私が格安ワイヤレスイヤホンを使用する5つの理由
逆に言えば高級ワイヤレスイヤホンを買わない理由。
- 理由その1 連続使用時間があまり変わらない。
- 理由その2 音質的に有線に勝てない
- 理由その3 有線イヤホンは無線化ができる
- 理由その4 その機能、本当に必要?
- 理由その5 あなたが外出先で聴く音源ってなに?
- 理由その6 失くしやすい
- まとめ
皆さん音楽聴いていますか?聴いていますよねそりゃ。すみません。
iphone7でイヤホンジャックが廃止されて一年半経ちましたね。各社からも様々なワイヤレスイヤホンが発売されてきました。私自身も使用しています。それがこちら。
お値段3000円。いわゆる中華OEMのイヤホンでしょうか?お安いですが一度満充電すれば3時間は持ちますし、当然充電ボックスも付いています。余談ですがいまAmazonのページ見たら連続使用時間2時間って書いてありました。おかしいなあ、私が買ったときは3時間だった気がするのですが。
2万円台ほどの高級機も出揃ってきました。世間的に高級イヤホンがブームだというのもありますし、選択肢が増えるのは良いことです。
しかし、私個人としては高級ワイヤレスイヤホンを使用しません。もちろん私自身音に対するこだわりもありますし、購入する人を批判したいわけでもありません。ただ、私はやっすい中国製で十分なのです。その理由をお教えします。
理由その1 連続使用時間があまり変わらない。
満充電で使用しても、そんなに連続使用時間が変わらないのです。
たとえばこちらのSONY製ワイヤレスイヤホン、メーカー公称値では連続使用時間3時間です。
ワイヤレスイヤホンにはどのモデルも電池ボックスが付属しています。使用しない時間に充電することができるようにしてあるのですね。しかし、本体の連続使用時間は安価なものと高級なもので対して違わないのです。
理由としては当然、使用時間はバッテリーの大きさと比例するからです。多少の電池の質の違いがあろうがそんなもの対した差にはなりません。ただ単純に使用時間を増やすには、イヤホン自体の大きさを大きくする必要があるのです。
もちろんイヤホンの大きさが変わると耳と干渉することもありますし、デザイン自体も微妙になってしまいます。普通のイヤホンに比べてデザインが出やすいと思いますし、見た目も大事ですよね。それ故、各社ワイヤレスイヤホンとも連続使用時間=バッテリーサイズに大した差が出てないのだと思います。
理由その2 音質的に有線に勝てない
こちらの理由は分かりやすいのではないでしょうか?個人的にはステレオミニプラグで耳元まで引っ張ってきてる有線イヤホンもそんな大したもんじゃないと思うんですが、それにしたって音質差は大きいです。
というのも、第一に音楽を再生するのは基本スマートフォンなのです。有線イヤホンがポタアン付けたりとかやりようがあるのに対して、あくまでA2DPとかAptXとかなんとかっていう規格によって送受信される無線信号なのです。
第二に言ってしまえば、しかもそもそもBluetoothなのです。
現段階でBluetooth以上に適当な無線規格が存在していないというのもありますが、同じ無線規格でもwifiを利用したAirplayなどには個人的には勝ててないと思いますし、もっといい方法があるんじゃないかなあと思ってしまいます。
実際聴き比べてみても有線の高級機とくらべたらベールがかかったような印象を受けます。それに対して2万円台なら有線でもっと選択肢があります。音質面だけでなく音の特徴でも多様です。
理由その3 有線イヤホンは無線化ができる
もしあなたが無線イヤホンに変える理由が、iphoneで使えないから、ならちょっと待って下さい。有線のイヤホンを無線で使う方法なんてたくさんあります。例えばこちら。
こちらはSONYのSBH 50そして新モデルのSBH 54です。これらは付属のイヤホンではなく、自分で好きなイヤホンを使うことが出来ます。ワイヤレスイヤホンと銘打って販売されていますが、本体はBluetoothレシーバーの方です。
例えばあなたが2万円のワイヤレスイヤホンを買おうと思ったとき、5000円で上記レシーバーを購入すれば余ったお金で手持ちの有線イヤホンをもっと高価なモデルに買い換えることだって出来ます。しかも、連続使用時間はワイヤレスイヤホンと比べても倍以上あります。本体のサイズも大きく取れるので当然ですね。
ワイヤレスイヤホンが出始めてしばらくたったとは言え、音質に拘る方なら有線イヤホンもお持ちでしょうし、このような選択肢もあると思います。
私自身、ER-4を所持していますのでこちらの機器を利用しています。使い慣れたイヤホンを無線化できるというのも魅力的ですね。
理由その4 その機能、本当に必要?
ワイヤレスイヤホン、最新の機器でもありますし様々な機能が搭載されています。ただその機能ほんとうに必要でしょうか?
例えば先程例にも挙げたSONYのWF-1000Xですが、こんな機能がついています。
音楽を聴きながら、周囲の音も聞ける「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」
周囲の音を取り込むことで、音楽を楽しみながら周囲の音も聞く事が可能。シーン別に使い分けができる「ノーマルモード」と「ボイスモード」の2つのモードに対応。ノーマルモードでは、音楽を聴きながらも環境音をまんべんなく取り込むことができるので、周囲の音に注意しながら音楽を楽しむことができます。ボイスモードでは、不要な騒音は低減しつつも、特に人の声をピックアップして取り込むことができるので、駅や空港などのにぎやかな場所でも、音楽に浸りつつもアナウンスに気付くことができます。
ノイズキャンセリングを否定するつもりはありません。がこれは果たしているのでしょうか?人の話くらいイヤホン取って聞けよってなりません?切り替えるにしてもスマホを操作しなければなりません。
技術の進歩は素晴らしいですし、もちろん全く不要な機能ではないでしょう。ただし、価格とトレードオフであるということを鑑みても格安モデルでなくこちらを買う理由に出来ますでしょうか?
理由その5 あなたが外出先で聴く音源ってなに?
音に拘る、ということはイヤホンだけにこだわるというだけではありません。イヤホンまでの上流環境や音源自体にも拘る必要があります。
で、外出先で聴く音源て何でしょう?携帯に入れるのですからmp3でしょうか?iphoneに入れるならALACという方もいるかもしれません。
ただ、私が外出先でワイヤレスイヤホンを使って聴くのはもっぱらradikoのラジオです。ALACでリッピングした音楽もiphoneに入っていますが、音楽は自宅のスピーカーで聞くことが多いのでほとんど外では聴かないです。
私のような使い方をしている方がいるとすれば、格安イヤホンで十分かもしれません。私は十分です。声が聞き取れる音質ですから十分とも言えます。
理由その6 失くしやすい
6つ目にして手を抜いたわけでないです。俺はマジだぜ?(カーチス風)
格安イヤホンを利用していても何度か紛失の危機に陥ったことがありますし、これが2万円のイヤホンだったら、と考えるともうゾッとします。
たとえばiphoneなら、「iphoneを探す」でアラームを鳴らして場所を知らせることも出来ますが、ワイヤレスイヤホンではそこまでの音量を出すことは出来ません。
もちろん、使用したらバッテリーケースに入れる、という習慣を付けておけば早々なくすことはないと思いますが、可能性の話です。
まとめ
以上が私がワイヤレスイヤホンを買わない理由になります。
これらのうち1つ1つは大した事ない理由かもしれませんが、現状でもこれだけ欠点がある以上、わたしはあまり食指が動きません。
ただ、これらには技術で解消可能な問題もありますし、これからどのような製品が出て来るかによって私自身の意見も変わると思います。
まだまだ開発が進んでる分野の機器なので次々と新製品が登場して来るでしょう。これからもオーディオ分野の発展を楽しみにしつつも、賢い買い物をしたいですね。