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アニおと!!見聞録~アニメと音楽の個人ブログ~

アニメと音楽に関する個人ブログです。アニメやAV機器のレビューをします。

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Spotifyのロスレス・ハイレゾ配信いつから?それでもSpotifyを使うオーディオオタクの悲しみ

どうも、ネットワークオーディオオタクの新野です。

 

現在、Amazon Music,Apple Musicなど各社音楽サブスクリプションサービスが次々と、従来のMP3による低容量配信から、CDと同等以上の音質であるロスレス配信に乗り出しています。

そして、その波に取り残されたサブスク界の王が存在します。

 

その名も「Spotify

 

f:id:shinnonno:20210712182722p:plain

 

今日は、サブスクリプションサービス界でもトップクラスの人気を誇るSpotifyが、なぜロスレスハイレゾ配信の波に乗り遅れてしまっているのかについて、オーディオオタクの個人的な視点から徹底解説したいと思います。

 

ロスレスのサブスク配信のこれまで

ロスレス配信の歴史

現在、各社のサブスクリプションサービスの利用状況は以下のようになっています。

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サブスクリプションサービスの利用者数

引用元:https://www.musicman.co.jp/business/355247

 この中でもトップレベルの会員数を誇るPrime Musicは、Amazon Primeに加入した人がそのまま利用できるということから、あくまで「ついで」に利用している人も多いと考えます。

現に、音楽に特化したAmazon Music UnlimitedはPrimeMusicの半数ほどの利用者にとどまっています。

一方で、制限付きの無料版が存在するものの、今回の主題であるSpotifyは、Apple Musicと並んで十分にサブスクリプションサービス界でトップクラスの会員数といえるでしょう。

 

また、Amazonは2019年より月額1,780円でロスレスハイレゾ楽曲が聞き放題になるAmazon Music HDをサービス開始しています。開始当時は楽曲数も少なかったようですが、この頃には十分に楽しめるほどハイレゾ楽曲も充実してきたようです。

 

これが2020年末までのお話です。

 

ハイレゾ配信群雄割拠

そんな状況下で、サブスクリプションサービスは「ライトユーザー向けのAmazon Prime MusicとSpotify無料版」「音楽ファンのためのApplemusic,Spotify,Amazon Music unlimited」、そしてハイレゾ配信に対応した「オーディオマニア向けのAmazon Music HD」が住み分けられていました。

 

そんな中で、2021年2月、Spotifyがついに衝撃の発表をします。

www.phileweb.com

なんとこれまでの棲み分けを破るようにSpotifyが「Spotify Hifi」としてロスレス配信を2021年度中に開始するとの発表がありました。

 

これはかねてより噂されており、SpotifyのCEOもユーザーが音質に関する期待の高さを認識していました。しかし、現在のSpotifyはあくまでライト・一般ユーザー向けであるため、オーディオファン向けの高額かつ高音質なサービスは難しいと考えていました。

 

このニュースによって一部のネットワークオーディオファン(あまりにも一部すぎる)が大歓喜、私のTwitterの検索履歴が「Spotify ロスレス」のパブサで埋め尽くされるほどでした。

 

そんなこんなでオーディオファンがきたる「Spotify Hifi」に期待を寄せていた2021年6月、突如とんでもない発表がされます。

 

support.apple.com

なんとSpotifyとともに一般ユーザー層路線サービスをしていた「Apple Music」が突如としてロスレス配信に乗り出したのです。

 

しかも、何より衝撃的だったのが「価格が据え置き」であること。

これまで通り、有料ユーザーであれば980円、学生プランであればなんと580円で聞き放題となります。

 

これにはオーディオファンだけでなく、一般ユーザーもロスレス配信に手軽に触れることができるとして世界中で注目されました。

 

また、これに伴ってAmazon Music HDが価格改定のニュースを出します。

japanese.engadget.com

これによってAmazon Music においても月額980円でCD音質が聞き放題、さらにハイレゾ楽曲まで聞けるとして、これまで凪いでいたロスレス配信界に突如として群雄割拠が訪れました。

 

しかし、元来のユーザー数からも見て取れる通り「Apple Music」が優勢、これが現在2021年7月までのお話です。

 

各社サービスの利点まとめ

周囲のサービスがロスレス配信で激戦を繰り広げる中、一方では暇そうにしているサブスクがSpotifyです。

従来の発表通りであれば2021年末までにロスレス配信を開始するということでしたが、それに先立ってApple Musicが大発表をしてしまったことから、完全に乗り遅れた形となってしまいました。

 

従来の強みであった「新たな音楽との出会い」や「ユーザーごとのパーソナル化」などの方向から様々なアプローチを仕掛けてはいるものの、完全にオーディオファンからはそっぽ向かれています。

 

そんな主要3サービスに絞った各社の利点と欠点は以下のようになっています。

サービス名 価格 〇利点 ×欠点
Apple Music 980円(学生480円) 学生は低価格・iPhoneユーザーに最適化・ロスレス一部ハイレゾ AppleBluetoothへの関心低さ
Amazon Music HD 980円(プライム会員480円) プライム会員は低価格、ロスレス・一部ハイレゾ・高級オーディオ機器と連携 若干楽曲数に難あり
Spotify 980円(学生会員480円) プレイリストの質が高い・Spotify Connectがある MP3音質

 

AppleMusicは言わずもがなの低価格で、特に日本はiPhoneユーザーが多いことから非常に使用感もよいです。

しかし、オーディオオタク的にどうしても解せないのが「AppleBluetoothへの関心の低さ」です。

 

Bluetoothイヤホンとスマートフォンは、現在、様々な接続方式が開拓されています。

最近では両耳それぞれに接続するTrueWireless Stereo Plusや高音質なLDACなど。

 

しかし、iPhoneが対応しているのは「AAC」という、Bluetooth黎明期から存在する低音質コーデックのみ。

ビットレートは最大320kbpsなので、MP3と全く同じ程度です。

したがって最新のイヤホンと組み合わせて使っても送信の質が悪いので能力を発揮できません。どれだけ元の音源が良くても、送信の際にMP3レベルまで品質が落とされてしまうのです。

 

一方で、Amazon Musicの場合はMarantzやYamahaを代表とした「HEOSテクノロジー」対応機器によって、ネットワークからスマホを介さず直接再生できる機器が多くあります。

 

これによって、従来からAmazonを利用していたオーディオファンは「Apple Musicのおかげで安くなってラッキー^^;高音質で聞き続けるわ^^;」となりました。

 

しかし、若干曲数が少なかったり、UIが利用しづらかったりといった欠点は存在します。

 

Spotifyは完全にロスレス配信合戦に乗り遅れてしまってはいるものの、高音質かつ便利サービスとしてSpotify Connectという唯一無二の機能があります。

これは、再生機器とコントロール機器をそれぞれ選べるというもの。

例えば、スマホSpotifyで流す曲をパソコンで選曲できる、といった使い方です。

この機能がいざ使ってみると大層便利なのですが、それ以上に音質上の利点も存在します。

スマホなどで選曲したものをSpotify Connectに対応したネットワークオーディオ機器で再生する場合、スマホ経由ではなく直接機器が通信して音楽を再生することができるというものです。

 

これによってスマホと機器が通信する際のロスがなくなるため、高音質な音楽体験が可能です。この唯一の機能が、私が現在でもSpotifyをメインで利用する理由です。

 

しかし、MP3音質である。ぐぬぬ

 

じゃあ、いつからSpotifyロスレス配信が始まるの?

私が予想するに、今年中か、来年の初頭ごろになると考えます。

従来は2月に発表していた通り2021年末までのサービス開始を目標にしていたでしょう。

しかし、Apple Musicがあまりにも低価格でロスレスサービスを開始してしまったばかりに、Amazonのような別プラン高級路線を想定していたであろうSpotifyはその対応が必要になってしまいます。

 

Amazonの場合はその他にも主要サービスがあり、すでにサービスを開始していたため思い切った料金変更が出来ましたが、Spotifyのようなこれからロスレス配信する専門サービスではそうはいきません。

 

そのため、従来よりもより遅いサービス開始になってしまうことが予想されます。

 

突然群雄割拠になってしまったサブスクリプションサービス界隈、その中でも、私はSpotifyロスレス配信を開始するその日を待ち続けています。

 

 

 

 

本当に良い物を探して完全ワイヤレスイヤホン12機種 聴き比べ比較してみた

【注意!】

この記事ではめちゃくちゃ辛口にレビューしています。めちゃくちゃ貶します。良いものは褒め倒します!そんな完全私目線のレビューなのでご容赦ください!

 

新野です。2018年も年末に差し掛かりましたがいかがお過ごしでしょうか。私はイヤホンを買いました。

イヤホンを買いましたんですよ!完全ワイヤレスイヤホンを!

ワイヤレスイヤホンには現在市場にケーブルでつながってるものと、左右のユニットが独立している完全ワイヤレスイヤホンの2つに分けられているんだけど、なんと言っても今熱いのは完全ワイヤレスイヤホンの方なんだよね。

 

今回は完全ワイヤレスイヤホンを、イヤホン専門店で13機種聴き比べて来た私がそれぞれの機種のレビューをしてみようと思いますよ。

音質は勿論、普段遣いするのだから使い勝手や耳へのフィット感なども重要だよね。そういう実際に使ってみてわかったことも細かく書いてみようと思うよ。皆さんの参考になれば幸いです。

 

それでは早速、価格順に観ていきましょう!

今回重視した項目は以下のの6項目になっています

  1. 専門店参考価格:
  2. イヤホンのサイズ:
  3. 接続速度:
  4. 連続再生時間:
  5. フィット感:
  6. 音質:
  7. 総評:

専門店参考価格は11/26時点での価格、サイズやフィット感は主観、連続再生時間はカタログスペックを記載します。

接続速度は、

iPhoneにペアリング→イヤホンの電源を切る→イヤホンの電源を入れる

という手順で再接続した際の速度です。

音質も主観です。ご容赦ください。

Anker zolo Liberty

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  1. 専門店参考価格:8,000円
  2. サイズ:中
  3. 接続:ケースから取り出すだけで、まあまあ早い。
  4. 連続再生時間:3.5時間
  5. フィット感:割とフィットしやすい形状にはなっている。内側がラバー製のような感じで、耳に密着する素材になっているものの、耳の形状によってはしっくりハマらない。というか私はハマらなかった。
  6. 音質:解像度は価格なり。3000円クラスのワイヤレスイヤホンと同程度といっても過言ではない。安価なダイナミック型のイヤホンのそれと言っていい。音の傾向は中低音が厚いものの、これと言った特徴はない。
  7. 総評:モバイルバッテリー界隈で有名なAnkerのイヤホンということで気になってはいたが、蓋を開けてみたら安価なワイヤレスイヤホンの使い勝手を向上させただけの物って感じがする。勿論それは大事なんだけど、8000円まで出せるならもう少し奮発していい機種買えそう。上位機種のLberty+が、バッテリー切れで視聴できなかったのが残念だ。

SOUL ST-xs

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  1. 専門店参考価格:8,700円
  2. イヤホンのサイズ:小
  3. 接続速度:取り出すだけで接続。速さは並。
  4. 連続再生時間:2.5時間
  5. フィット感:筐体が非常に小さいためフィットしやすい。ここは好感触。
  6. 音質:解像度ではあまり良い印象を受けなかった。あまり良くない感じ。低音にブーストがかかっている感じで、前述のLibertyが中低音が強いのに対してこちらはもう少し低いところが強くなっている。
  7. 総評:筐体の小ささが魅力の機種。そのせいで連続再生時間は多少短いが、ケースを持ち歩いて使うべきかな。ただし、解像度は別段良いとは感じなかったので音の傾向が気に入った人向けって感じ。バランスがいい音を求めるのならLibertyの方が良い。

M-sounds ms-tw2

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  1. 専門店参考価格:9000円
  2. イヤホンのサイズ:小
  3. 接続速度:接続は早い
  4. 連続再生時間:3時間
  5. フィット感:筐体の小ささも相まってフィット感は良好。
  6. 音質:解像度は悪い。買おうとは思わないかなーってレベルといえばわかりやすいかな。音の傾向としてはバスドラにブーストがかかっていて、流行りって感じ。ただしそれと比べて高音はザラザラで存在感が殆ど無いので華やかさがない。
  7. 総評:音が悪ければ買う気にはならないよねっていうことを思い知らせてくれた。あと筐体のデザインも安物のtwsイヤホンっぽくて好きじゃない。もう少し頑張ってほしい

KONG-X hmc-k980

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  1. 専門店参考価格:10,000円 ただし、セール価格でした
  2. イヤホンのサイズ:でかい。デザインした人表出てこい
  3. 接続速度:ケースから出しただけじゃ電源入らないタイプ
  4. 連続再生時間:5時間
  5. フィット感:デカさが相まって、すっぽりフィットとは言えない。しかし悪くはない。
  6. 音質:肝心なのは音質だ。何を隠そうこの機種は9月に発売したばかり、完全ワイヤレスイヤホンとしては初となるハイブリッド型のイヤホンだ。ハイブリッド型とは、一般的なイヤホンに使われるダイナミック型のドライバと、補聴器や繊細なイヤホンに使われるBA型のドライバを両方採用している機種のことだ。解像度はまあまあ良い。さすがハイブリッド型だ。派手な高音域と強すぎない低音で、ハイブリッド型らしい音と言える。良い質感のドンシャリといえば良いかな。とはいえあくまでワイヤレスにしては良いっていう感じで、高音域も安いBA型ってこんなんだよね~って感じの音だ。
  7. 総評:ハイブリッド型というだけあって、BA型のリアルな高音はさすが。しかも低音も強すぎないのが見た目に反してバランス良い。しかしごついデザインがネックになるか。こういうデザインが好きな人もいるので一概にNOとはいえないけれども、ケース含め男向けってデザインだ。中身は優秀な良いイヤホン。

cowon cf2

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  1. 専門店参考価格:10,000円
  2. イヤホンのサイズ:小
  3. 接続速度:ケースから取り出すだけで電源はいる。接続早い
  4. 連続再生時間:3時間
  5. フィット感:小さい上に、内側がラバー製になっていてフィットしやすい。
  6. 音質:解像度はなかなか良い。低音はタムタムと跳ねる感じで、ちょっと強いかな。高音はあまり強くないので、ドンシャリと言うよりはドン。という感じ。厚みがあって響も良い音で、10,000円の大台をちゃんと突破できてる感じがする。
  7. 総評:個人的にはデザイン、フィット感、大きさ含めてだいぶ好きです。充電しているときはボタン部のライトがうっすら点灯してかわいい。女の子も使えるデザインなのが良いよね。音質も申し分なく、他人におすすめできるレベルではある。

sudio niva

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  1. 専門店参考価格:12,400円
  2. イヤホンのサイズ:小
  3. 接続速度:ケースから取り出すだけじゃ電源はいらないタイプ。しかもちょっと遅めに感じた
  4. 連続再生時間:3.5時間
  5. フィット感:フィット感は普通。筐体の小ささがいいね
  6. 音質:解像度はなかなか良い。低音は強すぎないけどタムタムと跳ねるような感じが生きていて、なかなか良いバランス。高音も引っ込んでないのが素晴らしい。
  7. 総評:パステルカラーが可愛い優等生イヤホン。筐体も小さく、音質も良いので文句なしかと思いきや、イヤーピースの口径がでかく、付属以外のイヤーピースを受け付けない仕様になっている。とはいえ、別段イヤーピースにこだわらない人ならあまり気にならないだろう。カラーバリエーションにホワイトとピンクもあるので、是非ご覧じてください。

Yebo Air

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  1. 専門店参考価格:14,000円
  2. イヤホンのサイズ:中
  3. 接続速度:ケースから取り出すだけじゃ電源はいらないタイプ
  4. 連続再生時間:3.5時間
  5. フィット感:まあまあ。マット素材で悪くない。
  6. 音質:解像度は並程度。値段を考えたらもう少しいい音ほしいな?低音ボコボコ出てきて、ギターの音が薄く感じられる。バランスもう少し考えてくれー。高音は、まあ出てるなーって感じ。
  7. 総評:びっくりするほどシンプルなデザインだが、音質で今一つの印象になってしまった。低音好きな人には良いかもしれないが、あまりにそれ以外の部分が私の好みと外れてしまった。まあ、これだけの価格を出せばもっといい機種に巡り会えるだろう。

cocorode twki07

 

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  1. 専門店参考価格:14,800円
  2. イヤホンのサイズ:中程度小さくはない
  3. 接続速度:ケースから取り出すだけじゃ電源はいらない。しかも遅め?
  4. 連続再生時間:3.5時間
  5. フィット感:普通だが、ガイドが付いてるので着けやすい
  6. 音質:解像度はなかなか良く、音のバランスも良い。ギターもリアルな音が聞き取りやすく出ていて好感触。ちょっとボーカルが抑えられてる感じもしたが、まあ良いだろう。
  7. 総評:変わった形状のイヤホンだが、ここに来て結構好感触だった。接続条件があまり良くないと思いつつも、耳に入れやすく、音が良いのでそのへんをあまり考えたくない。そんなイヤホン。デザインが気に入ったら良いのでは。

Urbanista Tokyo True Wireless

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  1. 専門店参考価格:16,000円
  2. イヤホンのサイズ:結構大きい。
  3. 接続速度:ケースから出しただけじゃ接続されないタイプ。しかも接続遅く感じた。
  4. 連続再生時間:3時間
  5. フィット感:サイズは大きいように感じたもののフィット感は良好。
  6. 音質:一聴してあまり解像度は高くないように感じる。あまり良くないドンシャリの典型例というか。ボーカルは前に出てこずバスドラがボコボコ鳴ってる感じ。
  7. 総評:eイヤホンでは16000円だけどAmazonでは20000円だった。:価格設定ミスってるなーって感じ。Tokyoとか名前が付いてるけどスウェーデンの企業だとか。コスパ悪い輸入品って以上の感想は持てなかった。

SONY WF-1000X

 

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  1. 専門店参考価格:20,000円
  2. イヤホンのサイズ:大きい
  3. 接続速度:ケースから取り出すだけでペアリング。しかも素早い
  4. 連続再生時間:3時間
  5. フィット感:すっぽり耳に収まって非の打ち所がないな!
  6. 音質:正直言って、音質を考えればどう考えても現状の完全ワイヤレスイヤホンの中では最高峰と言っても過言ではない。SONYらしく現代的な音作りに鳴っていて、バランスが完璧だ。強すぎず弱すぎない低音と耳障りではない高音。おまけにノイズキャンセリングも搭載している。
  7. 総評:言ってしまえば大本命だ。国内外問わずこの価格でこれだけの性能を備えたイヤホンは存在しない。筐体は大きいがフィット感は良好。音質も申し分ない。しかも、特筆すべきは中古相場の値下がりだ。Amazonでは12000円程度で購入することも可能。これまでもこれからもトゥルーワイヤレスの王者と言えよう。

jabra Eliet

 

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  1. 専門店参考価格:22500円
  2. イヤホンのサイズ:でかい
  3. 接続速度:うーん、早くもなく遅くもない
  4. 連続再生時間:5時間
  5. フィット感:デカすぎるしフィットもしない。あまりのデカさにケースにもすっぽり収まりづらい。
  6. 音質:あまりのフィット感の微妙さに音質を評価するのを諦めました。というか、付属以外のイヤーピースを受け付けず、試聴機のイヤーピースが私の耳に合わなかったのでろくに試聴できなかった。無念。
  7. 総評:eイヤホンの”スタッフが選ぶトゥルーワイヤレスイヤホン”で1位だったこのイヤホン、それまじ?大きさもさる事ながらケースにもすっぽりハマってくれなかったのはコメントしづらい。ちゃんと聞けば音質いいのかもしれないが、聞けなかったのだから仕方がない。

audio-technica ATH-CKR7TW

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  1. 専門店参考価格:29,000円
  2. イヤホンのサイズ:まあまあでかい
  3. 接続速度:ケースから取り出すだけじゃ接続してくれないタイプのアレ
  4. 連続再生時間:6時間
  5. フィット感:あんまりフィットしない。そこそこ。
  6. 音質:やっとこさ登場したオーテクのトゥルーワイヤレス…!と期待したが、なんというか、これがBTの限界なのかなあって感じ。遅延大きい。解像度はそこそこで低音はあまり前に出ず、高音の再現性は良い。例えばWF-1000Xとは音質の傾向が違うので使い分けはできそうだ。とてもきれいな音でオーテクって感じ。
  7. 総評:オーテクは以前トゥルーワイヤレスイヤホン計画が発売前にポシャっているので、急ぎで出した機種って感じも否めなくはない。とはいえ音はきれいで、オーテクっぽさはある。あとやたら連続再生時間が長いことも特筆事項か。

まとめ

というわけで、今試聴できるイヤホンをアレヤコレヤと聞いてきました。あくまでどれも私の主観ですし、私の耳にフィットするか否かという基準も設けてしまったので参考になるかどうかわかりません(とはいえ、私の耳にフィットしなかったものをネットで買うのはリスクあるのかも??)。

しかし、トゥルーワイヤレスの業界は未だ成長し続けています。日夜新しい技術と、新しい中華企業が参入してきて業界はますます混迷を極めるでしょう。

そんななかでしっかりとした製品を開発してくれる企業も数あるのは事実です。

そんな数々の機種を私視点でまとめてみたので、ぜひともあなたの参考になれば幸いです。

 

ちなみに私はcowon cf2を購入しました。小さなハウジングにケースから取り出すだけの接続。音質も十分。価格もそこまで高くない、いい買い物だったと思います。

あなたもぜひとも自分だけのお気に入りを見つけてみては??

復活した最強の音楽再生ソフト「Winamp」の思い出を平成生まれが語る

Winamp

かつて未だCDでの音楽再生が主要だった時代に、いち早く軽量かつ高音質な.mp3ファイルを用いた音楽管理&再生を世界中に広めたソフトだ。

 

古くは1997年にシェアウェアとして発表され、その後はユーザーによるプラグインやスキンの作成、視覚的なインターフェースによる音楽ファイルの管理、更にストリーミング再生によるネットラジオの視聴が可能になるなど数々の功績を残した、デスクトップオーディオ界では伝説的なソフトだ。

 

しかし、2002年ごろのアップデートを期に動作の重さ、不安定さが問題となり徐々にシェア率は低下、そして2013年には公式に開発中止が発表されている。しかしその功績は多大で、後のiTunesやfoober2000といった音楽管理ソフトの礎を築いたと言っても過言ではない。

 

…っていうのがWinampというソフトの歴史になるんだけど、実は2018年10月16日本日、Winampの新バージョンによる復活がアナウンスされた。

バージョン配信は2019年中とのことだ。

装い新たに登場するWinampはPC内の音源は勿論のこと、クラウドポッドキャスト、ストリーミングラジオ局、自分で作ったプレイリストなどさまざまな音楽をWinampで聴くことが可能になるとのこと。

以下の記事ではこのように紹介されている。

これまでは、スマートフォンの音楽プレーヤーに加えてストリーミングサービスやポッドキャストなどのアプリがスマートフォンにいくつもインストールされて使い分けてきましたが、Saboundjian氏の発言からは、その煩わしさを解消するワンストップ型のアプリ/サービスになるものとみられます。

世界的人気を誇った音楽プレーヤー「Winamp」がクラウド再生やストリーミング対応して2019年に復活予定 - GIGAZINE

 

2019年に発表されるWinampの新バージョンは、windowsだけではなく、AndroidiOS向けのアプリケーションも用意されているとのこと。

自分の話になってしまうが、私は現在自宅では据え置きのネットワークストレージ(NAS)に音源を保存しiPadで操作・再生をしつつ、同時にストリーミングサービスSpotifyも用いることがある。

本来であればNAS内の音源を管理するアプリを用いてそのままSpotifyも管理できればよいのだが、残念ながらそのようなことは出来ない。

理想で言えば自宅内の音源とストリーミングの音源をごった煮にしてプレイリストにすることができればよいのだが…。

 

現在、日本では正式にサービスが始まっていないTidalというストリーミングサービスと、音楽管理アプリケーションRoonを用いることによって上記のような"ローカルとストリーミングの垣根を超えた音楽管理"をすることが可能である…らしいのだが、残念ながら国内アーティストの配信が無いことと、Roonを用いるための設備投資、それにRoonアプリケーションの年額を支払うことが今の私には難しいのでただ指を加えていることしか出来なかった。

 

もしWinampが上記記事で期待されているように”その煩わしさを解消するワンストップ型のアプリ/サービスになる”とすれば、Winampの復活を応援せざるを得ない。

まあ、まだ発表があったというだけで詳しくは全くわからないのだが、続報に来たいということで。

 

Winampの思い出を語ろう。こっちが本題だった。

 

Winampは1997年に発表されたソフトだと先程言ったが、何を隠そう、というか隠すつもりもないのだが私の生まれ年も1997年である。

つまり、最もユーザーに支持されていたWinampの黄金期はちょうど私が保育園で友人の井上くんと、パチンコ屋の広告から水着美女を切り取ってスクラップする「えっちえっちクラブ」を結成していた頃の話だ。なにそれ?

 

そんな私が中学生になると、いよいよPCの自作に手を出すことになる。自らの手で収集した格安ジャンクPCパーツを集めて完成させたPC。更になけなしの小遣いで玄人志向というメーカーの音声用パーツを買い、オヤジのミニコンポを勝手に自室に持ち込み、PC内に保存したニコニコ動画からDLした(真似しないでね!)ボーカロイドの楽曲を夜な夜な再生していた。

 

ボロボロのクソゴミ性能だったけれど当時の私は「できるだけお金をかけずに性能を良くする」ということに全身全霊をかけていた。というか、それが自作の醍醐味でもあったことだしね。

 

そんな貧乏精神をもちつつ、「もっと高音質で聴きたい」と思ったのが私のPCオーディオの、加えては私の人生を大きく揺るがすオーディオ界への入口になったのである。

Winampフリーソフトであった。PCで音楽を聞こうとしてもどうしてもWindowsのプリインストールソフトではクソカスのゴミゴミだったので耐えられなかった。

当時はすでに懐かしのipod nanoを持っていたのでiTunesでも良かったのだが、インターネットを調べているうちに「音楽再生ソフトの種類で音質が変わる」という情報にぶち当たった。

これに関してはもはやオカルトと言っても過言ではない世界の問題でもありつつ、しかし中学生の私にとっては「少しでも音質を良くしたい」という欲求にかられてオカルト沼に入り込んでいくのだった。

 

とはいってもWinampの音質が良いのには勿論オカルトではなく仕組み的な理由がある。

スマートフォンを利用していると複数のアプリから同時に音が出ないのを不便に思ったことがないだろうか。音楽を聞いたままYoutubeの動画を見ることが出来なかったり。

Windowsで音を再生しようとする際には、複数個のソフトウェアが再生しようと試みる音源を一旦OS側で全て受け取り、同時再生できるように処理を行うことによって複数の音源を再生している。逆に、そのような処理を行っていないOSでは複数のソフトから同時に音を出すことが出来ないのだ。

 

そんな、一見すると便利なWindowsの機能だが実はこの機能によってWindowsで再生できる音楽は音質が劣化してしまう。

それを回避できるものがWinampプラグインに存在するのだ。

まあ、現在ではほとんどの音楽再生ソフトで当然のように搭載されている機能だが、当時の私はこのような「高音質化プラグイン」、そして自分の自在に組み替えられるスキンの多様さに心惹かれWinampを使用していた。

 

ただし、次第にPCゲームにのめり込むほどにより軽量な音楽再生ソフトを求めはじめ、Winampから乗り換えてしまうのだが…

 

まあ、何はともあれWinampというソフトの存在が、生まれて初めて「音質」というのを考える切っ掛けとなったのは事実だ。現在ではオイクラ万円なのか口に出して言えない機器がゴロゴロ並んでいる貧乏学生の6畳間を住処としているので、そんな私にとってはWinamp復活というのはとても懐かしく、そして期待できるニュースだったのでした。

1万円前後の完全ワイヤレスイヤホン5種を試聴して音質比較してみたin2018

今やイヤホンといえばBluetoothの時代!

各社がこぞって新製品を出しているが、とはいえ価格と音質の釣り合いが取れているかどうかと言うと、例えばこれまで散々音質評価されまくってきた有線イヤホンよりも音質的には劣ってしまっているため、新しい指標を自分の中で作って評価しないといけない。

 

というわけで1万円前後の、「ん~??何だこのメーカー」っていうイヤホンを比較してみようと思います。

ちなみにですが、この記事では充電何時間持つとか防水性のがどうとかは一切書きませんので、それらが気になる方は製品のリンクページに飛んでください( ´∀`)

 

COWON CF2

まずは韓国のポータブルオーディオメーカーCOWONのBluetoothイヤホン、CF2です。

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www.makuake.com

  • タイトな低音

まず特徴的なのが非常にタイトな低音を響かせてくれること。

ロックでもポップスでも、ダンス系の音楽でもやっぱりバスドラがタムタム跳ねると、聞いていてノれるので私の好きな傾向です。耳全体に広がる感じがあって好ましかったです。ただ、音域バランス的に低音がすべてを支配しているというわけではいです。

  • 高音は前に出てこない

一方、高域はあまり前に出てくるタイプではありませんでした。ハイハットなども、あくまでリズムを作る程度の感じ。きらびやかでよく伸びる高域、というわけでは全然ないです。

低音と比べて高音ではこのような傾向にあったため、全体的にドンシャリという印象は受けませんでした。これくらいのバランスが好きな人も多いと思います。

  • コンパクトで軽量な筐体

公式サイトでも大きく取り上げられているのだけれど、このイヤホンは4gというめちゃくちゃ軽い仕様になっています。

耳にそのまま入れるものなのでやはり軽いというのは重要です。実際使ってみても耳に違和感がなく、装着感が良かったです。

加えて、装着感という点では非常に小さなイヤホンであることも特徴的です。

ともすれば耳全体を覆ってしまうイヤホンも存在する中、殆ど耳穴周辺にすっぽり収まってくれるコンパクトサイズは本当に使いやすい!!写真で見てもよくわからないと思いますが、実際これほど小さいのはユーザーからしてめちゃくちゃありがたい

 

 nuforce free5

据え置きのDACやアンプなどにも定評があるnuforceのイヤホンです。オーディオメーカーとしての実力は十分だけれど、ことイヤホンになるとどうなるか!?

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www.optoma.com

  • そつのない丁寧な音

全体的に感じたのはそつのない丁寧な音であること。全域が良いバランスで出ていて、解像度の点でいえばCF2よりも上回っているような??価格帯としてはちょっと上になる分上品な音が出ていました。

  • ズンズンとした低音

音域のバランスとしてはフラットですが、低域は印象としては沈み込むよな低音に感じました。バスドラもベースも沈み込んで、落ち着いた印象を受けました。という点で、派手さはないですが全体的に上品な音という感じですね。

  • 筐体のデカさよ

でかいです。写真で見るよりもでかいです。特にCF2の後だと特に大きく感じる。

重量に関してはそれほど気にならないものの、やはりサイズが大きいぶん装着感が若干損なわれている印象をうけました。

M-SOUNDS MS-TW1

M-SOUNDSのイヤホンです。特徴としてはこれまでの製品よりも安価というところ。価格を極めてどこまで音質を攻められるか。

 

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www.m-sounds.jp

  • 接続は一瞬

まず,この価格ですが接続に関しては一瞬だったのに驚きました。安価な製品ってケースから取り出しただけじゃ電源ついてくれなかったり、接続までに時間がかかったりするもんですがこいつは優秀でした。

  • 音は。。。価格なり。。。

音質に関してはあまり特筆すべきことが。。。というか価格なりでした。

3000円程度の有線イヤホンと同等の音だったので、勿論これぐらいあれば十分って言う人には、機能の面からしても上等だと思います。本体もそんなに大きくないので装着感はいい感じです。

NURAL NT01

4月発売、無名メーカーながら価格コムの売れ筋ランキングで上位に食い込む注目の機種です。

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NT01 | NUARL

  • 深い低音

低音自体はズンズン系、やはり深いイメージになりました。この価格帯になると低音でも上質な感じがして良いですね。

とはいえジャンルを選ばない音でもあると思います。

  • 解像度はそこそこ

解像度で言ったらそこそこ、という程度でした。Bluetoothイヤホンの永遠のテーマとして優先に比べて解像度が劣ってしまうことが挙げられるのですが、この点に関しては有名メーカー(SONYオーディオテクニカ)の方が実力を見せてくれますね。価格コム上位陣の中にありつつも、残念ながらNT01は解像度に関してはそこそこ、といった程度でした。

  • 大きな筐体だけれど装着感は○

NT01はどちらかと言うと大きめの筐体ですが、公式サイトを観てもらえば分かる通り特殊な構造になっていて装着感はなかなか良いです。

大きな筐体ということはバッテリーなどの点で有利ということでもあるので、それに加えて装着感も備わっているのがBluetoothイヤホンとしてのベストの形かもしれません。

SONY WF-1000X

 いわずとしれたBluetoothイヤホン界の王者

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www.sony.jp

  • 厚みのあるおと

価格帯としてもこれまで紹介してきたイヤホンより1~2ランクくらい上ですが、このレベルになると低音がどう、高音がどうとか以前に音の厚みが違います。非常に重厚でもあり、聞きやすい音。ポップスもロックもWF1000Xの色にしてくれます。っていうのはSONY製品全体の特徴なんだけれど、ともかく高級感がある。

  • 解像度もある

現状、Bluetoothイヤホンの最高峰でもあるので解像度に関しては他のイヤホンよりもあります。もちろん有線の2万円の機種と比べたら比べ物にならないと言ってしまえるレベルですが。。。

  • 装着感も良し

大きな筐体の割に装着感も良かったです。耳穴まわりがスッキリしているからですかね?接続も問題なく、使用に際してはやはり問題点もほぼなかったです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?スマートフォンがある限りイヤホンの需要は途切れないと思います。むしろこれからも様々なメーカーが参入してくるはず!Bluetoothイヤホン戦国期にはいろいろな特徴をもったイヤホンがありますねえ

私は買うならCOWOM CF2でしょうか?音質的にとても好みでした!皆さんの参考になれば幸いです!

【悲報】ipod classicと破局しました。~3年8ヶ月~

音楽プレイヤー最盛期の遺産、ついに売り払ってしまいました。

 

 ipod Classicを売ってしまった。手放してしまった。

 

君との思い出を、ここに記しておくよ。

 

2015年

2015年末、僕のところに来たiPod Classicは中古品(と言ったら失礼だったかな>_<;ごめんね)だったけれどまだピカピカだったね。傷が付きやすい背中も、とてもすべすべだったね。

 

初めてキミを見た時、美しいって思ったんだ。僕はこれまで使っていた赤色のipod nanoなんて放って、君ばかり構っていたよね。

 

本当はクールな黒いipod Classicも気になっていたんだけれど、君が来た瞬間、これだって確信したんだ。

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それと、奮発してちょっと高いイヤホンを買ったね。

8000円程度のイヤホンだったけれど、これまでよりもうんと音質が良くなったね。

 

実はその時から、僕は君のイヤホンジャックに抜き挿ししたそのプラグを、お気に入りの携帯電話のイヤホンジャックにも挿していたんだ。今だから言えることだけれどね。

こんな僕のことを、軽い男だと思うかな。ごめんね。

 

この年は僕が受験勉強で忙しかった頃だね。

携帯電話と違って君はインターネットに接続できないから、受験勉強のお供にはもってこいだったね。毎日内緒で学校につれてきて、秘密の時間を過ごしたね。

 

あのころは本当に大変で、君に当たっちゃう事もあったけれど、それでも君は美しい歌声を聴かせて僕のことを慰めてくれたね。

 

ただ、本当に1度の気の迷いだったんだ。大事だったはずの君にrock boxを入れてしまって、Appleのサポート規約違反にしてしまったね。

shopdd.jp

.mp3だけじゃなくて、.flacファイルが聴きたいだなんて、そんな事思ってしまった僕が間違っていたよ。

 

結局インストールには成功したけれど、なんだか使い方がよくわからずすぐにもとに戻したよね。

 

罪悪感で押しつぶされそうだった僕に、再起動した君はいつもと同じようにりんごを一口かじったような笑顔を僕に見せてくれたね。

 

それからだね、僕が君のための音源をALACで管理するようになったのは。

 

2016年

2016年は僕が大学に入学した年だ。

僕は一人暮らしということにして実家から出たけれど、念願だったipod Classicとの同棲生活のスタートだったね。

 

最初はお互いてんやわんやで、新築のノートPCにItunesをインストールしたり、間違って音源を削除しちゃったりといろいろ失敗もしたっけ。

 

でも僕は必死にアルバイトしてお金をためて、高音質なイヤホンを買ったよね。

 

ER-4 XR。君もとてもお気に入りだったね。

 

携帯電話で音楽を聞くことは殆どなくなって、君専用のイヤホンだったね。

 音質に拘り始めたのもこの頃だったね。僕は君がもっと輝けるように、ポタアンを買うことを決心したんだ。

2017年

 

君のためにポータブルアンプを買ったよね。覚えているかな?

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中古のポタアンだったけれど、君は喜んでくれたよね。

 

とても良い音質で、僕の耳に幸せを届けてくれたね。

君が嬉しそうに音量を上げるから、つい嬉しくなってもっと高いイヤホンを買ったね。

 僕は携帯電話をiPhone 7 に変えたから、正真正銘ipod Classicのためだけのイヤホンだった。

覚えているかな。電車を乗り継いで行った「e☆イヤホン 名古屋大須店」のデートのこと。

僕が他のプレイヤーの事を見てたら、君は怒って音量を最大にしてたっけ。(笑)

あのときはごめんね。

 

2人でいろんなイヤホンを試聴して、結局買ったのは64 AUDIOのU4-SEだったね。

本当に給料三ヶ月分を溜めてやっと買える価格のイヤホンだったけれど、解像度、装着感、機能、帯域バランス何をとっても1流のイヤホンだったね。僕も君も嬉しくなって、より一層一緒にいる時間が増えたね。

 

そういえば、君が家出したときのこと覚えているかな。

きっかけは些細なすれ違いだった。授業に集中していた僕は、君を電気電子工学科の教室に残したまま家に帰っちゃったんだよね。

 

翌日、授業もないのに君を探しに大学までいって探し回った。

結局きみは、事務室の落とし物コーナーで泣いてたんだっけ。なぜか建築工学科の教室で見つかって、事務室のおじさんに保護されたんだっけ。

 

 

君が建築工学科のDQNに何されたのか想像するだけでも悔しいけれど、君は何も言わず僕に「愛をこめて花束を」を聴かせてくれたね。

家に帰って2日分、お腹いっぱい充電したよね。

 

2018年

君に謝らないといけないことがある。

もう1年近く、表面上では君と仲良くしていたけれど、僕は実はスピーカーに手を出していたんだ。

こんなこと言っても信じてもらえないかもしれない。だけど、本当にやましい気持ちなかったんだ。ただ、最初は友達同士だったんだ。

 

でも何度もリスニングを重ねていくうちに、虜になってしまった。

他のプレイヤーに、しかも据え置きプレーヤーと君を比べることなんて出来っこないさ。

そう、思っていた。

でも、Ipadで簡単に操作できてイヤホンもヘッドフォンも着けなくていいリスニング体験をさせられちゃったら、君と付き合っているのが窮屈に感じちゃったんだ。

 

もう、僕ら限界みたいだ。

前みたいに、君とポタアンわざわざどちらも充電して、重いし大きいのにポケットに入れて、有線っていうのに、疲れちゃったんだ。

 

最後は一言、「出品」

 

それっきり君は家に帰ってこない。

 

今頃どこでどうしているのかな。

目に浮かぶ照れた後ろ姿に会いたいな。

youtu.be

最後にもっと優しい言葉をかけてあげられなかったことをとても後悔しているよ。

いつか君がこのブログに辿り着いたら、この言葉を伝えたい

「ありがとう、さようなら」

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書き終えて。。。

 

なにこれ?

 

なんだこの駄文。またインターネットデブリを生み出してしまった。数kBであってもはてなブログ様のサーバー容量を余分に使用してしまったことが申し訳無い。

 

というか、ただヤフオクで売ったよ~っていう報告だけのつもりだったんだが。

中古で購入したiPodの前の所有者がこんなことブログに書いてるってこと知ったら、即転売するわ。マジで書き終えるまで苦痛だった。キモすぎるな。

 

というか最後のあたりはマジで本音です。有線めちゃくちゃ煩わしい。

iPod Clasicには確かにある程度の愛情を持って使ってたけど、SpotifyBluetoothイヤホン✕iPhone7っていう最強の布陣の前には過去の遺産だ。

 

みんなも中古相場が下がり切る前に売ろう。

NT-505がファームウェアアップデートv1.10で攻守ともに最強になった

攻守ってなんだよ。

 

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愛用しているNT-505にファームウェアアップデートが来た。それについては

TEAC NT-505のMQA対応で高まるハイレゾストリーミングの可能性

で既に触れたことなんだけれど…

 

いや今回のファームウェアアップデート、MQA対応なんてどうでもいいくらいもっと書かないといけないことあるぞ!?

 

 

というのも、もう4ヶ月前の記事になるんだけどこれを見てほしい。

私はこれ以前に「sonica DAC」を所持していた。ES9038proを十万円という価格で搭載していることを売りにしていて、事実高音質。低価格帯のDAC市場を圧倒的なスペックで蹂躙し、あっという間に販売終了したあのモンスターマシンだ。

 

それに代わって購入したNT-505だったが、これまたハイエンドチップAK4497を2基搭載しているDACなだけあって、音質では引けを取らないレベルであった。

 

音質では。

 

sonica DACは音質だけでなく、操作性についても十分なものを備えていた。まあ、公開のサブタイトルの「攻守」っていうのは「音質/操作性」ってことですな。

 

国内産ネットワークプレイヤーのアプリがアレほどおそまつなのに比べて、さすが米国の企業というべきか、それらとは1段階上のアプリの完成度。

 

それに加えて、細かいところでも配慮されつくされた設計であった。具体的には、「ソースの自動選択」の存在だ。

 

これに関しては国内製品についても、対応しているものもあるししていないものもある。要は、例えば光入力を使用していた状態から、Spotify ConnectやAirplayを試みた場合に、自動的に光入力からネットワーク入力に切り替える機能だ。

 

もちろんわざわざソースを変更せずとも、アプリからNAS内の音源を再生させた場合でも同様に自動でソースを切り替える。このような機能がsonica DACには当然のごとく備わっていた。

 

が、しかし。

 

NT-505はこのような機能がなく、スマホからネットワーク再生を開始して、その後ネットワーク入力に手動で切り替える必要があった。

手順がたった一つ増えるだけのの違いだが、実際これが結構煩わしいのだ。しかも、アプリでソースを切り替えることができるわけではないのでリモコンを探さないといけない。

 

ところが、v1.10のファームウェアアップデートを行なったところ、以上の機能がしれーっと追加されてやがるのだ!OPT1からAirplay,SpotifyConnect,ネットワーク再生をしてみると、自動でソースがNETに切り替わることを確認した。

 

えー、なんでこんな良アプデを内緒でやっちゃうの??ww

 

 

 

 

実はレビュー記事を書いたあとに、TEACにメールを送っていたんだよね。ソース自動切り替え機能をアップデートで追加してくださいって。

まあ、こういう機能の追加がファームウェアアップデートで可能なのかどうかはわからなかったのであんまり期待していなかったし、TEACのサポートからの返信も「担当部署に伝えておきます」みたいな感じだったのであんまり期待していなかった。

 

それが、今回きちっと要望を叶えてくれている。

やるじゃんTEAC

 

1つの意見であっても直せるところは直すっていうのは、ユーザーとしてはとてもありがたい。こういう修正が可能っていうのはネットワークプレイヤーならではの特徴だよね。

 

もう一つなのが、BluetoothでNT-505を選択したときはソース自動切り替えが働かない。どうやらネットワーク入力限定の機能らしい。

まあ、NT-505のBluetooth機能自体がソースがBluetoothになっていないときは接続すらできないのでこれに限っては仕様ということか。

 

因みにsonica DACではBluetoothでもソース自動切り替えが使えた。これによってスマートスピーカーで「Alexa,Bluetoothで繋げて」みたいな命令をすれば自動でsonicaDACにつながるようにしていたので、メインスピーカーでスマートスピーカー体験をすることが出来た。

 

今となってはNT-505には声の操作だけでBluetoothをつなげることができなくなってしまったので、Echo Dotもホコリを被っている状態だ。

 

とはいえ、これ以上は望まないよ。TEACさん、お疲れ様です。また一つNT-505が最高のNWPに近づきました。

器用貧乏な「Airplay 2」ではAppleは何も成し遂げられない。

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iosがバージョンを11.4にアップデートし、新たにAirPlay2という規格が登場したぞ。

Airplayっていうのがどういうものなのかは知っている人も多いよね。Apple製品を用いて、同じネットワーク内にある機器でメディアを再生する機能のことだ。

 

Macを用いて有線でも使用可能だが、もっぱら主に使われるのはwifiを用いた無線によるミラーリングだと思う。AppleTVやAmazon FireTVなんかの端末を使えばテレビやパソコンのディスプレイにiphoneの画面を写すことができるし、Airplay対応のオーディオ機器を使ってiphoneで再生した音楽をそちらで流したりすることもできる。

 

そんな便利なAirPlayだが、今回新規格が登場したことでどんなもんになってくれたのか。端的に言って…うーん。ってかんじだ。

 

私がAirPlayにもとめていたことと言えばさらなる高音質化か、あるいはミラーリングした際の操作と描写における遅延解消みたいなものだ。というかそれぐらいしかなかった。現状のAirplayは規格としてほとんど完成されていて(その点もさすがAppleというか)これ以上を求めようというのも贅沢な話だった。とはいえ向上心がなければ技術が停滞してしまう。そもそもそんな状況で、Airplayという規格が進歩すること自体すばらしいことだとは思う。

AirPlay2になって新たに追加された機能のなかでめぼしいものは「マルチルーム再生」だろう。あるいは上述したミラーリングした際の操作と描写における遅延も多少改善されているらしいがこちらはひとまず置いておこう。

 

マルチルーム再生。例えばiphoneを操作、もしくはsiriを使って、任意の部屋で音楽をかけるようにする技術だ。

 

AirPlay2が何のために登場したかと言えば、そこにはスマートスピーカーという言葉がついて回るだろう。

 

Appleは2月9日にスマートスピーカー「Home Pod」を発売した。これは未だ米国のみでの販売にとどまっているが、Airplay2の実装はHome podの普及を見越してのことだと思われる。

 

要は家庭内のネットワークにいくつものHome podを接続させておけば、それぞれに対してAirPlay2のマルチルーム再生を活かすことができる。

 

 

まあ、これが実際のこと必要なのかどうかって前提もある。

というのも私のようなオーディオオタクっていうのは、極上のオーディオ機器がワンセット揃っていればそれでいいって人だ。1機のアンプとプレイヤーに、1ペアのスピーカーがあればそれで良い。それをいくつもの部屋に揃えようなんて言うのはよほど贅沢なお金の使い方をする人だろうし、実際そんな人はいない。いくらHome podが高音質を言われたところで、上に書いたみたいなガチのオーディオ機器に勝てる音質では到底無いのでオーディオマニアはマルチルーム再生には見向きもしないだろう。

 

で、あればだよ?マルチルーム再生が必要なのは誰なの?っていう話になるけど…これが突き詰めて考えてみるとよくわからないんだよね。

 

例えば一人で住んでる人なら、ワンルームとかそんなサイズの部屋でAirplay2のマルチルーム再生を活かすことなんてできない。という前提の元考えればターゲットは世帯を持っている人になるはずだ。

 

とはいっても自宅でそんな部屋をコロコロ歩き回るかね?唯一、掃除機をかけたり洗濯物干したりなんかしようと思ったらいろんな部屋を行き来するかも知れないけれどさ…

 

そもそもHome podは349ドルという強気の価格設定だ。GoogleAmazonスマートスピーカーが安価なものでは50ドル前後で購入できることを考えると、いくら技術が詰め込まれていても相応の機能が使えなければ意味がない。要は、マルチルーム再生を使うために複数台買うというならもっと低価格なものでなければ購入しない、という層は少なくないはず。まあ経済的に安定しているお米の国の方々なら話は別なのかも知れないけれど。

 

というかそもそも、スマートスピーカーで得られる「IoT」とマルチルーム再生というのがアンマッチなのだ。スマートスピーカーによる「IoT」機器の普及によって座りながら声だけでIoT家電を操作したり、ロボット掃除機を動かしたりどんどん動かなくていい環境を作り出しているというのに、マルチルーム再生を使う機会があるのだろうか??

 

 

その上、このマルチルーム再生を行うにはもう一つハードルがある。それはSiriによる操作を使うには、Apple Musicに加入しているか、ライブラリに該当楽曲が存在する必要があるということだ。

 

先程述べたように、オーディオマニアはマルチルーム再生を使わない。そのうえで考えてほしいのが、まずライブラリの楽曲をsiriに見つけることができるか??オーディオマニアでない一般的なユーザーが、タグ付けの事なんて考えるのか?

ライブラリの楽曲管理がちゃんと行われていなければsiriに見つけてもらうことはできない。iTunesのライブラリでタグ付けがキチンと行われているかどうかという話だ。そもそも日本でしようとする場合、楽曲管理においては必ずしも漢字がネックになると思う。

 

名前順にソートしたときに「一青窈」がライブラリの上位にいたりしないだろうか?

 

「いちとよう」ではなく「ひととよう」。音声認識を行う上ではこれは結構厄介で、例えばApple music内の音楽を再生したい場合であれば、「Apple music側で」読み仮名を付けてやれば良いのだが自分のライブラリの楽曲となるとそれは別だ。iTunesを開いて読み仮名を設定してやる必要がある。そんなことを全ユーザーに負担させるのかね??

 

問題のApple musicもどの程度普及しているかと言えば、市場を牛耳っているとは言えない。今回の件しかりApple musicは他のサブスクリプションサービスとの差別化に「Apple製品との連携」を売りにしている。

 

とは言え、Verto Analyticsの発表において、米国のサブスクリプションサービスのシェア率ではSpotifyと競っているのが現状で、未だ覇権を奪っているという状況には至っていない。

The Verto index: What are the most popular streaming music services?

 

なぜならSpotifyは最高のサブスクリプションサービスだからだ。

というのは冗談にしろ、これには理由がある。SpotifyAppleのような閉じたコミュニティではなく、対応製品が多くのメーカーに及ぶ特徴がある。特にAmazon Echoシリーズの対応によって米国には広く普及している。

 

スマートスピーカー市場で言えば下記リンクを参考にすると

アマゾンだけで米国EC市場のシェア43%、止まらない成長の理由 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ | ネットショップ担当者フォーラム

Amazon Echoシリーズだけで43%。これにGoogleAppleが追随するのだが、シェア率ではAmazonに分がある。

 

AirPlay2の登場によって、果たしてマルチルーム再生ができるようになってHome podが更に普及するのか??

 

優秀なAirplayという規格に、蛇足を加えてしまう結果にならないだろうか?

因みに、ミラーリングはできないもののマルチルーム再生というのはAmazon Echoシリーズではとっくに搭載されている機能だ。

 

長々と話してしまったが、Appleはもうiphoneipadだけ作っていてそれ以上手を広げなくても良いのでは…MicrosoftがOS開発のノウハウを生かして乗り出したWindouePhoneは結局鳴かず飛ばずだった過去を考えると、Microsoftを過去のものとしたAppleが無理に時流に乗ろうとしているように見えてならないぞというのが、1ユーザーとしての感想だ。