「アレ」だったことが判明した「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」第7話の私なりの感想と考察
「ああ、また繰り返すのね。絶望の輪廻を。星明かりの下で。」
-大場なな-
「アレ」っていうのは、ネタバレ防止の為ね。というわけで未視聴の方はとっとと第7話みようぜ!
少女歌劇レヴュースタァライト、毎回楽しみに見ています。コミケではブシロードのブースでグッズを売っていたもののあまりお客さんがいなくて心配してしまったが、アニメの方はというと安定して毎回面白い。あまりに毎回おもしろいので、ダリフラのように毎話感想記事あげようかと思った。
4話で華恋とひかりちゃんが目標を確かめあった回。
5話でまひるちゃんのDVDのところで感動(新野は過去の自分を見て今の自分を見つめ直すシーンがあるアニメに弱い)したり挿入歌で「夜が明けてまひるになるよ」みたいな歌詞にぐっと来たり。
6話で個人的に好きだった香子&双葉はんのペアがフューチャーされて、友情を見せつけられた回。
その、6話のCパートで、ばななが何やら不穏な雰囲気を醸していたのでとても気になっていた。
というわけで7話なんだけれどサブタイトルは「大場なな」ということでちょっと異質な回だろうなという感じはした。1クールなら折返し地点だしね。
今回特筆すべきは、このアニメが「ループもの」だったということ。
このアニメを見ている上で私が謎だと思っていたのはいくつかあるが、箇条書きすると
- なぜ、このオーディションが行われているのか?
- オーディションで1番になると何が起こるのか?
- 5話で、ばなながどうしてもマヤとクロちゃんに主役をさせようとしていたのは何故?
- 99回聖翔祭の時点でオーディションが行われていたのか?マヤとクロちゃんはそこで1位になったから聖翔祭で主役だったのか?
- そもそもキリンは何者?
- ひかりが華恋にオーディションを受けさせたがらなかった理由は?
ということ。
7話ではいくつかの謎が解明されたが、更に謎が深まった部分もある。なので順番に整理してみようと思う。
まず、このオーディションが行われている理由だが、キリン曰く
「舞台少女がトップスターになる瞬間、奇跡ときらめきの融合が起こす化学反応永遠の輝き一瞬の燃焼。誰にも予測できない運命の舞台。私はそれが見たいのです。」
とのこと。ということはこのオーディションを主催しているのはキリンということになるだろうか。
ばななは2018年のオーディションを勝ち進み、幾度も2017年からのループを再演してきた。1年を通して第99回聖翔祭の準備期間を経て、「スタァライト」の公演、そして2018年度にまたオーディションで勝ち進みまた2017年へ。
まあ、なにはともあれオーディションで1位になると、「自分の望んだ舞台に立てる」ということが判明した。
では、1位になれなかった場合どうなるのか?大場ななのケースでは過去へ戻ってしまったため、それ以外の者がどうなってしまったのかが不明のままだ。今回の場合では、変わらずマヤとクロちゃんが主役であったが、これはばなながそう望んだためだ。
これについては、ひかりちゃんはどうなるか知っていそうだ。3話で華恋を軟禁してオーディションを受けさせまいとした事にはきっと何か理由があるだろう。
今期は少女☆歌劇レヴュースタァライトが少女革命ウテナを思い出す名作の予感! - アニおと!!見聞録~アニメと音楽の個人ブログ~
私はレヴュースタァライト1話を見て、このような記事を書いた。
この記事では『これはただの美少女アニメじゃないぞ。タイプで言ったら「魔法少女まどか☆マギカ」のような化け方をするアニメと読んだ。』と書いた。
例えばまどマギを例に上げると、ほむらちゃんは目的があって幾度もループを重ねていた。ただ、レヴュースタァライトの場合は大場ななによって「ループ自体が目的」であったところで違っている。
そしてそのループに割り込んできたのがひかりちゃん。これまでのループでどうだったのかはわからないが、ひかりが現れた今回のループでは第100回聖翔祭でも同じ「スタァライト」の再演を望むあまり、5話で他の裏方担当の生徒と主役をマヤとクロちゃんにするよう言い争っていた。
これまでのループではマヤとクロちゃんが主役であったが、ひかりちゃんが現れたことによってバタフライエフェクト的にこれまでのループと違った展開になっているのかもしれない。それがゆえのばななの焦りのような行動が見られた。
また、キリンとばななが向かい合っているシーンに割り込んでいた事から、ひかりちゃんはオーディションの詳しいことも知っているような雰囲気だ。今はまだ天然お世話焼かれ残念クール系美少女キャラといった感じだけれども。
今回、EDの「Fly me to the Star」は誰も歌っていなかった。これは、ななが現在オーディションに参加していない=舞台に未だ立っていないために歌っていないということなのだと思うが、OPやEDで衣装を着ていることから、まだこれから参戦するということもありえなくもない。マヤが「素晴らしく伸びる声」と評していたのでななの歌声にも興味あるし!
いやー、これからもまだまだ楽しみですな!レヴュースタァライト!!ばななの闇っぽい部分が描かれたけれどこれから対峙しようと思ったら華恋にとっては強敵になるだろうね。なんたってマヤでさえ敵わなかった相手なのだから。楽しみにしておこう「輪廻のレヴュー」を。(予想)
ところで余談なんだけれど、
オタクは初めて見たループもの作品を親だと思ってしまう
— すしたろう (@firemagma) 2018年8月29日
こんなツイートがバズっていた。
オタクはループものが好きってはっきりわかんだね。私が初めて観たループものはエンドレスエイトだったのでいわば毒親だが、レヴュースタァライトはどうなるんだろうね。