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アニおと!!見聞録~アニメと音楽の個人ブログ~

アニメと音楽に関する個人ブログです。アニメやAV機器のレビューをします。

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Nmodeのアンプ どれを買うか本気出して考えてみた

全部魅力的なのよね

 

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なんだこの画像。

 

さて、これまでX-PW1のデュアル、X-PM7と試聴してきた。

結果としてNmodeのアンプに対して私が感じたのは、アタックが強くスピード感がある、ロックや打ち込みととても相性がいいといったものだ。

 

これはきっと1bitアンプという特性上だとは思うが、普段ロックばかり聴いている私からすればこれらのジャンルに特化されているというのはとても好印象だ。

てかもうNmodeのアンプ以外考えられない。

 

改めてこれらの機種を比べてみる。

X-PW1はそのまま使ってもまあまあ、デュアルにするとパワーあふれる音に化ける。

このゴリゴリ感は正直つまらん優等生感しか感じなかったうちのスピーカー、B&W CM8がいきいきと鳴り出すのを感じた。

ここのところB&Wの、特にCMシリーズのようなフラット傾向のスピーカーではロックを聴くのには適していないんじゃないかと思っていた。解像度の高さと高温域の綺麗さは兼ね備えていたものの、力強さとは無縁だったから。

 

しかしPW1でものっそいアタック効かせて米津玄師とか鳴らすのを聴く限り、Nmodeのアンプの底力を見せつけられた感がある。

 

PW1の欠点としては解像度。デジアン的な解像度の高さはあるものの、私が以前使っていたアナログアンプ(primare i21)と比べると、よく聴いたところでどうも物足りなさを感じてしまう。

 

しかしそのコンパクトさも含め、実力としては大したものだった。

機能面ではモノで使う場合バランスとアンバランスが1端子ずつしか備えられていなかったが、わたしは入力のスイッチを全てDACで処理していることと、アナログ入力がレコードプレーヤー1基のみであることから、正直その点はマイナスポイントになり得なかった。

というかむしろ無駄な機能が削がれている分こちらのほうが好印象だった。

 

ちなみに、福岡のY田苑様ではPW1の改造を行っていて、X-PW1SEというものが存在するらしい。これは既存のPW1と比べて解像度の向上が見られるらしく、選択肢の一つに入る。

 

比べてX-PM7。

やはり上位機種なだけあって、PW1で物足りなかった解像度は全く気にならない。どころか聴いてすぐわかるほどの高解像度を見せてくれた。

 

音の傾向で言えば、PW1は解像度が少しだけ足りていないことや、そもそもソールボーイスピーカーを鳴らすという事自体が不相応なのかわからないがもっと荒々しいサウンドだったように感じた。PM7は力強さ、アタック感は感じさせつつも荒々しいと言うよりは完全にスピーカーを制御した上で鳴らしている感があった。その点で、PW1の様な荒々しさはむしろ私にとってはプラスにも感じられる。

PM7の包み込むようなパワーと、PW1の振り切れるようなパワーと、どちらも一長一短に思えた。

 

PW1では先程言ったように入力端子が少なかったが、PM7は入力端子が5つ、そのうちバランスが2つも付いている。私にとっては不要だがべつにあったところで不便ではない。

 

私にとって機能面でPM7に優位を感じているのはPW1と違ってボリュームがコントロールしやすいことだ。PW1はデュアルモノで使う場合2基のバランスを取って音量を決定しなければならないが、PM7なら1基でステレオ運用でも十分出力が期待できるためそんな事しなくても良い。

 

逆に、左右のバランス調節は取れない。PW1なら左右の音をそれぞれ調整してバランスが取れるがPM7だとそうは行かない。別にへんな形の部屋で聴くわけじゃないから良いのかもしれないが、アンプによっては左右バランスを取る機能がついているものもある。これはPM7にはない機能だ。

 

PM7でも十分満足が得られたが、より上位のX-PM100はどうだろう。

ネット上の評価を見る限り、PM100の特徴は「アナログアンプっぽい」「PM7より低域の厚みが増える」こと。

私がPW1やPM7に感じていたパワー感は、言われてみればデジタルアンプっぽさからくるものかもしれない。

低域の厚みが増えるのは良いポイントだが、PM7でも十分低音は出ている上に、スピード感のあるキックが魅力の一つだ。厚みが増えたらこのスピード感が損なわれてしまうかもしれない。

 

勿論こんなものは上位機種を買えない貧民の苦し紛れの言葉だが、そんなわけで私はPM100は買えないし買わない。

 

中古のみになってしまうがX-PM10というのもある。PW7以前のラインナップで、現在ではパーツの生産がストップしたために製造していないらしいが評価は高い。

 

特に、PM100を購入した人でもPM10は別物ということでどちらも所持したまま、なんて場合もあるほどだ。

スピード感は現在のラインナップより更に高く高音の伸びは素晴らしい…らしい。

しかし低域の量感で言ったらPM7やPM100と比べると劣るらしい。この点でも、ロックを主に聞く私には少し合わないような気がする。

 

というわけで私の購入案は3つに絞られた。

  • X-PW1*2基 140000円
  • X-PW1SE*2基 160000円
  • X-PM7 210000円

なるほど…数字にしてみるとなんて高い買い物なんだろう(笑

 

PW1とPW1SEに価格差ほどの違いがあるのか。もっと言えばPW1SEとPM7の間に5万円の差額がある。コレほどの違いがあるのか。

 

正直PW1SEの試聴もしたいが、これ以上借りるのも申し訳ない…

 

こんなわけで、しばらく悩んでみようと思います。新野でした。