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アニおと!!見聞録~アニメと音楽の個人ブログ~

アニメと音楽に関する個人ブログです。アニメやAV機器のレビューをします。

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TIGER&BUNNYとUNISON SQUARE GARDENのお話 - アニメでハマる音楽【2】

 

アニメでハマる音楽
 
アニメと音楽を結びつけるとどちらも楽しめてお得だよ、っていうススメです。
 
第二回、今回はTIGER&BUNNY✕UNISON SQUARE GARDENのご紹介。
 

 

UNISON SQUARE GARDENといえば数々のアニメで主題歌を担当してきたが、そのアニメはどれも完成度が高く面白いということで「ユニゾンが主題歌=良アニメ」という図式が出来上がっていることで(私の中では)お馴染みだ。

そんな中でも、なんといってもUNISON SQUARE GARDENの名前を知らしめたアニメ、TIGER&BUNNYと一緒にご紹介するよ。

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TIGER&BUNNYについて

TIGER&BUNNYは2011年に放送されたアニメで、2012年、そして2014年には劇場版も公開された人気作品だ。ちょっとかっこ悪いオジサンヒーロー「ワイルドタイガー」と新進気鋭のハンサムヒーロー、「バーナビー・ブルックスjr.」のコンビが、近未来的な都市を舞台に悪党相手に頑張っちゃうストーリーだ。

 

二人の他にも様々なヒーローがいて、彼らはTV番組「HERO TV」によって市民に活躍を届け、企業からの広告収入を活動資金とする、というビジネスライクなシステムだ。

このような理由によって各ヒーローのスーツには実在の企業のロゴマークが貼り付けてある。例えばソフトバンク牛角Calbeeペプシネックス

一見ダサっ!と思ってしまうが、これがストーリーにリアリティを与えてくれるいいアイテムになっている。テロリスト相手にアクションもありつつ、時には会社に雇われているという立場からうまく立ち振る舞えなかったりなどというヒューマンドラマがメインになっている。

 

そんなヒューマンドラマの上で、2人の主人公の性格の対比がまたいいのよ。

ワイルドタイガーこと鏑木・T・虎徹はだらしなくて1直線な性格でおバカだけれど他人を思いやり、周りに苦労を見せず、年の功から落ち着いた1面も見せる熱い男、

そして、ある日突然虎徹とタッグを組まされたバーナビー・ブルックスjr.はヒーローとして類まれな才能を持ち、豊富な知識から優秀な成績を修めるが、キレたときにはなりふり構わなくなるといった欠点を持っている若さを持ったクールな男。

 

この凸凹コンビが、24話という長さのアニメの中でどういう関係になっていくのかと言うのも見どころの一つ。喧嘩したり仲直りしたり、呆れたり協力したり、見ているだけでホクホクしてくる。

 

そんなかんじでキャラクターの魅力も申し分ないが、何よりも注目してほしいのがストーリーの構成だ。

キャラクターの行動はすべてに意味があり、様々な伏線が張り巡らされている。アニメオリジナルの作品であるからこその最初から最後を見据えたストーリー展開は、まさにお手本とも言えるほどキレイにまとまる。

 

最終話まで見終えた時、きっと「ああ、いいアニメだった」と思える作品だ。

 

ちなみに、ついこないだTIGER&BUNNYは続編を発表した。

www.tigerandbunny.net

おいおい…嬉しすぎるな…

今から見始めても全然遅くないです。見ましょうハマりましょう。

 

UNISON SQUARE GARDENについて

UNISON SQUARE GARDENはボーカル・ギターの斎藤さん、ベースの田淵さん、ドラムの鈴木さんからなるスリーピースバンドだ。

 

ほとんどの楽曲を作詞作曲しているのはベースの田淵智也。非常にスピード感がある曲が得意で、それゆえなのかアニメとの相性もよく、度々主題歌として起用されている。

 

というか田淵さん自体、アニメ関連の提供楽曲が非常に多いのだ。wikipediaを見てもらえばわかるが、数々の声優、アニソン歌手に提供している。

 

それともう一つ、

田淵さんはこの記事で紹介したThe pillowsが大好きらしく、pillowsをインスパイアした楽曲も作ってしまうほどだ。

2017年にはpillowsとの対バンも行なったらしい。私はいけなかったが…

トリビュートアルバムにおいてpillowsの「Fool on the planet」をカバーしてたりと両バンドのつながりはとても深い。

 

田淵さんの話ばかりになってしまったけど、実際とても特徴的で手がけていることも多い人だから…ゆるちて…

 

それと、2018年現在UNISON SQUARE GARDENは各サブスクリプションサービスに楽曲配信をしていない。応援するためにみんなアルバム買おう。

 

TIGER&BUNNYとUNISON SQUARE GARDEN

そんなUNISON SQUARE GARDENの楽曲はタイバニにとって無くてはならないものだ。

なんといってもUNISON SQUARE GARDENの代表曲「オリオンをなぞる」はタイバニ1期OPである。

 

見た人ならわかってくれるかも知れないが、私はTVシリーズを見て、「オリオンをなぞる」に泣かされた。それくらいマッチングしているのだ。

 

オリオンをなぞるは有名だけれど、意外とOP映像を見たことある人は少ないかも知れない。カラオケとかでもタイバニの名シーンMADみたいな感じになってるからね。

見て分かる通り、めっちゃ企業名をアッピールしている。

 

 

 また、TVシリーズに引き続き、劇場版TIGER&BUNNYにおいても2作とも主題歌を担当している。嬉しい。

 続編でもぜひとも担当していただきたいなあ。

 

おすすめ曲

おすすめ曲っていうか、おすすめのアルバムのご紹介

 

Populus PopulusはUNISON SQUARE GARDENの三枚目のアルバムだ。

このアルバムには「オリオンをなぞる」が収録されている。

その他にもファンの間で人気な「場違いハミングバード」やソウルイーターのOPに使用された「カウンターアイデンティティ」が収録されている。

 

私が初めて借りたユニゾンのアルバムはこれだった。

ちなみに夜桜四重奏OVAの主題歌「kid, I like a quartet」も収録されている。

夜桜四重奏シリーズはヤスダスズヒト原作(デュラララ!!デビルサバイバーシリーズなどのイラストレーターとして有名)の漫画で、違った製作元によって二回のTVアニメ化と2つのOVA作品がある。これがちょっと特殊で説明しづらいんだけど、1回目のアニメ化はそれはそれとして、アニメーターのりょーちもによって2度のOVA化と再度のTVアニメ化がなされたというもので、りょーちも監督作品において毎度UNISON SQUARE GARDENの楽曲が使用されている。

 

ちなみに田淵さんは夜桜四重奏の主要キャラクターによるキャラソンアルバム「桜新町の鳴らし方。」の全作詞作曲を手がけていたりと、こちらもUNISON SQUARE GARDENと非常に強いつながりを持つアニメ作品だ。

 

スピード感のある正統派ロックバンド

というわけでUNISON SQUARE GARDENの紹介でした。

紹介しきれなかったけれど、血界戦線に使用されたシュガーソングとビターステップはカラオケランキングで上位にランクインされていたり、色んな人にカバーされていたりととても人気の楽曲だ。

他にもアイマスに楽曲提供したのを突然発表してアイマスPをビビらせたりとか、アニメ界隈ととても関わりの深いバンドだ。

 

みんな、応援しよう。

定額聴き放題でアニソンバンド「FLOW」の配信解禁が意味する事とは

日本が誇るアニソンバンド、FLOWが7/2付で各サブスクリプションサービスに全楽曲の配信を開始した。うわーめっちゃ嬉しい!!!

 

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個人的な趣味で言えば、「エウレカセブン」のOP1、「DAYS」が配信されたことが大きい。これまでSpotifyでは「DAYS」以外は全OP、ED曲が配信されていた。ただ、やっぱりエウレカセブンといえばOP1のDAYSが聞きたくなるんだよね。

アルバムも持ってるから全然聞けるんだけど、やっぱりSpotifyでまとめて聞けるのは利便性の面から結構重宝するんだな。

 

その他にも「NARUTO」関連はいくつもあるし、「コードギアス」ではOP1とOP3がFLOWによる楽曲だ。

 

また、アルバム、シングルの全楽曲が配信されているが、FLOWは自身のベストアルバムで、アニメに使用された楽曲だけを集めたものをリリースしている。このブログを見てくれるようなアニメファンにはその、「FLOW THE BEST ~アニメ縛り~」をおすすめする。 

 

 

で、ここからが本題だ。

 

FLOWがこれまでどうして配信されていなかったのかという問題。

FLOWは結構歴史のあるバンドで、結成は1998年、メジャーデビューは2003年まで遡る。今年でデビュー15周年だ。

 

例えば初期NARUTO楽曲を歌っており、FLOWと同程度の知名度があるバンドで言えば「ASIAN KUNG-FU GENERATION」や「サンボマスター」などが挙げられる。彼らの楽曲はとっくに配信開始されている。

もはや中堅的な立ち位置のバンドであり、感覚的に言えばとっくに配信が解禁されていてもおかしくないようなバンドだった。しかし、されていなかったのだ。

 

では、何故今になって配信が開始されたのか。

 

理由は一つだ。それは所属事務所にある。

 

FLOWが所属している事務所はアミューズだ。

サザンオールスターズ福山雅治を筆頭に、ポルノグラフィティPerfume、BEGIN、flumpoolONE OK ROCK…などがある。

 

このアミューズのアーティストは他事務所と比べて特にサブスクリプションサービスの配信に厳しいのだ。

 

私は以前、こんな記事を書いた


私が主要に利用しているSpotifyも含め、いずれのサービスにおいてもアミューズのアーティストは配信されていないことが多かった。例えば先程挙げた中で言えば、サザンオールスターズポルノグラフィティPerfume、BEGINは未だ配信開始されていない。

いずれもファンの多いグループであるが、アミューズという事務所からはサブスクリプションサービスの配信には極めて慎重な姿勢が見られる。

 

 

ちなみに福山雅治は2017年12月に、flumpoolは2017年9月にそれぞれ配信開始されている。

 

 

これに関しては売り出し方の問題だと思うが、アミューズとしてはCDを売りに出したいのだろう。

 

例えばPerfumeの場合は、Spotifyアメリカのアカウントを取得した場合は聴けるが日本のアカウントでは聴けないというおま国仕様だ。まあ、昨今Perfumeが海外で売り出している以上、アメリカのサブスクリプションの実情にのっとった戦略なんだろう。

 

アメリカではレーベルが日本のように乱立しておらず、権利関係の管理がまとまっているためサブスクリプションサービスではほとんどの楽曲が聞けるようになっている。それ故サブスクリプションサービスの支持が根強く、ここ数年では定額配信におされてCDのシェア率が急激に減少しているという背景がある。

 

これが日本においては、サブスクリプションサービスは未だ一部でしか認知されていないのだ。というのも、「Music FM」とかいうカス違法アプリの存在やレンタルCDという独自の音楽視聴形態、あるいはCDがアメリカと比べたら未だ売れる状況にあるという面から、アミューズ所属アーティストのサブスクリプションサービスへの配信が制限されているのだろう。

 

ここで、中堅バンドFLOWの配信開始がどういう意味を持つか。

たとえばアミューズ所属バンドで言えばONE OK ROCKは2016年とまあまあ早めに配信開始をしていた。これは、ONE OK ROCKのターゲット層が若く、CDを買う層とずれているためだと思われる。CD全盛期と比べて今の若者は(私も若者だ。多分。)CDをあまり買わない。

 

FLOWのファン層はCD全盛期であり、未だCDを買ってくれるファンが多いはずだ。それでいて配信開始されたということは、メインターゲットがFLOW程度の年齢のファンのグループの配信もありうるのではないだろうか、と考えられる。

 

具体的にはサザンオールスターズポルノグラフィティだ。Perfumeはバンドではなくアイドル寄りのアーティストなのでなんとも言い難いが、十分あり得ると思う。

 

Flowの配信開始が、他のアミューズ所属アーティストの配信解禁の呼び水となってくれるか。楽しみだ。

フリクリとThe pillowsを語ってみる - アニメでハマる音楽【1】

 

アニメでハマる音楽

 

アニメと音楽を結びつけるとどちらも楽しめてお得だよ、っていうススメです。

 

第一回、今回はフリクリThe pillowsのご紹介。

 

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フリクリThe pillowsはどちらも、人によっては聞いたことがないかも知れない。

というか、アニメと音楽を一緒くたに語ろうっていうのにフリクリはまず外せないだろうということで、第一回の題材に挙げてみた。

 

フリクリについて

 

フリクリは2000年から2001年にかけてガイナックスProduction I.Gが共同で制作したアニメ。

ガイナックスと言えばエヴァンゲリオン。当時はエヴァの大ヒットを記録し、アニメ制作会社の中では一大巨塔ともなっていた。フリクリを皮切りに00年代のガイナックス作品は作画レベルも高く、その後内部分裂を起こしてしまったことを考えると最後の輝きを放っていた。

 

例えばフリクリに関わっているスタッフには、後にエヴァ新劇場版の総監督を務める鶴巻和哉氏、エヴァに引き続きキャラデザを担当する貞本義行氏、作画監督にはグレンラガンキルラキルの監督で知られる今石洋之氏、また、アニメ・アイドルマスターダリフラの監督、錦織敦史氏が原画に初参加していたりと、もうほかに上げればキリがないくらい今では豪華すぎるメンバーが揃っている。

 

実力派アニメーターによる作画と、凝りに凝った演出が見どころだ。空や川の色、道路の路面、人物へのカメラアングル、どれも見ていて惚れ惚れしていしまう。個人的な話だけれど、本当に何度見ても飽きないアニメなのだ。

 

The pillowsについて

 

で、そんな作品に挿入歌として彩りを加えているのが「The pillows」だ。

 

ピロウズがどの程度の知名度なのかはわからないが、フリクリを知っている人ならもれなくPillowsのことを知っているだろうし、逆にpillowsのファンならだいたいフリクリも見ているだろうってくらい切っても切り離せない関係となっている。

 

The pillowsは1989年結成のロックバンドだ。活動当初の90年代はポップな曲が多かったが、フリクリに使われた2000年前後の曲はファンの間では「第三期」と呼ばれ、オルタナティブ・ロックのテイストが強い曲が多くなっている。

 

ギターリフが特徴的な曲が多く、それに加えてボーカル・山中さわおの声も相まって唯一無二の存在感を示している。

音作りで言えばOASISとか、当時の人気バンドを踏襲しているらしく、UK的なサウンドが好きな私はどっぷりハマってしまった。

 

と、好きな人はめっちゃハマるがなぜか世間的にヒットとはならないのが不思議なところだ。

 

ちなみに、UNISON SQUARE GARDENの田淵さんはThe pillowsが好きということで、対バンもしたことがある。詳しくは↓

azayaka-tuchiiro.hatenablog.com

 

フリクリThe pillows

フリクリとPillowsは切っても切り離せない関係とは前述した通りだが、ファンなら頷けるところだと思う。

 

フリクリは独特な雰囲気と作画レベルの高さから、日本よりも特にそれらの要素を重視する海外において人気が高まり、それに合わせて挿入歌として使われていたピロウズの人気も高まった。

 

Pillows自身、英語の歌詞の曲も多くその点でも馴染みやすかったのかも知れない。

 

今でも、Youtubeに上がっている動画は海外からのコメントが多く再生回数も結構多い。

youtu.be

ちなみに、こんな感じで使われている。挿入歌と言うよりは、「フリクリはPillowsのPV」と揶揄されるほどに音楽にもフューチャーされている。

 

この動画見て、「おいおいネタバレやめてくれよー!」と思う方もいるかも知れないが安心してほしいのが一回見たくらいじゃ何がなんやら理解できないので全然ネタバレじゃないのだ。

 

フリクリは軽快なリズムで進む会話劇と作画、更にPillowsの楽曲と同時に楽しむことがありすぎて、ストーリーの本筋を追うのが疎かになりがちだ。そんなときは何度も見返すといい。OVAでたったの6話しか無いアニメなんだ。4週見ても2クールアニメ一本分だ。それだけ、可食部が多いアニメだと言ってもいい。

 

ピンクの髪のキャラは声優新谷真弓さんによる、聞くものすべてを虜にする特殊な声帯を与えられている今作のヒーローかつヒロインかつ黒幕かつ白幕かつ主人公とも言える存在の「ハル子」さんだ。超好き。

 

と、そんなフリクリ人気の裏で絶大な支持を受け、それでもなかなか日本でヒットしないのがピロウズ…何故だ…

 

ちなみに2017-2018年にかけて、フリクリで使用された楽曲も含まれたアルバムの曲順再現ツアーがおこなわれている。それだけ、ファンからの支持も熱い曲が多いということだ。

 

そのツアーで再現しているアルバムはツアーを記念してアナログレコードにもなっている。それについてはこちらの記事で紹介している。

azayaka-tuchiiro.hatenablog.com

フリクリの続編について

で、なんと言っても今注目なのが、9月に公開される17年越しのフリクリの続編、「フリクリ オルタナ」「フリクリ プログレ」の2つだ。

 

これらは日本では映画、海外ではOVAと特殊な形態で公開される。国内外において人気なフリクリならではと言えるかも。

 

メインキャラ「ハル子」さんと挿入歌Pillowsは続投!事前PVも作画レベルの高さが見られる出来となっている。本当に楽しみだ。詳しくはこの記事に書いてあるのでぜひ読んでみてほしい。

 

おすすめ曲

おすすめ曲と言うか、おすすめアルバムのご紹介。

 

 

これはフリクリサウンドトラックだが、3枚出てるうちのvol3は挿入歌の中からメンバーが選曲した、いわばベスト盤のような扱いになっている。どの曲も劇中で使用されていたので、CDを聴き込んでからアニメを見返すとより一層楽しめる。

 

それと、有名なのはこの曲かもしれない。

「Funny Bunny」はジャンプ漫画・スケットダンスにおいて、作中のキャラクターが学祭で演奏する回がある。これでPillowsを知った人も多いんじゃないだろうか?かく言う私も実は、スケットダンスで知った。

 

他にも、トリビュートアルバムにおいて「ELLEGARDEN」がカバーしているのも有名だ。というか、ソッチのほうが有名になりすぎててこの曲をエルレの曲だと勘違いしてる人も多い。

 

フリクリにおいても「Funny Bunny」は印象的なシーンで使われ、音楽でもって緩急の付いた展開を引き立てている。

 

アニメとしてのレベルの高さと、挿入歌のマッチが魅力

フリクリとpillowsの紹介はこんなところだ。

ガイナックスの全盛期における、アニメとしてのレベルが非常に高い「フリクリ

そんな作品にひと味のアクセント以上の働きをし、フリクリが未だに支持を集めるアニメである大きな理由の一つとなっているpillows。

 

映画公開に向けて、ぜひともチェックしてもらいたいコンビだ。

「W杯の日本の勝利で掌返しするメディア」を批判するっておかしくない?

先に言っておくけれど私はサッカーなんて全然わからない流行に乗り遅れている大学生だ。ルールも知らない。そもそもただに独り語りなので批判も大いに結構だ。

 

オフサイドわからない」とはサッカー知らない人が過去2億回繰り返した言葉だが、私が2億1回目を言おう。オフサイドわからない。

 

ただ、そんな私でもワールドカップに開催に際して、どうやら監督騒動から前評判は著しくなかったこと、蓋を開けてみたら日本が強豪国相手に辛勝、あるいは「価値ある引き分け」を繰り返し、なかなかの途中成績を収めていること、このまま行けば予選リーグ突破も十分ありえることくらいはわかる。

 

ところで最近、こんな意見を耳にする

「日本が勝ちを重ねるごとにメディアが手のひら返ししているのはおかしい」

 

というかこれは実際私の知人の談だ。これを掌返し批判と呼ぼう。

あるいは朝のニュースで真矢みきが同じような内容を発言し、TOKIO国分太一がサッカーファンを代表して謝ったりしていた。

 

サッカーが好きなのか嫌いなのかは知らないがとにかく、これまで散々批判してきたのに、結果を出した途端褒めちぎる事に対して苦言を呈すような意見が多く見られる。

私がよくわからないのは、手のひら返しってそんなに悪いことなのか?ということ。

 

件の知人いわく、「最初からメディアが応援していたらもっと盛り上がっている」とのこと。

まあ、論文にツッコミ入れようってんじゃないし「もっと」ってどのくらいよとは言わないが、私からしたら十分盛り上がっているようにも見えるけど。

こういう発言の裏には、「僕は最初から日本を信じていたけれどね」というようなドヤ顔が見え隠れする。

 

そもそもの話だが、もとよりメディアというのは物事を盛り上げるためでなく、情報を伝えるためにある。それであれば、「一般的な前評判はあまり高くありません。理由は監督の降板と新監督への期待度の低さからです。」「強豪国相手に大迫が半端ありませんでした」などと伝えている現状は正常ではないだろうか?

 

こういう意見をネット上で書き込んでいる人は、本当に前評判を信じていなかったのだろうか?

批判する彼らにとっての正義とは、前評判で日本チームを非難していた者を批判すること。

掌返しを批判する事ができるのは掌返しをしていない人だけだ。元よりサッカー日本代表を信じて応援していた者のみが批判をすることが出来る。

という論調なのだろう。

 

私が居心地の悪さを感じているのは、そんな言ったもん負けみたいなことってある?ということ。勿論中には本当に日本チームを信じていた人も居るだろうが、W杯に関心がある人は絶対前評判のことわかっていた上で自分の意見を発しているものだが、今掌返し批判を行なっている人は、そもそも始まるまでそんなに興味を持っていなかったから前評判について発言していないだけの人なんじゃないだろうか?

 

 

結果が伴った姿を見て意見を変えるというのはとても正常なことだ。

掌返しをしない=自分の意見に一貫性がある、というわけではない。

周りを見て意見を変える柔軟な態度もまた一貫性なのだ。

 

一体どんなメディアが、「前評判で散々批判してきたから、結果を出そうが批判する」ことにするんだろうか。そんなことはありえない。

あるいは、前評判で批判してしまった後ろめたさからサッカーについての発言を控える必要もない。情報を伝えることが仕事だからだ。

 

 

知人にはここまでではないが、普段から真面目な話をするような奴ではなかったのでメディア批判が口から出てくるなんて思いもよらなかった、というようなことを言ってやった。

帰ってきた返信は「今こそがメディア批判をするネット社会の時代だ」とのことだ。

 

意外と理解してくれないのが、ネット上の情報も1次ソースはマスメディアによるものであることだ。彼がyahooニュースか、あるいは2chまとめサイトからそんな思想を持ってきたのか知らないが、彼らはいずれにしても1次ソースを元に会話しているだけだ。

 

芯を捉えたような事を言っていても、実のところそれ1次ソース以上の情報を持っているものなど彼らの中にはほとんどいないし、ネット上の情報が信用できて、テレビでは放送されないような前評判で溢れかえっているのならば、なら今頃街はtotoBIG長者で溢れていることだろう。

 

実際はそんなことはない。どのメディアも等しく前評判の低さを語り、どのユーザーも等しく「今年はどうだろうか」と話していた。

 

 

そんな中、掌返し批判と言う名の後出しジャンケンで勝ち誇られたら溜まったもんじゃない。

一番幸せなのは、サッカーの試合をなにかの批判にぶつけるのではなく、純粋に結果を楽しんでいる者だろう。大迫が半端なかったり、本田が三角形だったりすることを純粋に楽しむことが出来ている者と比べたら、掌返し批判で脳みその無駄なリソースを割いているものなどは語るに値しない。

 

 

あるいは、明日提出のレポートを一切進めずこんな夜中まで長々と掌返し批判批判を行なっている私が一番の負け犬であることは、自明だ。

ダーリン・イン・ザ・フランキス第22話 私なりの感想&考察

すみません、21話の感想記事ですが忙しくてアップできませんでした!!

azayaka-tuchiiro.hatenablog.com

 

今回は、スターエンティティの自爆を防ぐことは出来たものの、叫竜とVIRMの闘争は宇宙で未だ続いている中、地球に取り残されてしまった子どもたちの話です。

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子どもたちをまとめているのは13部隊。結局明らかになっていないのは、13部隊が一体何の「テスト」をしていたのかという話。

こういうふうに他の子供達よりも自立しているのはその「テスト」のお陰なんだろうけど。

 

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なんとなくココロのことを気にするミツル。

 

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ナインズはメンテナンスが行われないと体の状態を維持することが出来ないという。メンテナンスという言葉はかつてゼロツーのことで聞き覚えがあるね。

 

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意識の抜けたゼロツーを看病するヒロ。

今更だけれど、ゼロツーって「エウレカセブン」のアネモネにちょっと似ているよね。高度な生命体の人工的なクローンだったりするところとか、髪の色とか、甘いものを汚く食べる所とか。

 

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妊娠というワードに腰が抜けるミツル。ん?ということは意味を知っているのかな?パパ達に記憶処理をされたはずだけれど、ミツルとココロは意味がわかっていそうな反応だ。

 

それと、

新ナナ「過去の例では堕胎することになっています」

と言っているけれど、ということは過去にもここまで行き着いたカップルがいたってことなのかな??もしかして、ハチとナナだったりして?

 

ミツル「どうすればいいですか。ヒロ、僕はどうしたら」

ヒロ「わからないよそんなの。どうしたらいいのか、何が正しいのかなんてどうやったらわかるんだよ」

今回の話ではヒロがだいぶ余裕がない。これまではなんだかんだ問題があっても周りには見せなかったのに。それだけゼロツーの存在が大きくなっているってことね。

 

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フランクス博士が遺した、いくつものデータが残っている部屋

 

そして、

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ナナ「能力不足と判定されてガーデンから消えた子どもたちが、なぜ?」

ナオミが1話からやっと再登場!でもなぜかコールドスリープのような状態で眠っている。

お前たちが子どもたちにとっての大人になれ

というのがフランクス博士からのメッセージだが、それとこの子どもたちとの間にどういう関連があるのだろう。何のためにコールドスリープしてあるんだろう。

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フランクス博士は今のように、いずれ大人たちが叫竜、あるいはVIRMに滅ぼされることをわかっていたのかも知れない。そうした後に、子どもたちで新たに人類を再興しようとしたのかもね。自らが死んだ場合の意思は、同じく子供だったハチとナナに引き継いでもらうようにして。

 

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空が雷鳴で光った途端、体に切れ込みがはいるゼロツー。

ゼロツーは宇宙で戦っているという。ただ、ヒロが感じ取った映像を見てもスターエンティティ(ストレリチア)は棒立ちのような状態になっている。やはりヒロがいないとうまく操縦できないんだろうね。

 

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ゴローの鉄拳制裁。

暴力という手段をとってしまったけれど、ゴローの優しさが表れているシーンだ。この前のシーンでもイチゴが倒れてしまった時にゴローがその間に畑のことをどうするか考えていたりとか、22話では特にゴローの行動が印象的だった。

その末のパンチングは、これまであまりにも理性的すぎたゴローのエゴが垣間見えるようで、ある意味では成長とも受け取れる。

 

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イチゴ「送っていくよ。ゼロツーのもとまで」

それぞれヒロに言葉をかけるけれど、それらはどれも未来を見据えた発言だった。ヒロはゴローとの口論で「死にに行くようなもん」と言われても反論できなかったが、彼らは帰ってくるつもりで宇宙に行くということだ。

ゴロー「これは、俺達が生きるために選んだ道だ。お前にも何も言わせない。」

 

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ヒロに近づくミツル。ヒロは頷いたような表情をしたってことは何か話したんだろうか?

ココロのカットが挟まれていたことを考えると、きっと「ヒロたちが帰ってくるまで僕がココロさんを守ります」みたいな事なんだろうか?

どうすればいいかと嘆いていたミツルも、自分の中で1つ決心したらしいこの表情。

あと、イクノの笑顔も印象的だよね。前パートナーとしてミツルのことを知っている分、ミツルの成長を感じているのかも知れない。

 

あー、前回の感想記事書けなかったけど、イクノが白髪になったのショックだなあー。好きなキャラが活躍するのは嬉しいけれどね。

 

 

私が懸念しているのが、ヒロはゼロツーに会うために宇宙に行くけれど、ゼロツーは帰ってこれるのだろうか。

メンテナンスが必要なはずのゼロツーの体は、いまやナインズの彼らのようになっているかも知れない。もちろんメンテナンスなんて出来る設備もなさそうだし。

思念としてストレリチアの中に入っているゼロツーは、元の体に帰ってこれるのだろうか??それこそ、ネタバレしないように言うと例のあのアニメみたいな終わり方をしてしまうのでは??という懸念もある。

ぜひともハッピーエンドになってほしいなあ。

 

 

というわけで22話でした。他のアニメで言えば今期はもう終わりだけれど、ダリフラはもうちょっと続きそうだね。

というか、地球での戦闘が終わって宇宙に向かうってなったら、そこら編のロボットアニメだとここからさらに1クールくらいありそうだけど…この風呂敷畳めるのかな?

 

 

Mini-itxケース「Metis Plus」でコンパクトなゲーミングPCを作った【後編】


後編ということで、実際に組んでみるよー!

Mini-itxケースなので組む際には様々なコツが必要だ。その上この「Metis Plus」は人気のケースであるため、ネット上には活用するための様々なノウハウが投稿されている。今回はそれらの小ワザを紹介しながら解説していこうと思う。

 

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とりあえずこれが噂の「Metis Plus」。写真ではサイズ感がわからないかも知れないが、サイズは[幅x高さx奥行 190x254x277 mm]。ちっちぇえ~~

 

というわけで、実際に組んでみる。

 

あっそうだ(唐突)

 

まず最初にケースを止めているネジを外してケースを開けないといけないんだけど、このネジが結構厄介だ。

なかなか小さく、手持ちのドライバーでは回すことが出来なかった。このような場合では素直に買いに行くことがベターだ。諦めも肝心。

私はダイソーで合いそうなドライバーを購入した。

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何買えばいいのか迷ってる人は参考にしてね。

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というのが前提条件。じゃあ、組んでいこうか。

 

マザーボードにCPUを取り付け、ケースに取り付ける

一番最初にマザーボードをケースに取り付ける。今回に限らず自作では大きいパーツから組んでいくのが定石だけれど、Metisの場合は特にマザーボードから組んでいくことを勧める。

大きいパーツと言えば電源もそうだが、マザーボードと違って電源を組んでしまうと作業スペースが大幅に狭まり、非常に制作が難航してしまうだろう。まずはマザーボードにCPUを取り付けたものを、それもまだCPUクーラーは組まないほうがいい。

 

CPUクーラーも電源と同じように結構作業スペースをとってしまう上に、特にハードディスクの設置がCPUクーラーが取り付けられた状態だと難しくなってしまう

 
データドライブを設置し、CPUクーラーを装着する。

次にストレージを組み込んでいく。

Metisにはストレージを組み込む場所が3つある。それは底面、天板裏、裏面だ。

それぞれ特徴を書き出してみると

  • 底面-3.5インチHDD*1 or 2.5インチHDD*2 or 2.5インチSSD*2 CPUクーラー取り付け前に付けること
  • 天板裏-3.5インチHDD*1 or 2.5インチHDD*1 or 2.5インチSSD*1 ただしグラフィックボードと干渉する恐れあり
  • 裏面-2.5インチHDD*1 or 2.5インチSSD*1 ケーブルを裏面まで回すこと

私は今回、3.5インチのHDD1つと2.5インチ1つを装着する予定です。上記のデメリットを鑑みて天板裏には装着しないことにしたよ。

天板裏はグラフィックボードと近くなってしまい、それ故熱もこもりやすくなってしまうのが懸念されるからね。天板裏に装着する際はそれ用のマウンタを使用するんだけれど、装着しないならマウンタを取り外すことが出来てエアフローも良好になるからね。

 

というわけで裏面にSSD、底面にHDDを設置することにした。

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裏面。ケーブルは開いてるスキマからSSDにケーブルを差し込む。因みに、あんまり穴とか空いてないので裏配線とかは無理そうだ。

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底面にHDD、その後CPUクーラーを装着。

HDDを先に設置しておくのは結構大事だ。写真で見るとパーツ間の距離が心配になってしまうが、実際はなかなか良好な塩梅でスペースが空いている。デザイナーのセンスに脱帽。

 

グラフィックボードと電源を取り付ける

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ここまで来たらもう大詰めだ。グラフィックボードと電源を取り付ける。簡単に言ったけど、スペースが少ない分ちゃんと大変だから安心してくれ。

 

ケーブルの取り外しが可能な電源でない限りは、画像のように電源の上辺りに使わないケーブルが押し込まれる形になる。あまり美しい形とは言えないが仕方がない。グラフィックボードとCPUクーラーの間を通してケースファン用のケーブルを、電源の手前、ケースとの隙間を縫うようにHDD用のケーブルとマザボ用の24ピンケーブルを通す。

 まあ、この辺のセンスは人それぞれだ。

 

小技

で、ここで小ワザを紹介しよう。と言ってもどれもネットに既出のものだ。

 

こういう小型ケースの宿命何だけれど、なんと言っても気になるのが排熱。小さなスペースにいくつものパーツが密集しているせいで排熱問題が結構重大だ。

 

今回使用した「Metis Plus」は、前モデルの「Metis」に比べて、天板にメッシュで覆われた穴が空いているのが特徴となっている。この穴はそのままグラフィックボードのファンによる排熱を外に逃がす働きをする。

それに加えてもともと付いているケースファンと、ATX電源に搭載されているファンが、初期状態での「Metis」の構造となっている。

 

が、結構これがよろしくなくて、というのがこれらのファン全部排気なのよね。

 

エアフローを考えると空気の通り道が結構大事になってくる。ここで全部排気っていうのはやはりやばい。

 

というわけで小技1 ケースファンの向きを変える

 

電源とグラボのファンの排気向きについては仕方がないので、この中で変えれるのはケースファンになる。結構硬いネジだけど、気合を入れれば外れる。

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ファンの吸気方向なんだけれど、基本的にはこういうふうに、ロゴがよく見えるほうが吸気側。逆に配線とかが見えるほうが排気側になっている。

 

そういえばファンはLEDも付く。私は目障りなので付けていないが。

 

これで空気の通り道は確保できた。が、まだちょっとこもってる感じがするなあ、という場合に、小技2 側面をメッシュにする。

 

これにはダイソーで買ってきた鉢植え用メッシュを使用する。わかるかなぁ、あの鉢植えの一番下に土がこぼれ落ちないように敷いておくメッシュ。

 

Metis」の側面はアクリルパネルになっており、外すこともできる。LEDも付けていないしアクリルパネルであっても中身がぜんぜん見えないから、それよりもエアフローを考えてメッシュにした。

 

で、メッシュであれば小技3 側面にファン設置が可能だ

 

つまり

 

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こういう事。これでケースには十分な吸気が送られるようになった。

前述の通りMetis Plusでは天面もメッシュの空気穴が空いていて、ここにもファンを設置することができるが今回はしていない。手持ちのファンがLEDのものばかりだったためだ。目に悪い青色LEDもっと減ってほしい。

 

というわけで完成!!

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実際に設置している様子。私はベットサイドテーブルに置いているのだけれど、流石のコンパクトサイズ。Mini-itxは拡張性が低く、光学ドライブは外付けのポータブルタイプを、また、サウンドカードは搭載できないので小型のヘッドホンアンプを接続している。私はもともとこれらを所持していたので追加購入する必要はなかった。

ヘッドホンアンプについての記事はこちら

高音質Bluetoothレシーバー、Sound Blaster E5購入レビュー!

 

 やはりアルミケースなだけあって高級感もある。しかもちっちゃい。すばらですね。

 

ベンチマーク

ではこのPCでベンチマークを取ってみる。ここでは定番の3DMarkのFire strikeでベンチを取ってみた。再度スペックをまとめると

 

CPU:CORE i5 8500

RAM :crucial PC4-19200 4GB*2枚

ビデオカード:ZOTAC GTX1060 3gb mini 

 

GTX1060のビデオカードではだいたいスコア10800くらいが出るらしいが、果たして…

 

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 結果はこの様になった。

というか、PCの状態やOC設定によって10800まで行くこともあるのだが、ベンチの数値よりも実際に使ってそんな差がなかったので通常使用している。まあ、それでも10200あれば大体のゲームはできる。

 

いかがだったでしょうか。まあ結構面白いケースだったな。自作熱はしばらく冷めていたけれど、やはり気に入ったパーツ、ケースっていうのは愛着も湧くしなかなかいい体験だった。

みんなもレッツ、Mini-itxじゃぞ~^^^

 

 

Mini-itxケース「Metis Plus」でコンパクトなゲーミングPCを作った【前編】

PCがぶっ壊れた。

自作PCを趣味にしているとPCが壊れることなんて往々にしてあるもので、いまさらショックを受けたりはしないぞ。むしろ新しいPCを購入するチャンスというものだ。

 

かねてより、我が王国(六畳間)のレイアウト的にPCの置き場に悩んでいた。

というのも、

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現在の我が家はこーんなレイアウトなのだ。

我が家にはPCモニタはなく、TVにPCの映像を映している。

普段はソファで作業しているため、PCの電源をつけるためにはわざわざTVのほうまで歩いていかないといけないのだ。めんどくさい。

 

PCを手が届く位置に動かそうにも無駄にフルタワーのめっちゃデカイケースなので置き場に困る。そこで、壊れたパソコンを修理するのではなくもっと小さいケースにしてソファの近くに置けるようにしよう!ということにした。

 

勿論、ゲームもゴリゴリできるように最新のスペックのPCにしたい…

 

そんな欲望を叶えてみた。

 

Mini-itxケース「Metis Plus」

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 さて、今回の自作の主役は「コンパクトなケース」。

ケースをできるだけ小さなものに収めた上で、ゲーミング用途にもガンガン使えるものにしたい。

と言うわけで購入したのが「Metis Plus」だ。

 

このケースは5000円を切るという低価格ながら、アルミ製という高級感あふれる代物だ。カラーバリエーションも多く、好きな色を選べるというのはとても好印象だ。というかどちらかと言うとこのケースにしたくてMini-itxで組もうと思ったところもある。

 

 

 

 私は赤色を選択した。かあっこいいー!!

Mini-itxというのはマザーボードの規格のことで、一般的なATXやそれより小さいMicro-ATXよりも更に一回り小さいのが特徴だ。

マザーボードが小さいということは利点かと思われるかも知れないが、ケースサイズによって使用できるパーツに制限がかかること、順序立てて組まなければ上手に組めないこと、小さなスペースに多くのパーツが密集するのでファンの風通しが悪く、全体的に熱がこもってしまうことへの対策をしなければならないことなど、結構厄介な事柄が多い上級者向けの規格と言える。

 

だからこそ、燃える、というのもある。

 

パーツの選択

ケースが決まったら順番にパーツを選んでいこうと思う。前述したとおりパーツはケースに干渉しないように十分注意しなければならない。

 

cpu

 

 まず、CPUはi5 8500にした。新世代のアーキテクチャで前世代i7 7700と同等の性能が半額程度の価格で購入できるというコスパに優れたにくいやつ。

これは4月に発売されたばかりで、価格も推移しているところだったがせっかくなので最新のものにした。

 

マザーボード

 

 マザーボードはこれ。第8世代のCPUはソケットこそ同じものの、チップセットは「3○○」となっているものでなければ対応していない。

ゲーミング向けといえばZ3○○が推薦されているが、まあ、オーバークロックとかしないつもりなのでH310のマザーボードにした。

因みに、Mini-itxマザーボードATXマザーボードよりもちょっとだけ高い。まあ小さな基盤にこれだけパーツ組み込むっていうのはコストも掛かるだろうし、出荷数も違うから高くなるのも仕方がない。

 

たまたまAmazonでアウトレットで安くなってたので購入。

 

メモリ

 

なんかAmazonで「永年保証」って書いてあったので購入。壊れやすいメモリが永年保証なわけ無いだろと思いつつ、まあ買ってみた。

 

マザーボードが新しいのでメモリもDDR4という新世代のものに。DDR3のメモリは結構安いが、マザーボードが対応していないので仕方がない。

 

グラフィックボード

 

 グラボはGTX1060-3GBを選択。上位機種の1070にすると倍近く値段が上がり、かと言って下位機種の1050tiでは心もとない性能だったからちょうどいいだろう。

 

で、ここで一つ気をつけないといけないのがグラボの幅。今回使用するケースは公式に対応しているとアナウンスされているグラボのサイズは長さ17cmまで。このグラボは17.4cmなので公式に対応していると言われているものよりも若干大きい。が、問題なく入った。グラボを選ぶ際にはショートサイズを選ぶ必要がある。

 

引き継いだパーツ

 

前に使用していたPCはメモリの故障によって起動しなくなってしまった。そのため、結構引き継げるパーツもあった。

 

電源は650Wのもので新しいPCにも使えそうだった。

 

 電源にも様々なサイズが有り、これは一般的な「ATX電源」と呼ばれるものだ。「Metis Plus」はATX電源にも対応しているが、使用するケースによってはもっと小さな電源を使用する必要があるかも知れない。

 

というかこの電源、結構組む際に邪魔だったから、購入するとしたらもっと小さな電源にしたほうが良いかも。もしくは

 

 こんなふうに使わないケーブルを取り外せるものだとパーツを組む際に邪魔になりにくい。

 

 

それと、CPUクーラー。以前使っていたCPUはi5 3450だった。

このi5 3450はCPUソケットの規格がLGA1155、今回制作するPCのソケットの規格はLGA1151とソケットが違う。が、ここ最近の規格はCPUクーラーの穴が各世代に対応していて、違うソケットのクーラーも最新のソケットに使用できる。ちょっと前まではCPUのソケットが違ったらCPUクーラーのソケットも違ったのだが、いい時代だ。

 

というわけでCPUクーラーも流用できる。

 

クーラーに関しても、ケースとの干渉を考える必要がある。「Metis」の場合はこのようにトップフローのクーラーか、水冷を用いるとよいだろう。

リアフローのクーラーではサイドパネルと鑑賞してしまう恐れがある。私が図ったところだと、まあ高さ14cm程度に抑えるのが吉だ。

 

その他、HDDは壊れたPCから引っ張ってきた。このへんは世代とか無いからね。

 

SSD

【2018年4月】今、ゲーミングPCを10万円以内で組むとしたら

で紹介したドスパラのOS付きのやつを購入。これでOSも調達できた。

 

というわけでパーツを以上のようにしてみた。

後編では実際にパーツを組んでベンチマークを測ってみる。パーツを組む際には注意事項も多いのでよく確認しながら組んでみたい。

 

 

azayaka-tuchiiro.hatenablog.com