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アニおと!!見聞録~アニメと音楽の個人ブログ~

アニメと音楽に関する個人ブログです。アニメやAV機器のレビューをします。

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ニュー速VIPを彩った懐かしの名曲たち10選【kobaryu、らっぷびと、etc…】

 

 

 

新野です。ブログタイトルを見てほしい。懐かしい名前でしょう。kobaryuらっぷびとキバヤシなんて名前も知ってるんじゃないかな?

 

 

そしてニュー速VIP。今でこそなんJという強大勢力、嫌儲という厄介勢力に挟まれてキッズの遊び場となっているけれど、かつて2chの中でもトップの勢いを誇り、数々の迷スレ珍事件を巻き起こしたあの板のこと。知らないわけはないはずだ。

 

今日はニュー速VIPで作られた数々の名曲を紹介していこうと思う。名曲の基準なんて無いが、かつてのニュー速VIPを知っている人でも知らない人でもこれらの楽曲から、彼らの熱意、そして「VIPクオリティ」を感じてほしい。

では、早速いってみよう。

 

冒険でしょでしょRAP

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まず最初に紹介するのは「冒険でしょでしょRAP」だ。

涼宮ハルヒの憂鬱1期OPの「冒険でしょでしょ?」にラップを組み合わせたもので、実際にラップ中には本来の歌詞とも組み合わされたリリックがあり、その完成度の高さはVIPPERに「クオリティタカス」と言わしめるほどだ。

 

歌っているのはらっぷびと。彼はVIPでの活躍のほか、初期からニコニコ動画で活躍していた歌い手で、様々なアニソンをラップアレンジするという独特の手法で人気を集め2009年にはメジャーデビューも果たしている。また、2017年にはワンマンライブを開催するなど現在でも精力的な活動をしている。

雪、無音、窓辺にて、キバヤシ

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この曲は同じく涼宮ハルヒの憂鬱から、長門有希によるキャラクターソング、「雪、無音、窓辺にて」をMMRキバヤシを名乗る男が合いの手を入れる、という曲だ。

 

MMRが何か知らない人は

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これの元ネタだと思っていただければ良い。

曲としては単純だが、前述した冒険でしょでしょRAPに引き続きハルヒを題材にした楽曲である。VIPでは様々な流行り廃りがあったがその中でもハルヒは長きに渡ってとくに頻出と言っていいほど根強い人気を持っていた。

原曲中には長門有希(CV.茅原実里)によるセリフパートもあり、これとキバヤシの掛け合いが魅力的だ。

 

ちなみに私は、「俺はキバヤシ」の部分で久しぶりに聞いて吹いてしまった。

 

ちなみにこの曲をもとに数々の「雪、無音~」系の動画がニコニコ動画で作られることになる。その最たるものが

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この「雪、無音、ダンボールにて、スネークと」だろう。ニコニコにハマっている人なら1度は聞いたことがあるかもしれない。

 

Winnyダウンロード

 

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なつかしのFLASH動画。

原曲は仲間由紀恵さんの「恋のダウンロード」である。この曲は有志のVIPPERが投稿し、当時カラオケ板で活動していた雌豚閣下さんによる替え歌だ。

 

実際に原曲を聞いてみると、鼻声であることも相まって相当似てる…。実際歌自体も上手いので流石というところ。

 

Winnyとは当時使われていたファイル共有ソフトで、著作権などの面から違法性の高いファイルのやり取りに使われていたり、ファイルの流出などが起こったりと様々な事件を巻き起こした。有名なものだと村…ケツ毛バーガーとか。

 

このFLASH動画はもともとhttp://www.omosiro-flash.com/flash/winny.htmlにあったのだが、残念ながら現在ではリンク切れしている。多くの名作FLASHがどんどんインターネットから姿を消していることを考えるとなんだか寂しい気持ちになってしまう。

 

VIPブリッジの死闘

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FF5において、ギルガメッシュとの戦闘で流れる名曲「ビッグブリッヂの死闘」を替え歌したものだ。

これに関しては、詳しいことがよくわからない。複数のVIPPERが謳ったものであろう音源がネット上に残されているということが事実だ。作成時期は2006年ごろと言われている。

こちらの動画は2006年に投稿されており、youtube黎明期のものである。動画自体はFLASHで作られているようで、そのキャプチャーが投稿されたものだろう。

 

ところで当時はなぜかやたらビッグブリッヂの死闘をもじった替え歌やMADが多かった気がする。何故だったんだろう。

 

さくらんぼVIP

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原曲はOTOKOのさくらんぼキッス。こちらも替え歌の楽曲だ。

聞いてもらえばわかるが…本当に懐かしい用語で溢れている。

基本的には2chにハマるニートを揶揄した内容と他のVIPソングと代わりはないが、歌詞中には●、FOX★、祭りで規制、今北産業…現在の5chではもう使われていないような用語がたっぷり入っていて、当時を知っている人ならノスタルジーに浸ることができるだろう。

 

おもえばなんJの隆盛もあってか、現在ネット上で見かけるスラングは猛虎弁ばかりになっている。古代2ch語が話されることなんてこれからあるのだろうか…

 

歌詞もそうだが歌唱のクオリティも高く、男が幼女の声を出そうとしている必死感がとても好きだ。

 

 Rainbow Girl

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言わずと知れたド名曲。元は「作曲できるやつちょっと来い」スレにおいて作られたもので、今聞いても色あせない魅力がある。

ニコニコ動画youtubeがまだ黎明期の頃はネット上のクリエイターの多くは個人サイトであるか、あるいは2chで活動していた。たまたま点と点が重なったんだろうなー、こんな良い歌詞にこんなクオリティの高い曲が付けられるなんて。

ちょっと来いといわれておいそれと作曲できるものなのか…なんだか今考えてもすごい。

 

この曲はニコニコ動画ではメドレーシリーズの「七色のニコニコ動画」にも登場してVIPソングの中でも特に知名度の高い楽曲になっている。

 

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7番目に紹介するのは、黎明期にニュー速VIPのテーマソングとして作られた「7」だ。一文字だけだから探すのに苦労した…

歌詞は全て安価で作られており、全く掴み所がなく一体感がないのもまた魅力だ。

ちなみに安価と作曲の模様は珍しく過去スレが残っているためそちらを参考にしてほしい。

https://ex7.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1089225761/

http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1089860161/

 

歌唱しているのはビートまりお。言わずと知れた歌い手界隈では最古参とも言っていい人物である。東方の同人サークルを主催している人物で、ニコニコ動画を始めとしてライブなども行っている活躍の幅が広い人物だ。

 

「溶けた氷の中に処女が居たらタマタマシコシコしてみたいね」って天才的な歌詞だと思わない?

ZERO-ONE(simon respect mix + H + more)

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ゼロッワーン!!

原曲の「ZERO-ONEbeatmaniaⅡDXの楽曲であり、それをを同人音楽サークルのDiverse Systemがアレンジしたものが上記の動画のものだ。

 

さまざまな曲に割り込んでキカイダー01のゼロッワーン!!の部分が繋がる、というアレンジを延々繰り返すもので中毒性が高いのが特徴。

 

当時の2chではネットラジオが流行っており、ZERO-ONEはその中で多くのネットラジオに流されたため前述の中毒性も相まってかつてのVIPPERの心を鷲掴みにしたのだ。

 

同人サークルで作られたものということで他の楽曲と比べてもクオリティが段違いである。

 

 VIP STAR

 

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インターネットの歴史に残ると言ってもいい名曲。

いわずもがな元ネタは平井堅のPOP STAR。

 

替え歌の内容は王道であるニートやねらーを対象にした「俺らの歌」で、歌っているのはkobaryu氏。平井堅にとても良く似た声だが実際にVIP STAR以降はボーカリストとして活動もしていた。ちなみにkobaryu氏はその後2016年に活動を終えている。

 

そのクオリティは高く、ニュー速VIP上では大いに盛り上がり、「7」に代わるニュー速VIPの代表曲となった。原曲のポップさも相まってインターネット上に広く拡散されたためある程度ネットをしていれば必ず出会うだろうというレベルで、歴史に残る名曲。

 

 旅勃ちの日に

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ラストを飾るのはこの曲。VIPPERによる合唱で、原曲は言わずと知れた「旅立ちの日に

特別なことがあるわけではないが、久しぶりに聞いて歌詞に感動してしまった。冗談ではない。大マジだ。

懐かしいあのコピペ ふと目に留まる

低脳な煽り合いに 泣いたあの時

おっぱいのために 熱く両手ふるわせ 

けっきょく釣られたけど チンポを強く握り

勇気をマウスにこめて 希望のレスにのり

このスレの>>1さんに 夢をたくして 

 …

泣ける。歌詞の全てが懐かしい。

作詞者は数年後に人知れず弱小ブログの管理人が感動していることなど知らないだろうし、私も作詞者が誰かなんてわからない。それも匿名のよさである。

 

現在でこそ様々なサイトがあり、制作物を投稿する場も多く、クリエイターに恵まれた環境ができあがっているがVIP全盛期と呼ばれた頃のVIPクオリティはまさにクリエイターたちが集まっていたために生まれた言葉なのだろうなぁ。

 

 

以上です。

本当にいろんな曲がありますね。紹介したVIPソング以外にも、まだまだ余裕で数百曲単位で存在しているはずです。

そんなかつての名曲たちを、かつての2chが帰ってこないからこそ時々思い出すのも良いんじゃないかなあと思います。

それでは。