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アニおと!!見聞録~アニメと音楽の個人ブログ~

アニメと音楽に関する個人ブログです。アニメやAV機器のレビューをします。

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OPPO sonica DAC を若造の視点でレビュー

 2017年一部のオーディオ界を騒がせたsonica DACのレビューです。

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 購入

 購入したのは2017年の8月頃なので4ヶ月使用しました。

私の基本的なリスニングスタイルはネットワークオーディオです。当然CDプレイヤーも持っていますがいかんせん利便性が段違いなもので…

そこで音質向上を考えるとやはりDACに力入れるのが良いかな、と。

 

ネットワーク再生には、サーバーにQNAP TS-131と、プレイヤーにolasonic nano-np1と組み合わせて使用しておりました。疑似openhomeの組み合わせですね。

 

それまではmarantz HD-DAC1というこれまた一桁万円台では確固たる地位を築いているDACを使用していました。HD-DAC1にはリモコンが付属しており、どうしてもリモコンを使用できることがDACの条件だったのでsonicaのリモコン追加販売に合わせて満を持して(?)購入した次第です。

 

機能

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入力はデジタルに光端子が1 同軸端子が1 USBが1 に加えてLANが1です

また、アナログ入力にRCA端子が1組備わっています。

 

出力はXLRバランス出力が1 RCAアンバランス出力が1つ備わっています。

 

個人的にはTVやCDプレイヤーを繋げることを考えると光入力端子は2つ以上ほしいところですが、これはオーディオメーカーが基本的にAV機器をDACで管理するということをあまり考えに入れてないからなのでしょうか?そんなことは無いにしてもHD-DAC1に光入力が2つついていたことからどうしても比較してしまいます。

 

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また、別売りでリモコンもあります。私も購入しましたがこれまたチープなリモコンで3000円とかするわけで。sonicaDACを購入できるそこのお兄様おじ様方にとっては甘噛み程度の出費かもしれませんがこちとら苦学生はただでさえ親指噛みちぎられてるのについでに小指持っていかれたみたいなもんですよ。

 

また、USBならPCM768kHz/32bit、DSD512まで対応しています。

ただし外部入力(LANも含む)の場合ではPCM192kHz、DSD64までしか対応していません。また、リアルタイムアップサンプリングなども備えていません。

 

…とはいったもののDSD512とかPCMで192kHzより大きい音源なんてどこで使うんだっていう話です。私のようにゲオで20枚単位でレンタルしFLACで取り込むのが精一杯な坊やにとってはDACの性能なんて気にならないですね。大事なのは音質と操作性です。

 

操作性

というわけで操作性です。

 

本体にはつまみが2つついていて、それぞれ入力ソースと音量を変更できます

音量は可変または固定を選択できるようになっていて、また、バランス/アンバランスともに同時に出力されます。出力先を片方にする事はできません。

 

件のチープなリモコンは押し心地も良くないですが、そんなこと別に気にならないです。

 

問題はアプリです。そもそも発売当初はリモコンがなかったのでアプリで全部操作される前提の製品でした。それも、リモコンで操作できる機能ならまあリモコンをもっている時点で文句のつけようもないですがネットワークオーディオの管理となるとリモコンでは行なえません.。

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この画面から各操作を開始します。が、あまりユーザビリティ考えてなあと思ってしまいました。

 

例えば、アプリから入力を切り替えようとすると、

 

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バイスタブをタップ

機器をタップ

リモートコントロールをタップ

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 この画面で切り替えできます。たかが入力の切り替えだけで4段階もタップしないといけないってだるすぎます。リモコンがあるのでその点は解消されましたがこのように不親切設計が極まっています。

 

ネットワークプレイヤーのコントロールを見てみましょう

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階層型ですね。サーバーソフトの階層がそのまま表示され、独自メニューとかはありません

 

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タイル表示が出来ない…うぐぐ

アルバム段になってもアルバムアートが表示されないです。

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楽曲段でやっとアルバムアートが表示されました。

 

いかがなものか。

BubbleUpnp Server使って「Lumin App」使うのが快適すぎてな…

音質

sonica DACの音は基本的には解像度重視になっています。これはsonica DACのウリでもあるDACチップのES9038proのおかげですかね。ハイエンド向けのDACチップなだけあってHD-DAC1と比べるとその点では確かに向上したと感じます。

 

音の傾向はくっきりタイプです。音像に輪郭線を取ったような感じでEDMとかアニソンを聴くのが楽しいですね。低音が効くアンプやスピーカーと合わせたら中毒性あると思います。

 

ただ、組み合わせるプリ部パワー部のアンプがへなちょこだとあまり恩恵を受けられないですね。私の使用していた旧式のアナログアンプでは音がオーディオ的というように未だ一定の評価を受けているものもありますが、音がアナログ的である分sonicaとの組み合わせではお互いの良いところを食い合ってしまう感じがしました。

 

そのような機種と組み合わせる場合であったらHD-DAC1のほうがDAC性能ではなくアナログ部において一日の長がある分、相性が良いといえます。

 

総評

sonica DACはオーディオ業界を席巻しましたがその評価としては実際の所否定的な声も見受けられます。やたらステマ連呼する輩もいます。

 

私個人の意見でいえばsonica DACはオーディオ的な音ではありません。(ハイエンド機器で聴いたことはありませんが)オーケストラなど音に再現性を求める場合であれば確かに合わないかもしれません。

 

が、こと打ち込みEDMやアニソンに関しては抜群の相性だと思います。これらは基本的に音場とかあんまり関係ないのでsonicaの持ちうる限りの力で再生できますね。

 

おすすめできるかどうかは、所持している音楽の傾向によります。