Amazon echo dotをオーディオマニアが使うとこうなるぜ
噂のスマートスピーカーが新野宅に上陸です。
Amazon echo dot
届いたのです。
私がechoのリクエストを送ったのは12月30日ですが、約1週間半で招待メールが届きました。一応Amazon student有料会員ですがこんなに早く来るものなのですね。ちょうど今週のラジオ深夜の馬鹿力で伊集院光さんがやっと届いたみたいな話ししてたのでもう少し待つかと思ってました。
早速利用してみました。
今回のテーマとしては、オーディオマニアがAmazon echo dotをつかうとこうなるぜってことで、私が使用している上で便利だったことやイラツイたことを挙げていこうと思います。
こうなるぜ1:別に入れたいスキルがないぜ
致命的なことかもしれませんが、全ッ然入れたいアプリがないです。あ、スキルって言うんでしたっけ?
スマートスピーカーと言うだけあって音楽に関しての便利さが広がるだろうという事前の予想、それと、自分自身ネットワークオーディオ好きかつ、どの音楽配信サービスに加入するか迷っている身としてはechoの到着に合わせてクラッカーで祝うくらいの気持ちで居ましたし、クラッカーに驚いたヤマトの配達員に怒られたわけですが、実際触ってみると当初の「音楽を聴く」ということは置いといてそれ以外のスキルに全然食指が動かないのです。
例えばこのスキル
家で火の音聞いて何が楽しいんですか…?とマジレスすることも出来ますが、そういうことが問題ではないのです。
Alexaのスキルは公式アプリからカテゴリー分けされているのですが、、、
音楽・オーディオカテゴリのおすすめ順ソートで「火の音」がトップってどういうこと?
ちなみにおすすめ順ソートで一番下にあったのは
radikoスキル
一番使うんじゃないかな…。
ユーザーが使いやすいスキルストアを心がけよう?ね?Amazonさん!
こういう状態になっているのは現在のスキルがまだ発展途上であるということは承知の上だけれど、少なくともスマートスピーカーを快適に音楽鑑賞に使うにはちょっとだけユーザーのニーズが届いていないように思われます。
ちなみにこちらが私が有効にしたスキルの全てです。
私はラジオクラウドユーザーなので、携帯を開かなくてもラジオクラウドが聴けるのはありがたいです。天気予報やギターチューナーも便利に利用できます。
でも、せっかく最先端の家電買ってもできることがこれだけなのか、、、とも思います。ワンルームですがloT家電なども考えていないので後入れるとしたらIFTTTスキル(まだ使いこなせないけど)や、外付けのスマートスピーカーリモコンを購入してその操作スキルを追加するくらいですかね。
とはいえ、「スキル」という概念が存在することでAmazon echoにはまだまだ拡張性がありますからね。スキルが無いスマートスピーカーもある中でこれは大きいと思います。あとは、これから実用的なスキルがどれだけ出るかって話です。
こうなるぜ2:結局音質気にせず無線で使うぜ
いきなり失礼します。この画像は我が家の寝室兼居間兼オーディオルーム兼キッチン兼玄関の写真です。つまりワンルームアパートでございます。
テレビの両脇にずんぐりと構えているのが私の自慢のスピーカー、「B&W CM8」でございます。お値段20万円。宝の持ち腐れ?学費の無駄遣い?なんとでも言ってください。私は十分後悔し終えましたから何言われてもすでにハートは粉々なので大丈夫です。
とはいえ世間にはクソ学生の私じゃ考えられないようなスピーカーをもっている紳士様方もいるので、まあ実際の所、一般学生が背伸びして買えるスピーカーってとこでしょうかね。
こちらは「oppo sonica DAC」でございます。2017年に一部のオーディオマニアを賑わせたオーディオ機器でございます。こいつはBluetooth機器に対応しているため、Amazon echoから無線で音声を受け取ることが出来ます。
ここでいくつかポイントなのですが、sonicaDACには有線のAUX入力も存在します。当然無線の、しかもBluetoothで接続するよりもAUXで入力したほうが音質的には有利なはずです。しかしあえて無線で利用しているのには理由があります
無線接続後、自動で入力が切り替わる
まずはこれです。わたしはテレビ音声とネットワークプレイヤー、加えてiphoneからのAirplayまでsonicaDACで管理しています。
普段はリモコンで光入力にしておけばテレビの音声もスピーカーから流れ、アプリからネットワーク再生すれば、もしくはAirplayでsonicaDACを選択すれば自動で音声が切り替わります。
同様に、echoに「アレクサ、スピーカーに接続して」と言えば予め登録しておいたBluetooth機器に接続されます。
また、1月11日発売のEufy GenieならEcho dotよりも2500円くらい安価なのにBluetoothではなくAirplayで接続できます。Airplayはwifiを利用した無線方式で高音質なのですよ。ほんとはこっち先にリクエスト送ったんだけどね。届いたら比較レビューします。
[追記:2018/1/14 出来ませんでした]
azayaka-tuchiiro.hatenablog.com
本体が近くにあって欲しい
本体は手元にあって欲しいので、接続を無線にしています。というのもある程度距離があったら、静かなときならまだしも音楽を再生していると声がかき消されてEchoのマイクが起動してくれないのです。なので普段座っている、もしくはベッドの近くに置きたかったです。本体に音量ボタンがあるので調整もしやすいですからね。
正直AUXの音質に期待してない
究極の話これに限ります。現在、Alexaの外部音声出力として装備されているのはステレオミニプラグです。
例えばAppleTVみたいに光出力を備えているとかならまだ使う意義もあるってもんですが、AUXて。いまどきAUXて。
こんなもの使ったところでどーせ大した音なんて取れないんですよね。
無線と同じ程度の音、とは言いませんが上記の利点を潰してまで有線を優先するこたありません。なんつって。
ネットワークオーディオは操作性こそが特徴だって某ネットワークプレイヤーの先駆者の方も言ってたので、AUXは使用せず無線で繋げることにしました。
これで、上位機種ならRCAとかデジタル出力がついているとかなら選択肢の幅ということで理解もできると思いますが…。
こうなるぜ3:音楽配信サービスの対応してなさにイライラするぜ
まじでイライラするぜ。
購入まで私はまだ音楽配信サービスに加入してませんでした。Echoの設定を見ながら考えたほうが良いと思ったので。
近年の音楽配信サービスの隆盛には目をみはるものがあります。「Spotify」、「iTunes Apple Music」という大手配信サービスに加え、マイナーバンドまで網羅してる「LINEミュージック」、邦楽にめっぽう強い「AWA」、アニソン特化(というにはお粗末な)の「Aniuta」そして「Amazon Music Unlimited」。はてには音楽情報の集積である「roon」なんてものまであります。
こんなに音楽配信サービスがあるのに対応してるのは
これですからね。
Amazon music良いですねえ。洋楽も幅広く揃っています。
TuneIn…まあネットラジオアプリとしては大手ですね。相変わらず国籍のせいで聞けないチャンネルもありますが()
dヒッツて、うたパスて。
Spotifyがなぜ無いのか。
海外ではSpotify対応してるらしいです。音楽聞くためのスピーカーなんだからこういうとこちゃんと対応させてよ…
いまはつなぎでdヒッツに登録していますがこっちはこっちで使いづらいです。
この対応は、未だサブスクリプションサービスが一般的とまでは普及していない日本においてAmazon music Unlimitedに登録させるための手法であるということは理解できるし、そのうち対応はしそうなものですが…。
現在はハイレゾ配信もポツポツ始まってきているのでそれらも対応してくれたら嬉しいですね。
こうなるぜ4:NWPの操作をEchoでさせてくれ!
NWP(ネットワークプレイヤー)に執心な私ですが、こればっかりは本当に求められていることだと思います。
NWPの操作をスマートスピーカーでさせてくれ!!俺が聞きたい曲はネットじゃなくNASの中に入ってるんだ!!という感じです。
IFTTTでできるかもしれないのでいま試行錯誤してますが、もうそういうんじゃなくスキルとして出してくれよ…と思うのは私だけではないはず。
正直これが出来ない限りはオーディオ用としてメイン利用はできないですね。もちろん手軽さに関しては目をみはるものがありますが、かと言ってろくに音楽配信サービスに対応せず、光出力もなく音質も微妙とあればちょっとこれはどうよ。
スマートスピーカーにはGUIが無いですが、無いからこそ求められる動作は少なく、開発もしやすいはずです。これはオーディオに拘らずだとは思いますが。
おねがいします有志の皆さんスキル作ってください(他力本願(誤用))
[追記:自分で考えてみました。あまり精度は良くないですがよかったら試してみては。]
azayaka-tuchiiro.hatenablog.com
それでも結局これからの発展が楽しみなんだぜ
とはいえAmazon Echoが日本に上陸してまだ2ヶ月ちょっとです。できることも次々増えています。新しいものが便利になっていく過程を見守るのはどんなものでも楽しみですね。
上にも書きましたが、具体的にやるたいことっていうのがユーザーにある限り拡張性は存在するということなので。まだ日本に対応してない機能(Spotifyも含め)だってたくさんあるので、これからの発展に大いに期待しましょう。
あ、それと
りんな並のセクハラ対応AIが付いてほしいぜ
では、失礼します。