【2018年4月】今、ゲーミングPCを10万円以内で組むとしたら
数人の友人がPCの自作に興味があるようで、最近何かとそんな話をすることが多い。
今やPCゲーといえばPUBGの時代なんだろうか、確かに面白いゲームだし、荒野行動とかいうパチモンの存在で知名度も老若男女問わず抜群に広がっている。
私としてはスマホでシューティングゲームなんてとてもじゃないがやりたくないものの、どんな機器でもゲームができるものなら得てしてこういうシューティングゲームが人気になるもんだなぁ。と。閑話休題。
で、その数人の友人に話を聞いたところ、どうやら自作PCがひどくハードルが高いものだと思っているらしいのだ。ハードルって言うのは組み立てもそうだけど、特に値段についてやたら「でも、お高いんでしょう?」感を出してくる。
しかしこのご時世、上手にインターネットを活用すれば10万円でゲーミングPCなんて組めてしまうのだ。もちろんこの10万円を高いと思うか安いと思うかは個人の判断だけど、大学生が入学時に生協から勧められるあのポンコツノートよりも安くゲーミングPCが組めるとなったらみんなもっと自作に興味を持ってくれるんじゃないかなと思う。
そもそも自作なんてそんな難しいものでもないんだ。配線さえ上手に組めれば一人前って感じ。私は中学生のころから自作してんだ。このポンコツ新野がだ。聡明なあなた達に出来ないわけないのですよ。
そしてあわよくばみんな俺と遊んでくれ。スプラトゥーンとかモンハンワールドとかじゃなくてPCで遊ぼうよ!
そんな思いを込めながら、今回の記事では「もし今予算10万円でゲーミングPCを組むとしたら」というテーマで、パーツを集めてみようと思う。
自作erらしく、中古品もバルク品もガンガン使って安上がりで高性能なPCを提示します。
今回、中古品を選ぶ際は中古PCパーツ販売会社では最もメジャーなものの一つ、「ドスパラ」の価格を参考にしようと思います。
CPU
まずはCPUについて考えましょう。
自作PCを行う場合に1番最初に決めるべきなのがCPUです。
自作PCに使うパーツは最終的にマザーボードという基盤に全て装着させるのですが、このマザーボードとの互換性の融通が1番効かないのがCPUなんです。
例えばグラフィックボードはもう10年前からPCI-Eという規格で接続していますし、メモリーも2015年に新規格DDR4が出たものの、未だそれより前の規格、DDR3も現役で使用されています。
それに対してCPUのソケットは結構頻繁に変わるので、必然的にマザーボードの製品数も多くなってしまいます。それを絞るためにもCPUから選ぶというのは半ば鉄則みたいなものです。
さて、自作に使われるCPUにはみんな大好きintelとコスパ強いAMDの2種類がありますが、今回選ぶCPUは私の趣味ですがintel製のものに絞ります。
ここ数年、CPUの性能的な進化は頭打ちとも言われ、毎年のようにintelからは新型のCPUが発表されているものの、(あくまで動作周波数のみを見た場合)あまり前世代のCPUと比較して大きく性能が向上しているようには思えません。
性能の傾向としてはそんな感じですが、大きく変わったのがi3など従来ではあくまでローエンドとしてラインナップされていたCPUも、安価ながら十分な性能を備えるようになったことです。
ゲーミングPCのつもりで組む場合、できるだけ安価に済まそうとすると重要なのがCPUとグラフィックボードの価格バランスだと思います。どちらもPCの性能に直結する大事なパーツですが、特にゲームを行う場合はグラフィックボードに予算を割くべきだと思います。もちろんCPUもある程度のパワーは必要ですが。
今回は中古でINTEL CORE i5-7600をドスパラで発見しましたのでこちらをメインに組むように考えていこうと思います。
しかし、安いなあ。
PCパーツは中古品も多く出回っていますが、各パーツの中でもおすすめできるものと非推薦のパーツがあります。
CPUは最も中古でも大丈夫なパーツの一つです。大事なところだけあって頑丈に作られているからでしょうか、CPUが壊れるなんてあまり聞いたことがないです。
一つ気をつける点と言えば、CPUクーラーが付属している中古品を狙うことですかね。ゲーミング用途であれば自分で純正以外のCPUクーラーを購入するのも手ですが、まずは付属している純正品で良いでしょう。
現在合計金額 ¥20,900(税抜き)
グラフィックボード
ゲーミングPCを組む際に最も考える必要があるのがグラフィックボードと言っても過言ではないでしょう。
グラフィックボードには外部電源が必要なモデルも多く、その場合対応した端子を持つ電源を購入しなければならないのでこちらも早めに選んでおく必要があります。
さて、現在現行のGTX1000シリーズは近年の仮想通貨人気から、マイニング用として使用する方も多く現在価格高騰中です。
本来なら「今は時期が悪い」と言ってしまうところなんですが、やはり今だからこそどのグラフィックボードを選ぶかというのを考える必要があると思うので、できるだけ安価に、良いものを探しました。
まずは各モデルの性能ですが、下記記事がとてもわかり易くベンチマークのグラフや人気ゲームでの実機におけるフレームレートを書き出してくれているので参考にしてみます。
これを見るとGTX1060は下位モデルの1050tiと比べて大幅に性能が上がっており、GTX1060の中でも6GB版と3GB版の差は微々たるものであることが伺えます。
狙うはGTX1060の3GB版…!
ということで見つけた格安グラボがこちら
相変わらずドスパラですがこちらは中古品ではありません。新品です。
グラフィックボードに関してですが、CPUと比べるとチップ以外にもファンや基盤自体に不具合が生じ、故障してしまう場合も多いのでできるだけ中古品ではなく新品を狙うようにしましょう。
この仮想通貨バブルの中で2万円台とは流石ドスパラ…!
グラフィックボードはこちらを選択しましょう。
現在合計金額 ¥47,734(税抜き)
まだ2つしかパーツを選んでないのにもう予算の半分近くまで行ってしまいましたね。ここからどれだけ予算を抑えられるのかが自作erの腕の見せ所です。
マザーボード
ここでやっとマザーボードを選びます。
マザーボードの選び方ですが、重要なのはたった2点と考えていいです。
まずCPUのソケット。
CPUのソケットは、自分が選んだCPUと同じにしてください。今回であればi5-7600のソケットはLGA1151というものなのでそれを選択。
次に考えるべきなのがメモリのスロット数。
メモリは未だ選択していませんが、メモリはCPUとグラフィックボードの次くらいに重要なパーツです。スロットが多ければ多いほど沢山のメモリを乗せることがきでます。
ただ、多すぎてもオーバースペックになってしまうので基本的には4スロットを基準にすればよいです。
今回は以上の条件に加え、グラフィックボードが接続できるようにPCI-E×16スロットがあるものを探しました。まあこれは大体のボードに備えられています。
もっと詳しくなったらチップセットなども考えるべき要素ではありますが、めっちゃ重要なわけではないので程々の製品で良いです。
私が選んだのはこれ。
1万円以内で購入できるマザーボードながら必要十分の機能を持っています。
現在合計金額 ¥56,984(税抜き)
メモリ
次はメモリです。こちらもここ数年は「今は時期が悪い」と言われ続けているパーツですね。とはいえ買わずには作れません。
まず考えないといけないのが規格です。今回、マザーボードのメモリスロットの規格がDDR4なので、対応したメモリを買わないといけません。
もう一つ重要事項なのですが、メモリは最も故障しやすいパーツなので新品を買うようにしてください!私は過去に2度もメモリの故障でPCが点かなくなりました。
価格.com - メモリ規格:DDR4 SDRAMのメモリー 価格の安い順 (メモリインターフェイス:DIMM,枚数:4枚)
価格.comでは希望の規格、容量に合わせて検索をしてくれる機能があります。今回はメモリスロット4つのマザーボードを選択しましたが、メモリは2枚だけ購入しましょう、もしこれで足りないように感じた場合には再度購入すればよいです。
さて、またもやドスパラです。実際自作PCを組む際には最もお世話になる所です。だって安いもの。
現在合計金額 ¥66,243(税抜き)
ストレージ
ストレージとは、まあHDDやSSDのことです。
私がおすすめするのは、windowsのシステムはSSDにインストールし、HDDを音楽などの保存用にもう1台買っておく方式です。
ストレージ用のドライブは故障も多く、また故障した際にとても甚大な被害が起こる可能性もありますのである程度信頼できるメーカーの製品を選びます。
まずはメディア用のHDDを探しましょう。
色んなメーカーがありますが、最も有名なのはWDですかね。
Amazonでは6,480円でした。価格変動も大きいですがだいぶ安くなりましたねー。
現在合計金額 ¥72,243(税抜き)
で、次に考えないといけないのがSSDですが、それと一緒に購入するべきものがあります。
OS
正直、すっかり忘れてました。OSも買わないといけません。
自分で組んだPCには、自分でwindowsをインストールする必要があります。
これにはドスパラやツクモなどPCパーツの専門店で売られているDSP版というものを使います。DPS版とは要はパーツとの抱き合わせによる販売ですが、パッケージで購入するよりも安価で入手できます。
で、僕らのドスパラでSSDとWindows10 HOMEがセットになったものが売られていました。ヤッター!
SSDのメーカーはよくわからないところですが、まあ大丈夫でしょう。
しかもお安い。
現在合計金額 ¥89,716(税抜き)
電源
さて、最後に電源を選びます。
なぜ電源を最後に選ぶのかというと、実際に使うパーツを選ばないとどれだけの容量が必要かわからないからです。
で、どれだけの容量が必要なのかという話ですが、こちらのサイトを使います。
Power Supply Calculator - PSU Calculator | OuterVision
各パーツを選択すれば、どれだけの電源容量が必要変わりだしてくれます。超便利。
今回の構成では私はこのように算出されました。
556W。電源を選ぶ際にはちょっと余裕を持たせるのがセオリーです。
650Wの電源を探してみます。
この650Wの電源の中では最もコスパに優れていると某掲示板でも定番のNE650Cにしましょう。
現在合計金額 ¥95,353(税抜き)
あとついでに、こいつもいれといてください。DVDドライブがないとwindowsがインストールできないや(*ノω・*)テヘ
現在合計金額 ¥97,073(税抜き)
ケース
残るはケースですが、こればっかりは己のセンスで選んでください。サイズ、デザイン、色々考える点はありますが、そこはご自由に。
私のおすすめは
こんなん、ですかね。イカれた(褒めてる)デザインですが爆安です。
現在合計金額 ¥99,833-(税抜き)
まとめ
うおー、ギリギリ!!
なんとか10万円以内に収めることが出来ました!!(*^^*)
でもこれ、正直言ってめちゃくちゃスペック高いですよ!PUBGはもちろん、GTX1060を搭載しているからVRゲームまでできちゃいます!すごいです!
こんなハイスペックが10万円で組めるなんて…いい時代だなあ。
どうでしょう、自作PC面白くないですか?
今回はパーツ選びについてのコツをはさみつつ話しましたが、実際には組む際にもいかにキレイに配線するか、どんな配置にするかを考えながら組みます。これが醍醐味なんですよねー。
みなさんもぜひ、自作PCチャレンジしてみてください。もし出来たら私と遊んd…
ではまた!!
現在合計金額 ¥99,833-(税抜き)
現在合計金額 ¥99,833-(税抜き)
現在合計金額 ¥99,833-(税抜き)
現在合計金額 ¥99,833-(税抜き)
Oh...消費税…orz...