンらしい一枚って感じのアルバムです。
アタック強い
NT-505
立体感ある
少女終末旅行「少女終末旅行-Main Theme-」
数少ない私が所持しているハイレゾ音源です。オケって言って良いのかなあこれ。
途中からぐおっと盛り上がるところがミソ。
音が太い。
NT-505
盛り上がりがある。ヴァイオリンの線が細くてキレイな感じ。
総評
解像度一点のsonicaDACと音場も広いNT-505!
正直言って、DACチップがES9038pro→AK4497ってことで悪くなる!?ってことも考えましたがそんなことはなかったです。というか、あんまり差はないです。
sonicaDACはやはりすごいやつです。音の傾向としてはモニターライク、各音をアタック効かせてガンガン殴ってくる感じです。
NT-505は感覚としては爽やかだけど聴き疲れしない感じ。解像度も、sonicaと比べても申し分ないですし、空間表現はこっちのほうが上手でした。一聴してsonicaよりもノリがいいのがわかります。sonicaは音の解像度は高いですが、音場の表現が微妙です。それに対してNT-505はしっかり奥行きも左右の広がりも持たせてくれますし、打ち込みやロックも楽しく鳴らしてくれます。
低音は同じくらい出ています。アタックの強さのせいでsonicaのほうが出てるか?って一瞬思ったけどそんなことなかったです。印象で言えばsonicaがアタック重視、NT505が押し出しって感じですね。
高音は、どちらもきれいです。よくある"オーディオ的な味付け"とはどちらも無縁な感じです。NT505は、高音に味付けがないからと言っても決してモニターライクというわけではないです。量感ある低音に支えられて高音域も十分鳴っています。
NT-505はアップコンバート、フィルターも試してみました。心なしかキレが良くなったような感じがします。嫌いじゃないです。
DSDのアプコンはまあ、丸くなるかんじですね。DSDの傾向らしいですがDSD聴いたこと無いのでわからないです。
そんな感じでした。
しばらくNT-505を使用してみて、改めて音質についてのレビューはしてみようと思いますが、とりあえずの結論としては
NT-505はsonicaDAC並の解像度、それ以上の空間表現とopenhomeを備えた凄い奴!
です。おすすめです。openhomeって何?って人は言の葉の穴に潜りましょう!
たぶん楽天とかには転売ヤーじゃないショップの出品がまだあると思うので売り切れる前に買ってしまえ!ということで。
【2/17追記】~~~~~~~~~~~~~~~
sonicaDACを買い戻してNT-505を売ろうとしたら、なぜかsonicaDACをもう一度売ってしまった話をまとめました。
azayaka-tuchiiro.hatenablog.com
NT-505及びUD-505のプリ部についての評価が知りたい方は、こちらの記事で検証しているのでよろしければご一読ください
azayaka-tuchiiro.hatenablog.com
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