電源ケーブル オヤイデ TUNAMI GPX-R購入レビュー!
買ってしまいました。
オヤイデの電源ケーブル、ほぼトップエンドと言っても良いのでは無いでしょうか。TUNAMI GPX-R。
もともとは、新調したプリメインアンプ、Nmode X-PM7の付属電源ケーブルがあまりにもしょぼっちいため何らかの良い電源ケーブルをあてがってやらねばなるまいということで購入することになったわけです。
オヤイデというメーカー自身、オーディオのケーブル関連で言えば信頼できる所なので実物を見てみても悪い印象は受けませんでした。
ただ、オーディオでは見た目や所有感なんて二の次で、音さえ良ければ全て良し。または音が悪けりゃ全部ダメといった感じなので、実際に聴いてみないことには評価のしようがありません。
というわけで視聴してみましょう。
視聴環境
QNAP TS-131
↓
HUB
↓
TEAC NT-505
↓
Nmode X-PM7(Hモード)(ここにTUNAMI GPX-R)
↓
B&W CM8
いつもの私のシステムです。
そういえばZonotoneの営業の方に、電源ケーブルはプレイヤーとアンプどちらの方を重視したほうが良いのか聴いた所、とにかく上流の方が影響を与えやすいとの返答をいただきました。
この場合で言えばネットワークプレイヤーのNT-505が上流にあたりますかね。NASの電源まで気にすることはちょっと出来ないかな…今は。でもプレイヤーにTUNAMIを繋げた場合をまた試してみたいですね。実験です。
とりあえずアンプにGPX-Rを繋げて早速聴いてみましょう。
視聴結果
まずやっかいなのが、PM7のバーンインにかかる時間。
他のケーブルと違って、電源ケーブルは一旦電源を切らないといけない。一度電源を落とすとPM7はもう1回本調子になるまで軽く12時間位かかる。
電源ケーブルの比較試聴のし辛いこと…
あとTUNAMIも硬すぎて取り回し最悪なのでとっかえひっかえしづらい。これもドマイナスポイント。
と、愚痴はここまでにして音の評価をします。
たっぷり12時間バーンインして…
あれ?そんなに違わない?
いやむしろ…PM7のパンチ力が減っているような…?
なぜだろう。
ネット上の事前の評価を見る限りだと、「TUNAMIの名のごとく音が押し寄せてくるよう」だと思ってたんだけど…
音が押し寄せてくるっていうのは私がPM7のHモードで感じたことだった。音圧高い曲も全て描き出すのであまりの音数にびっくりした事がある。
でもGPX-Rに変えてから…なんかぱっとしないような。
音は柔らかくなってしまったような感じがする。確かにこれはハイエンドっぽい傾向ではあるけど、PM7にもとめていた力強さが減ってしまい私にはむしろ逆効果に思えた。
エッジが立っていないのを良い音と思う人ならこのケーブルの傾向は好まれるのかもしれないが。私はロックとかばかり聴くのであまり良い印象を受けなかった。
試しに元の付属ケーブルに戻して使ってみる。
スネアのタムタムって感じの音が帰ってきた。歪んだギターサウンドもしっかり聴こえる。
付属で良いなこれ。
結論
私とは相性が悪かった!
多分巷でこんなに評価高いケーブルだから、多分私との相性が悪かっただけなんだと思うけど、いい印象はそんなに受けなかった。
オーディオを語る上でケーブルも重要な要素であることは解っているし、これまでの経験からケーブルで音が変わる経験は何度もしてきた。
けれど、どれも良い影響ばかりではなかったのかもしれない。アンプやスピーカーみたいな機器であればランクが上がる毎にパーツがより厳選されていくのはもちろんだけどそれよりも、開発費を多くとって細かい傾向まで研究する事ができるだろう。
電源ケーブルの場合はただ線材やコネクタにどれだけコストを掛けるか、それだけだ。組み合わせる機器と相性が合うかどうかはユーザーそれぞれに委ねられている。
私には合わなかった。でもあなたには合うかもしれない。そんな感じ。