鮮やか土色

アニおと!!見聞録~アニメと音楽の個人ブログ~

アニメと音楽に関する個人ブログです。アニメやAV機器のレビューをします。

土色鮮やか

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所持金3円の男の価値

スノーボードに行ってきた。
なにを学生のようなことを言ってるんだとお思いのあなた、私は学生だ。新野です。

学生がゲレンデに向かうのに使う足は考えるまでもなく深夜バス。

 

のちのちの為に先に説明しておくと、スキーやスノーボードのバスツアーには往復のバスチケット、ボードとウェアのレンタル、リフト券などがセットになっていて、それらを予め先払いしておけば向こうで必要なのはチケットと引き換えるだけでそれらを頂くことが出来る。

 

話を戻すと私はとにかく深夜バスが苦手で、事実、翌朝になってゲレンデ近辺のローソンに放り出されるまで一睡もできなかった。


理由は分かりきってる。やたらと1時間おきにバスが休憩するからだ。


やれSAだやれ道の駅だと、駐車しては..アナウンスで目を覚ましてくる。運転手にも休息が必要だとは思うが、それにしたって消費者のニーズとツアー会社の思惑が噛み合っていない。バススケジュールを組んだそばから崩してやるわいそんなツアー会社は。

 

とはいえ起こされるものだから起きない訳にはいかない。友人達とすごすご外へ出るとひときわ輝くファミリーマートの文字。


そりゃ買うのだ。カップ担々麺を買うのだ。仕方ない。さっきまであんな窮屈な環境に身を置いていたのだからそれぐらい許されてもいいはずだ。
友人達の視線を横目にズルズルと麺を吸い、お腹がホットになった私を詰めてバスはまた進む。

 

進んだのち、止まる。また休憩だ。

 

全く眠たくない目をこすって外を見ると次は燦々と輝くデイリーヤマザキの文字。

 

休憩つって座ってても寝れないので仕方なくまたコンビニへ。今度は私に触発された友人達がしじみの味噌汁やワンタン麺を購入していた。


うまそー。


私は小腹がすいて来たので「チーズトローリピザまん」を買った。チーズはじっとりしていてトローリしなかった。

 

とにかくそんなかんじで休憩所に立ち寄るたびに無駄な買い物を繰り返していた。するといつの間にか財布から消えていくマネー。

 

ゲレンデに着いて着替えた際に昼飯代を懐に忍ばせようとすると、1000円札1枚と小銭がいくつかしか残っていないことに気づく。
案の定昼飯では1000円で買えた普通のカレーを食べた、つまり、所持金は無くなってしまった。

今回の旅行、友人達は一泊するが私だけは日帰りを選んだ。理由は金欠と、2日間もスノーボードに乗るような体力が無いことが明らかだったから。


なので夕方に友人と分かれたのち、朝に降ろされたローソンで帰りのバスを待つ。待つ間喉が渇いたので水を買うことにした。なぜ、水か。綾鷹を選ぶ金がないからだ。108円の水を買って残金は3円だ。先に言っておくが所持金はなくなってしまったものの、前払いでバスチケットなどは入手しているので帰宅に関しては問題ない。

 

問題ないと思っていたが、金がないとなると帰りのバスは深刻だった。

案の定やたらとSAに止まる。しかも40分も。

やることないので深夜には閉まっていたSAの土産コーナーを見る。お腹はすくものの金はない。出来るなら試食なんかないかなーと思って探したけれど全部空っぽになってた。大地と海の恵みだけでなく試食すら食い荒らすとは欲深い人間どもめ。

 

結局SA内でなにか無料で飲み食いできるものは…と探した結果、フードコートの温かい玄米茶を見つけたのでそれをすすりながら文を書いている。となりの席では同じバスの親子がそばを食っている微笑ましい光景が見られた。しかし一杯のかけそばですら3円では買えない。

 

ひもじい。バスが到着するのは10時頃だ。こんなことなら行きに無駄遣いするんじゃなかった。まさか翌日に晩飯が食べられなくなっているとは思いもしなかった…

 

しかしまあ、友人と旅行というのは良いものである。共にスポーツなどで汗を流し、バス内での過酷な環境をともにすることで新たに生まれるものもある。

友情、一体感、そしてなにより、ブログのネタ。


おあとがよろしいようで。