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アニおと!!見聞録~アニメと音楽の個人ブログ~

アニメと音楽に関する個人ブログです。アニメやAV機器のレビューをします。

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BANANA FISHのED、King Gnuが今注目のバンドって知ってました? - アニメでハマる音楽【5】

いつの間にか夏アニメも終わりにかかっている頃だけれど、みなさんいかがお過ごしですか。アニメで季節感感じるのって、風流だねぇ。

 

アニメでハマる音楽。アニメと音楽を結びつけるとどちらも楽しめてお得だよ、っていうススメです。
 

 夏アニメの中でも注目作で、事実めちゃくちゃおもしろかったBANANA FISH。そのEDを歌っているKing Gnuのお話をしようと思う。

 BANANA FISHについて

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BANANA FISHについて下手に語るとアニメで知ったニワカな私に対して不信感を覚える方もいると思うので、調べたことだけを書きますよ。

 

原作は吉田秋生氏による漫画であり、「別冊少女コミック」という少女誌で1985年~1994年まで連載されていた作品だ。あらすじは以下の通り

1973年ベトナム戦争の最中、アメリカ軍兵士グリフィン・カーレンリースが突然、同じ分隊の兵士たちに自動小銃を乱射して死傷させる。その場に居合わせたマックス・ロボは彼の足を狙撃し取り押さえる。そのとき、グリフィンは「バナナ・フィッシュ」という謎の言葉をつぶやく。

-wikipediaより引用

さて、連載開始が1985年とずいぶん古い漫画だなと思う人もいるかもしれないが、アニメではそのへんを一新して、スマホも登場する現代の物語として作られている。

漫画ではベトナム戦争が舞台になっていたらしいが、アニメでは中東紛争に置き換わっていて、視聴者からしたら違和感なく見ることが出来るようになっている。

 

舞台はアメリカ。キャラクターやセリフ回しも洋画風に作りこんであり、小気味よく進む会話劇や銃撃戦を含む過激なアクションなども魅力だ。主人公のアッシュ(上の画像の金髪)は少年ギャングをまとめているボスで、BANANA FISHというキーワードをもとにマフィアと対立を深めていく。

そんなアッシュの相棒となるのが、マフィアに襲撃されたときにたまたま居合わせてしまった日本人、奥村英二(こと、えいちゃん)だ。

普段人を信用しないアッシュがえいちゃんに信頼を寄せ、えいちゃんもその信頼に答えていく。シンプルにバディものが好きな人にはおすすめだ。

 

アメリカが舞台になっているだけあって私のようないち日本人視聴者には異世界のような感じがしてしまうが、世界観が綿密に組み立てられていて楽しんで見ることが出来る。勿論、本当のアメリカを知っている人ならもっと楽しめるんじゃないかな。

原作がとても人気な作品であるのに加えて、作画なども申し分ない。ところどころエグイ描写があって、これ本当にノイタミナ枠で地上波放送してんの!?と思ってしまうこともあるが、そういう生々しいところも含めてリアルというか、作品に立体感を与えてくれる要素といえる。

 

因みに、Amazon primeで視聴できるので気になった方は是非見てほしい。

King Gnuについて

 King Gnuは4人組のバンドで、その音楽性はラップ調のミクスチャーロックを掲げつつも、新しい更に現代風のグルーヴが特徴的だ。

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代表曲と言ってもいいVinyl。正直言って、何系とか分けることが私には出来ない。独特の世界観が多くの音楽ファンを虜にして、ライブを開けば即ソールド、カルチャー誌にも取り上げられ、SpotifyではDJダイノジのプレイリストに鎮座していたこともあったな。

 

King Gnu「Tokyo Rendez-Vous」インタビュー|鬼才集団が提示する新たな歌モノのスタイル (2/3) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

音楽ナタリーのインタビューでは、「日本のリスナーに音楽を届けてるのに、洋楽っぽいとか言われてもしょうがないと思ってるので」と発言していて、洋楽のフォロワーとして音楽を奏でることに対して1歩下がった視点を持っているらしい。

確かにKing Gnuの楽曲は2000年代~のジャパニーズ・レゲエミュージックの雰囲気が感じられるので、これがJ-popか、邦楽か、と納得してしまった。

 

活動開始が2015年、フルアルバムが2017年に発売されて、私はそれからの経歴しか知らないが破竹の勢いで勢力を伸ばしている。

そして、新曲prayer XBANANA FISHのED曲として発表された。

BANANA FISHKing Gnu

BANANA FISHの、マフィアやギャングの絡んだ裏の世界の雰囲気に合わせる形でキャスティングされたのだろうか。

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BANANA FISHは必ずしも痛快奇天烈なアクションアニメではなく、主人公のアッシュの重く暗いバックボーンストーリーと、それに向き合い、戦っていく悲劇的な物語と言っても良い。

prayer Xはそんな世界観に合っていて、特にアッシュの、自由になれずにもがいている姿とリンクする歌詞だ。

自分の居場所でさえも
見失っているの
怒りに飲まれて
光に憧れて
今日も空を眺めるのでしょう

ソース・ https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/king-gnu/prayer-x/

 アッシュが怒りに任せて復讐するのか、あるいはえいちゃんという光の世界の住民を見て自分も自由になろうとする道を選ぶのか。

原作未読の私にはわからないが、BANANA FISHのストーリー、世界観にマッチした楽曲だと思う。

 

あとね、アニメ好き的に言えばEDの曲のイントロが本編の終盤に流れだす演出めちゃくちゃ好きなのでポイント高いです。ああ、今週もこれでおしまいか…。みたいな悲しさがね。いいよね。